ガデュリン
ストーリー提供:霧海さん
★物語の説明
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とおいとおいむかし、宇宙のどこかに、銀河系のすべてを支配した宇宙種族がいました。その種族はいくつも巨大な宇宙船をもっていて、宇宙のあちこちを飛びまわりながら、たくさんの宇宙人を集めていました、彼らは平和好きで、やさしい心で銀河系を統一していました。支配されていた多くの宇宙人たちも、そのことに不満をもつことはありませんでした。 しかし宇宙種族には、ずっとむかしから戦いつづけている敵がいました。その敵は、宇宙種族とはまったく違 うかたちをした生物で、科学のかわりに超能力を手に入れた化物でした。その化物は、銀河系の外からやってきました。宇宙種族の命そのものを自分の栄養にしていまう恐ろしい相手だったのです。 いろいろな超能力をつかう敵に、宇宙種族は科学文明のかぎりをつくして戦いました。魔法という、科学を利用した超能力までつくり出して抵抗したのです。しかし、ながいながい戦いのすえ、さすがの宇宙種族もとうとう敵を防ぎきれなくなってしまいました。そこで彼らは、大マゼラン雲へと逃げのびることにしました。そして、いくつもの巨大宇宙船が見すてられ、宇宙をさまようことになったのです。 宇宙種族の名前をガヴァナーといい、戦っている化物をズールといいました。そして、宇宙をさまようことになった巨大宇宙船のひとつこそが自航惑星ガデュリンでした。 |
★イントロ・ストーリィ |
西暦2412年。 地球から、宇宙を調査するために一隻の宇宙船が飛びたちました。その宇宙船は、人間が住むことのできる星を探すために出発したのでした。そして船は、ワープの途中で、ぐうぜんガデュリンのそばを通りかかりました。いきなりガデュリンのバリアーにふれた宇宙船は、コントロールを失って墜落してしまいました。 宇宙船にたったひとりで乗っていたリュウは、あわてて脱出レバーを押しました。たちまち脱出ポッドが宇宙船から発射され、なんとかリュウはガデュリンにたどりつくことができました。 でも、宇宙船はバラバラにこわれています。脱出ポッドでは、地球に帰ることはできません。せっかく未知の星を発見したというのに、リュウには地球に帰る方法がなくなってしまったのです。 「地球に帰りたい!そしてこの星のことを、みんなに知らせるんだ!」 リュウは、なんとしても地球に帰りたい、と思いました。そして、その方法をさがすために、ガデュリンの世界を冒険することを決心しました。 ガヴァナーという宇宙種族につくられ、たくさんの宇宙の星々から集められた種族や怪物の住む驚異の世界、自航惑星ガデュリンをさまようのは、地球人リュウ・イ・ソル、あなたなのです。 |