TOPページ日本のスズメバチ図鑑 > キオビクロスズメバチ

キオビクロスズメバチ  Vespula vulgaris (Linnaeus, 1758)


体長は女王バチ18mm前後,働きバチ10〜14mm,オスバチ15〜18mmで,黒色の体に黄色の班紋があります.北海道と中部地方以北の山岳地帯に生息しますが,個体数は多くありません.

女王バチは5〜7月に営巣を開始し,働きバチは9月頃に羽化します.オスバチと新女王バチは9〜10月に出現します.

営巣は閉鎖的な場所で,土中が多く,希に樹洞などにも営巣します.巣はフットボール状で,巣盤数は4〜9層,育房数は4,000〜9,000房位になります.幼虫の餌として各種の昆虫やクモなどを狩ります.攻撃性,威嚇性ともあまり強くありません.