第五話
私たちは支え合って生きているのです。
終わり。
小さい頃から、絵を描くのは割と好きでした。
そういうことから、17歳で日本デザイナー学院に入りました。
でも、デザイン事務所で働きたいとか言う気もなく
漫画家になりたいなどと考えていたのです。
私は本科の生徒ではなく、一年の専攻科でしたから
(年齢の関係で)
授業数も多い本科の人たちとはどんどん差も開いていきました。
色彩センスというものもなかった気がします。
何か学校にもなじめず
自由参加の授業には出た試しもありませんでした。
石膏デッサンとか、広告概論は一回出たか出ないかくらいで。
とにかく、素質もやる気もない劣等生だったのです。
だからたまに、詩につけてる絵とか
落書きそのものの
ここのマンガをほめられると「恥ずかしい」です。
描いて遊んでるにすぎないのですから。
だけど
いいとかいわれると、嬉しいと言うよりは楽しいです。
みんなで遊んでいるような気がしますから。