竹の紙鉄砲

< 竹の紙鉄砲の作り方 >


  細い竹材を使ったおもちゃの工作です。
同じ竹で作る水鉄砲はその名の通り、水を飛ばして遊ぶので場所や季節の制限を受ける。
この点、紙鉄砲は季節を問わないし、遊び場所の制限も少ない手軽な遊びである。
  サイズも小さいので材料も少なくて済み、作成が容易である。是非子供たちと一緒に作って遊んで欲しい。



“ 紙鉄砲 ”目次

 紙鉄砲キットを使って作る

 紙鉄砲で遊ぶ

 紙鉄砲キットと完成品の提供

 篠竹から作る

 紙鉄砲の原理


紙鉄砲キットを使って作る

1.紙鉄砲キット
  紙鉄砲キットは材料を準備出来ない方のために用意しました。
 @ シリンダーの竹
  篠竹が休眠する冬の間、紙鉄砲に適した太さで、充実したものを採取して数ヶ月陰干して
  乾燥させた物を使っています。
  長さは約20センチです。
 A ピストン様の竹棒
  11号〜14号の編み針を用います。
  長さは約15センチです。

2.必要な道具と副資材
 次の道具と副資材が必要です。
 @ 目の細かい鋸 … ホームセンターで売っている「ピラニア鋸」が最適
 A 紙やすり … #100〜#120の粗さの物
 B 接着剤
   エポキシ系(二液を混ぜるタイプ)…接着力が強く扱いやすいが固まるのに時間がかかる
   瞬間接着剤 … 竹の水分を吸収して直ぐに固まるが扱いにくい
 C 油性のサインペン(赤)

3.取っ手の加工
 @ 下図の様に竹筒の節のある側を端から6センチのところで切り離す。
 A 切り口の面取り…切り口の角を紙やすりで削り取る

4.ピストンを組み立てる
 @ 竹の棒の尖っている端に接着剤を塗る
   接着剤は竹の棒を取手に挿し込んで、取っ手の縁に当たる所まで付ける
   図の赤い部分
 A 竹棒を取っ手に差し込む
   先端がふしに届くまで差し込むことが必要
 B はみ出した接着剤はテッシュペーパーなどでふき取る
 C 接着剤が固まるまで待つ

5.シリンダー(銃身)の長さを調整
 @ シリンダーをピストンの先端より1センチ長くなるように切る
   下図参照
 A 切り口の面取り…切り口の角を紙やすりで削り取る
 B シリンダーの内径の大きい側にサインペンで色をつける
   弾を込める時には径の大きい側から込める必要があるため、この目印となる

6.完成品
  完成品の写真です


紙鉄砲で遊ぶ

1.弾は濡らしたティシュペーパー
  ティシュペーパーを濡らし、硬く握って水分を搾って使う。
  他の紙は硬いので不向きである。

2.弾を込める
 @ 弾はシリンダー内径が大きい側から込める
   弾がピストンで押されシリンダー(銃身)の奥に行くほど圧縮され気密度が高まる。
   内径が小さい方から込めると、奥に行くほど緩くなり、空気が逃げてしまう。
   作った時に切り口に色をつけて目印にすると良い。
 A 弾は硬めに込める
   ピストンで周囲から押し込むように込める … 緩いと気密が保てず弾は飛び出さない
 B 最初の弾は押し込むだけ
   弾はシリンダーの先端部分に留まる
 C 2個目の弾
   1個目の弾と同じように込め、ピストンをすばやく押し込む
 D 空気が圧縮され圧力が高まり、1個目の弾が破裂音「ポン」とともに勢いよく飛び出す
   弾は数メートルは飛ぶ

3.紙鉄砲で楽しく遊ぶ
 @ 弾が当たっても危険はないが、人に向けては撃たない
 A 慣れてきたら射的遊び
   3メートルほど離れた台の上に軽い的を置き倒して遊ぶ
   一人でなく兄弟、友だちと競えば楽しい
   賞があればなお楽しい。
 B 夢中で遊ぶと部屋は紙くずが
   子供にも手伝わせて、掃除しましょう


紙鉄砲キット・完成品を提供

1.紙鉄砲キット・完成品の提供単位
紙鉄砲キット 3組 + 送料・梱包700円
完成品 2個 + 送料・梱包700円
追加紙鉄砲キット(1組)150円
追加完成品(1個)200円

 提供品は普通郵便で送ります。

2.価格の算定例
 例えば完成品2個に材料キットを2組の場合は 700円+150円×2=1000円となります。

3.注文方法
 注文は注文される内容、お届け先の郵便番号、ご住所、注文される方のお名前を明記の上
 電子メールでお願いします

 尚、他の仕事の傍ら、暇を見つけて作成しています。
 時間・材料の都合で応じられない場合も有ります。
 予め問い合わせの上、注文を頂くようにお願いします。
 勝手な条件を申し上げますが、事情ご理解いただくよう、お願いします。


篠竹から作る


紙鉄砲の原理

  竹筒に濡らしたティッシュペーパーなど柔らかい紙を団子状(鉄砲の弾)にして、棒(ピストン)で先端近くまで押し込みます。次に同じ団子状の紙を元に詰め、ピストンで押し込みます。
  先端の紙(鉄砲の弾)と後で詰めた紙との間の空気が押され、逃げ場がないので圧力が高まり、ついに先端の紙を勢い良く押し出します。
  この時“パーン”と破裂音がして紙つぶてが飛び出します。紙つぶてをきつく詰めると大きく良い音が出ます。この様から『紙でっぽう』と名付けられました。
  鉄砲といっても飛び出すのは紙つぶてです。危険なことはありません。

 


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