ヨッシーアイランド

ストーリー提供:kororoさん

ものがたり・・・

むかしむかしのお話です…。
赤ちゃんとヨッシーのお話です…。

 夜明け前の暗い空を、一羽のコウノトリが大慌てですっ飛んで行きます。
そのくちばしに、今日生まれる双子の赤ちゃんをしっかりとくわえて、パパとママのところへ急ぐ急ぐ!
 と、そのとき雲の合間から猛スピードで突っ込んでくるひとつの影が!!

「キィー!ウキィー!その赤ちゃんいただくぜ〜!」

 そいつはそう叫ぶとすれちがいざまに赤ちゃんをひったくっていきました。
ところがなんということでしょう。ひったくったのはひとりだけ。もう一方の赤ちゃんは海に向かって
                                               まっ逆さま・・・。
あっ・・・

 そいつの名はクッパ王国の魔法使いカメック。クッパ一族に災いをもたらす双子が生まれるという夕べの占いにしたがって、コウノトリを待ちぶせしていたようです。
 城にもどったものの、赤ちゃんをひとり捕らえ損ねたことに気づいたカメックは、手下を集めて命令しました、

「もうひとりの赤ちゃんを探してくるので〜す!!
ふたりのパパとママには
      絶対渡しちゃいけませ〜ん!!」

 一方、落ちていった赤ちゃんは、ラッキーなことに海ではなくて、とある島をお散歩中のヨッシーの背中に無事着陸したのでした。
 しかも何かが描かれた地図といっしょに…。


 ここはヨッシーアイランド。ヨッシーたちのすみかです。のん気で楽しいヨッシーたちも、こいつはたいへん一大事!
 みんなで相談していると、赤ちゃんがアッチアッチと指さします。
そう、さらわれた赤ちゃんの居場所がこの子には感じられるのです。
 それならということで、ヨッシーたちはみんなで赤ちゃんをリレーして運ぶことにしました。
 まずはみどりのヨッシー。背中に赤ちゃんを乗っけて、赤ちゃんの指差す方向へと出発です。

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