「まぼろし」



遠き日の

あなたの背中を思い出し

胸がしめつけられました。

触れられたなら

消えてなくなってしまうような

そんな感覚に溺れました。

溺れもがき苦しむわたしを

あなたは救ってくれました。

それでも痛みは残ります。

あなたを忘れてはいけないかのように。

まぼろしのようで

まぼろしじゃないあなたに会えて

わたしは幸せでした。

それでも痛みは残ります。

決して忘れてはいけないことを思い出させる為に。




そして、いつしか幻となるのでしょうか…。


                 「まぼろし」 syachi