湖北のロマン
赤蕎麦とメタセコイア並木

滋賀県高島市、箱館山ふもとに咲く「蕎麦=そば」が今年も開花を迎えた。赤花は白花より少し遅咲きだが、今が見頃と咲き誇る。日置前ランプ近くに赤花を見つけたが、白花が混じり何とも云えない淡いコントラストは見事なまでの自然のジュータン。三谷地区では白花一色、眺めていると空想の世界へと誘われる。
ここから車で10分、マキノスキー場に向かうその沿道に見事なメタセコイア並木が(「新日本街路樹百選」)。その中間辺りに果樹園に囲まれたマキノピックランドがあり、コーヒー休憩にはうってつけ。まるで「冬ソナ」の世界。

◆交通
京都からは山科から国道161号線をまっしぐら。1時間半程度で着く。
05.10.12撮影  カメラ/西阪慶眞


タデ科の植物で背丈はせいぜい50〜60センチ。
雄しべより雌しべの芯が長くなる事があり、他の品種との交雑が出来やすい。
そのため、ここでも赤花種の中に他の種類が混じって咲いていた。でもその交雑がかえって淡い色彩を放ち、可愛い。
派手な花と云うより、雑草のような控えめな風合いをもち、健気さや幼い夢を抱かせる。
小さな器にそっと一輪、
さりげなく挿してあると童心に帰れそうな愛着のわく親しみのある花である。
花情報 赤蕎麦
 
 
 
絶滅した植物とされている中、1941年中国湖北省で発見されたことから「生きた化石」の異名で一躍有名になったメタセコイア。
最近では韓国ドラマ「冬のソナタ」ブームにのり、ここの並木で、冬ソナごっこをする人もいるとか。芽吹き、新緑、青葉、紅葉、そして裸木への雪化粧と一年を通じて心を癒してくれるお勧めロード。真っ直ぐに伸びる雄大な光景は約2.5キロにもおよぶ。
JRマキノ駅から湖国バス「マキノ高原線」に乗り、ピックランド下車。軽食、トイレ設備完備。マイカーは国道161号線「沢」からマキノスキー場を目指せば約5分。
 

白花蕎麦04.10.3 晩秋のメタセコイア05.12.1 カタクリ群生06.4.17

専慶流
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