●井上メルマガ('09/12/31)   10大ニュース

 井上さとしです。

    今年一年、メルマガをご愛読いただき、さらにご支援をいただきありがとうございました。

   恒例の「私の10大ニュース」を選んでみました。昨年末は通信環境が悪かったために発表できませんでしたので2年ぶりの発表です。

   @総選挙で自公政治にサヨナラの審判。新しい歴史のページが開く……やはり今年はこれがトップ。新政権は国民の願いにこたえる施策を打ち出す一方、要の問題で国民の期待を裏切るような姿勢が目立ちます。しかし、国民が下した「自公政治サヨナラ」という巨大な審判の持つ意義は揺らぎません。現有9議席を確保し善戦した日本共産党が建設的野党としての政治を前に進める役割を果たすことがカギです。

   A原爆症認定訴訟原告救済で基金法成立……原爆症認定訴訟の原告救済のための「基金法」が議員立法により全会一致で成立しました。原告や被爆者団体の皆さんとは懇談を重ね、旧政権にも何度も申し入れてきました。被爆者の皆さんは高齢ですから、やっと実現できてほっとしています。さらに認定制度の抜本改善が必要です。

   B核密約の存在明らかに……日本共産党がいっかんして追及してきた核兵器の持込を黙認する日米間の密約について、元外務事務次官がマスコミで存在を認めました。ただちに外交防衛委員会で追及しましたが旧政権は存在を否定。新政権は調査命令を出し、密約の存在は明白になっています。臨時国会では、調査結果の早期公表と密約の破棄を岡田外相に求めました。

   C米軍車両の高速料金問題で会計検査院が改善要求……米兵が在日米軍のレンタカーをレジャーで使った場合の高速道路料まで日本政府が肩代わりしている問題を昨年の外交防衛委員会で追及したことを契機に、会計検査院が10月、防衛省に対して改善処置を要求。マスコミでも大きく報道されました。

   D西松建設違法献金を追及。二階元大臣の秘書が起訴……党金権腐敗政治追及委員会の事務局として、今年も「政治とカネ」の問題を追及。西松建設違法献金問題では、互いにスネに傷持つ自民・民主がほとんど質問しない中、参院での当時の二階大臣への調査に基づく追及は事実上、私だけ。二階氏は、ダミー団体が西松と関係があったことは「知らないものは知らない」と逃げまわりましたが、ついに年末に秘書が在宅起訴。小沢氏の責任も厳しく問われています。

   E生活保護の母子加算が復活……京都では、全国に先駆けて老齢加算、母子加算復活を求める訴訟がたたかわれてきただけに、自公政治の退場により、真っ先に母子加算が復活したのは何よりもうれしいこと。続いて老齢加算の復活を求めていきます。

   F参議院のODA調査で中南米3ヶ国を訪問……ブラジル、パナマ、ペルーをいずれも初めて訪問。中南米は学生時代に「世界青年学生際典」参加のためにキューバに訪問して以来、30年ぶりでした。

   Gグァム協定を参院で否決。論戦準備でグァム視察……総選挙前の「ねじれ国会」のもと、参院では在沖海兵隊のグァム移転のために日本が資金を提供する協定を否決しました。論戦準備のために1泊2日の「弾丸ツアー」でグァムの基地予定地などを視察。当時、協定に反対した民主党は、政権についてもその立場を貫くべきです。

   H自衛隊の「歴史観・国家観」講座中止に……田母神元自衛隊空幕長が自衛隊員の幹部教育で「靖国史観」を教えこむために開設した「歴史観・国家観」の講座を中止することを3月の外交防衛委員会で防衛相が答弁。昨年の臨時国会で暴露して以来、追及してきたことが実りました。総選挙でも「靖国派」は激減し、国民の厳しい批判が示されました。

   I工事代金未払い解決金4000万の支払い……新潟県発注の工事で、請負代金未払いの被害をうけた下請け業者や民商の皆さんと一緒に、国土交通省に対し、元請業者にたいする解決のための指導を要請。元請の大手ゼネコンから解決金4000万円が支払われました。

    以上です。来年もがんばります。よいお年を!


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