トルネコの大冒険

世界一の武器商人を夢見てトルネコの冒険が始まった

ある町に、世界一の武器商人になることを夢見るひとりの男が住んでいました。その名はトルネコ。

夢を追い続けるトルネコは、ある日家族を連れて旅に出ました。目ざすは「不思議のダンジョン」……。

●トルネコの大きな夢。

エンドールのはるか北にある小さな町、レイクナバ。武器屋の親方のもとでせっせと働くトルネコは、優しい妻ネネと、生まれたばかりの息子との3人で、幸せに暮らしていました。しかし、トルネコには大きな夢がありました。いずれは独立して店を持つこと。そして、世界一の武器商人になり、この世界にある、最高の剣や貴重な盾をこの手で扱うこと。それが、トルネコが胸に秘めた、大きな夢だったのです。

●トルネコに、気になる噂…。

夢を実現するため、トルネコはさまざまな冒険にチャレンジしました。鉄の金庫を探しに洞窟へ入ったり、エンドールとボンモールの戦いをふせいだり、色々なことがありました。努力のかいあって、ついにエンドールにお店を出すこともできました。ネネと息子のポポロを呼び寄せての新しい生活。お店は、商売上手のネネのお陰で大繁盛です。

そんなある日、トルネコは「不思議のダンジョン」の噂を耳にしたのです。トルネコの血が騒ぎました。「どんな宝物が埋まっているのだろう。見てみたい、さわってみたい…。」でも、お店はどうしたらいいでしょう。トルネコは悩みました。

そんなトルネコに、ネネが笑いかけました。

「行きましょうよ、あなた! そんなすごい宝物なら私も見てみたいわ。お店は、着いた村でまた始めればいいじゃない!」

●不思議のダンジョンを目ざして。

こうして、トルネコ一家の旅が始まりました。海を越え、山を越え、旅は何年も続きました。たのしみな洞窟探検を目ざしているのですから、長い旅もつらくはありません。そして今、ようやく不思議のダンジョンにたどりついたのです。待ちに待ったダンジョンの入り口はすぐそこです。さぁ、王様から手引き書をよく読んでから、さっそくチャレンジしてみましょう!

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