コサージュ作り応用編
 

色彩について
☆ 仕上がった花びらは色が濃くなる
 シワを作るので仕上がった花びらは元より少し色が濃くなります。
 少し薄めの色の部分を選ぶ必要があります。
 色が薄い新聞はそれほど濃くなりませんが、濃い印刷の部分ほど濃くなります。

☆ 外側から内側に向かって明るい色にする
 好みの問題ですが、同じトーンの色の場合、外側の花弁より内側が明るい方が良い。

☆ 細かい模様はシワのため消えてしまう
 グラデーションのある、大きな模様の印刷部分を選んだ方が良いようです。

☆ 気に入った色や模様を花びらの見える部分に残す裁断をする
 途中で切り取られる部分、花びらの中心の位置を把握する必要があります。

花びらの形
☆ 基本のステップ4の切り方を変える
 基本の項で示した切り方は幅広い花びらを作る方法です。
 カットする部分を多くすれば幅の狭い花びらとなります。
 更に先端を尖らせるカットをすれば花のイメージが大きく変わります。

☆ シワの強さを変える
 シワを作る工程で強く圧縮すればシワが深くなり、花びらは細くなります。

シワの深さ、細かさ
 シワの深さと細かさは「シワ押し」の時、棒に巻き方で変わります。
緩く巻くとシワは粗くなり、深いシワになります。
 シワが細かい、粗いでコサージュの風合いが大きく左右されます。きっちり巻くとシワ押しが出来ません。
また、張り合わせに使ったボンドの乾き方にも左右されます。
花びらを硬くする
花びらが柔らかで型を整えにくい、使用中に型くずれする等の解決法

☆ 張り合わせの時のボンドを厚く塗る
 あまり厚く塗るとベタつき、後の工程が難しくなります

☆ 深いシワを作る
 シワの深さの項を参照

☆ 一番効果のある方法はこれ
 一番外側に花びらの付け根の部分を固める
 花びらの付け根に写真のように木工ボンドをたっぷり
 付けて固めます。
 ・付け根の折れ線に沿ってボンドを絞り出す
 ・花びらの上に向かって5〜6oほどボンドを塗り
  広げる
 ・こうしてから中央にボンドを塗り中型の花びらを
  組み立てる
 ・形を整える
 付け根に付けたボンドは固まりにくい
 組立が終わったら形を整え、逆さに吊り下げた状態で乾燥させる。
 ボンドが半乾きになってからもう一度形を整える、外側の花びらの形が決まり、
 花全体の形が整う。
強度を増す方法
多くの方に付けてもらった結果、壊れやすい個所が見つかった。新聞紙が厚さ方向に剥がれてしまうことが原因でした。

☆ 造花ピンが紙ごと剥離してしまう
対策1
 布を貼り補強する
 外側の花びらの裏側中央に布を貼ってから造花ピンを止める。
 中央の部分(5角形)の大きさに布を5角形に切り、全体にボンドを塗り、貼り付ける
 貼り付けた布の上から造花ピンを接着する。

対策2 液状の瞬間接着剤で接着する
 液状の瞬間接着剤は紙に浸み込み易く紙が強くなる。
 また、花びらの裏側中央(5角形の部分)全体に塗ることにより、力が全体に分散され
 剥離し難くなる

☆ シベが紙ごと剥離してしまう
対策
 花びらの底の部分全体にボンドを塗り、シベを接着する。
 ボンドを全体に塗ることにより、力が全体に分散され剥離し難くなる。

コーティングをする
新聞紙は吸湿性が大きく雨の日には弱い、花びらの表面にコーティングすることでカバーできる。
 スプレー、筆で塗るものなどが市販され、透明のマニュキアを使っても良い。
しかしながら、コーティングで表面が平らになり、独特の風合いが失われる欠点がある。


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