平成19年4月7日散り急ぎです
(ソメイヨシノは満開

井出町・地蔵禅院の桜

地蔵禅院は「山背古道(やましろこどう)」という古代の「奈良街道」のほぼ中央部にあたる、井手町上井手の小高い山間に建つ。
ここに京都府指定天然記念物 樹齢約270年の枝垂れ桜がある。俗に言う桜見物で想像する群生ではなく境内に枯木が一本とその近くに数本あるだけ。しかしその風格は格別でさすがに長い年月を山城町を彩ってきただけに貫禄充分で静かに語り合える優しさを秘めている。残念なことに数年前の台風で中心部分の幹が折れ、すこし小さく見える。参考までに記しておくと、京都円山公園の有名な枝垂れ桜はここの桜の株を移植したもの。
地蔵院にあがるまでの玉川沿いにも沢山の桜があり、その幹元には山吹が色をそえる。山吹は奈良時代、橘諸兄公によって植えられたと伝えわられ、古くから歌人に親しまれた地で、花期には農協などの出店が多く出て賑わう。

JR奈良線、玉水駅下車 玉川に沿って小高い山をめざし、徒歩約30分程度。

撮影98.4.2 04.4.3 06.4.6 07.4.7 
カメラ/西阪慶眞

 
07.4.7早朝の姿、散り急ぎ。今年は3月27日前後が見頃だった。
 
07.4.7早朝の玉川の様子 八分咲き。
 
07.4.7早朝の竹林
以下、06年度

以上、06.4.6撮影

以下は04.4.3撮影  京都府の天然記念物に指定されている垂れ桜は老木化が進みかなり弱っていて
かつての威風堂々とした姿はなく、垂れる枝もかなり短くなっている。今が見頃。

 


 
以上、04年4月3日午前9時撮影






地蔵院登り口の「玉川」堤防沿いの桜も見ごたえがあり
提灯に灯がとぼされる夜の景には情緒がある
周囲には農家の出店なども出て
週末などは多数の観光客でにぎわう

また、桜の下に山吹が多数植えられ、古きよき時代を呼び起こしてくれる。

下の2枚は04.4.3撮影(玉川の桜と山吹)

 

専慶流
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