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名古屋市のスズメバチ対策の変遷

駆除方法と駆除に使用した器具駆除に伴う調査活動と駆除調査票

1980年頃から,周囲に丘陵地や山地をもつ全国各地の都市やその周辺で,大型のスズメバチの仲間(スズメバチ属 Vespa )が多発するようになりました.スズメバチの多発に伴い,各地で行政による対策がとられてきましたが,内容は自治体によりさまざまです.

名古屋市では1983年7月から2005年まで,22年間に亘り生活衛生センターが無料で駆除を実施してきましたが,2006年からは生活衛生センターによる駆除業務が原則廃止され,駆除の対象は公共的な場所のみとなりました.これに伴い2006年6月からスズメバチ駆除費の補助制度が始まりました.

公共的な場所の駆除も2007年度をもって廃止となり,2008年からは全て管理者の責任で対処していただくことになりました.また,駆除費の補助制度も2008年をもって廃止となり,2009年からは駆除に要した経費は全額自己負担となりました.スズメバチを始め”ねずみ・衛生害虫”に関する相談は,市内16区にある保健所の生活環境課環境衛生担当が窓口となっています.

2018年4月より,名古屋市の保健所は1保健所・16保健所支所に体制が変更され,各区の保健所は保健所支所(名称は保健センター)となりました.スズメバチを始め”ねずみ・昆虫等”に関する業務は,4区(千種、中村、中、南)の保健センターに集約されました.電話,来所等による相談受付や現地確認については,4区の保健センターにおいて実施しています.




ハチに関する相談は,下記の保健センター環境薬務室にお問い合わせ下さい.
千種保健センター 753-1973 千種区・昭和区・瑞穂区・名東区
中村保健センター 481-2217 西 区・中村区・熱田区・中川区
中 保健センター 265-2256 東 区・北 区・中 区・守山区
南 保健センター 614-2862 港 区・南 区・緑 区・天白区

ハチ駆除に関する相談は下記にお問い合わせ下さい.
(公社)愛知県ペストコントロール協会 052-452-7151

■ 現在:2014年(平成26年)以降の対応

スズメバチの相談は,市内16保健所の生活環境課環境衛生担当が窓口となっています.生活衛生センターの相談窓口は2014年4月をもって廃止となりました.


■ 2009年(平成21年)から2013年(平成25年)までの対応

駆除費の補助金制度が廃止となり,駆除に要した経費は全額自己負担となりました.スズメバチに関する相談は引き続き,市内16保健所と生活衛生センターでおこなってきました.


■ 2008年(平成20年)の対応

一般住宅等の民有地に作られた巣については,民間の駆除業者に依頼した場合, 駆除に要した経費の1/2(ただし,上限は1万円)が補助されました.学校,公園などの公共的な場所の駆除も廃止となり,全て管理者の責任で対処していただくことになりました.


■ 2006年(平成18年)から2007年(平成19年)までの対応

一般住宅等の民有地に作られた巣については,生活衛生センターによる駆除が廃止され,建物または土地の所有者の責任で対処することとなりました.駆除が必要な場合は民間の駆除業者に依頼することになりました.

これに伴い, 駆除に要した経費の1/2(ただし,上限は1万円)を補助する制度が始まりました.補助金制度の対象はスズメバチのみで,アシナガバチについては対象となりません.学校,公園などの公共的な場所については,生活衛生センターが無料で駆除を行いました.


■ 2005年(平成17年)までの対応

スズメバチに関する市民からの相談や駆除要請は,市内16区にある保健所の生活環境課環境衛生担当及び生活衛生センターで受け付け,生活衛生センターが駆除を担当してきました.住民の危害防止を第一に考え,極めて高所に営巣した場合など駆除作業が困難なものを除いては全てを駆除の対象としてきました.



その他には警察署・消防署経由などがあります.