星霊狩り

ストーリー提供:舞野さん

それは、ミウのいえで起こった。
その日、ミウの16歳の誕生にを、彼女の同級生ミチムネとミウの祖父が祝っていた。
親代わりにミウを育てたおじいさんは、
「これでミウもりっぱな大人じゃな。いつでも嫁にいけるぞ、のう、ミチムネ、ふぉっふぉっふぉっ」
と上機嫌! 3人にとって、平和そのもののバースディパーティだった。
と、そのときだった。あたりが急に暗くなり、そしてぶきみな声が響いた。
「フッフッフッ久しぶりだな」
暗闇から巨大な顔が浮かんだ。
「き、きさまはローゼンクロイツ!まさか生きていたとは……」
おじいさんの顔から血の気が失せていった。
「私がこの日を忘れるわけがなかろう。100年もの間ずっと待っていたのだ」
ローゼンクロイツと呼ばれた顔は言った。
「きさまは、ミウを使ってあの力を手に入れるつもりじゃな!」
とおじいさんが叫んだ。
「フッフッフッ、そういうことだ。娘はもらっていくぞ!」
そういうとローゼンクロイツはおじいさんを倒し、ミウを連れ去ろうとした。
ミチムネはそれを阻止しようとしたが、逆にローゼンクロイツに返り討ちにあい、気を失ってしまった。
ミチムネが気が付いたのは病院のベッドの上だった。
彼はこれまで怒ったことを考えてみた。
が、ますます謎が深まるばかりだった。
しかし、ここでミチムネはこの謎のカギを握ると思われる草野教授と巡り会う。
そして、「君には秘められた力がある。その力を目覚めさせればすべての謎は解 き明 かされる」と
教授はミチムネに言った。
果たしてこの男は敵か? 味方か? が、それを詮索する前にミウを助け出さなければ! ミチムネは、何かとんでもない事件に巻き込まれてしまったことを直感した。
そして彼は、草野教授とともに謎の解明と未知の敵に向かって旅立った、愛する者を救うために……

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