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抗体検査(アレルギー検査)

刺されないための注意集団刺傷被害を防ぐには刺された時の対処法抗体検査ハチ刺傷歴と抗体検査結果

スズメバチ,アシナガバチ,ミツバチの3種について,それぞれのハチ毒に対する血液中の特異的IgE抗体価を検査することができます.ハチに刺される危険性の高い人や,以前刺された時に症状が重かった人は,一度検査をして自分の抗体価を知っておくと良いでしょう.かかりつけのお医者さんか最寄りの病院などで相談して下さい.

最近刺されたばかりの人は,刺傷後1ヶ月以上経過してから検査するようにしてください.ハチの他にも,イネやスギなどの花粉,ダニ,カビ,牛乳などの食品についても検査することができます.


0.70未満であれば心配ないとされています.

過去に刺されたことのある人の方が抗体価が陽性になる割合は高くなっていますが,刺された経験がが無くても抗体価が高い人もあるので注意が必要です.後者の場合は,刺傷後時間が経過しても抗体価はあまり低下しません.このように抗体価が低下しない人は血液中の総IgE値(アレルギー体質の目安になる)が高い傾向が見られます.

スズメバチとアシナガバチの毒には交差性があり,スズメバチに刺されてもアシナガバチの抗体価が上昇する例や,この逆もあるのでアシナガバチにも刺されないように注意する必要があります.またミツバチについてもスズメバチやアシナガバチと交差性がみられることがあります.