場所:文京シビックセンター21F会議室
13:20〜13:50 区長挨拶
区民参加ではなく区民参画の区政実現をめざしている。行政情報は全面公開をめざし、区長交際費(年間500万円)も全て公開している。情報公開制度自体の見直しも進めている。審議会懇談会委員を公募したところ多くの人の応募があった。区民参画の意識は高い。行政評価システムも次年度の新規事業から始める。中小企業対策として8月から金利0パーセントの融資も23区に先駆けて実施した。創業者支援も考えて行きたい。
公会堂も来年4月オープンする。文化資源を生かした文化行政を展開して行きたい。
13:50〜16:40 区長と区民との対話
代表者(6名)からの提案
A 資産の活用について(遊休土地・学校施設の活用) 松井
土地開発公社の所有する土地のために高額の金利を支払ってきた。所有する土地の有効活用をはかるべきだ。学校の校舎も利用していない休日は開放すべきである。第3セクターや区が出資する法人とは連結決算をして税金の無駄使いを監視して欲しい。
区長見解:
中央労災事務所の跡地購入は公会堂建設のための土地交換の替え地として役立った。いまだに金利を払っているのはバブルの時買ったので高かったこと、替え地との等価交換で相殺できず差額代金があったからである。土地開発公社が購入した土地は少なく、まちづくり公社は仕事がないのでいずれの公社も区に引き取りリストラが進んだ。
関連発言:
区の所有する施設の利用申込をインターネットでできるようにして欲しい。
(保養施設については検討中)
B バリアフリーな街づくりについて 林
文京区都市マスタープランがあるが、計画はあまり進行していないのではないか?
行政主導の開発ではなく、住民主導NPOによるまちづくりが必要と考えている。老朽住宅の更新には市民と行政の協働が不可欠である。
区長見解:
向丘には替え地を用意して立て替えを推進しようとしているが、住民が入ってきていない。ここでも区民参画が必要である。防火シャッターとしての不燃化促進地帯の整備は進行している。
関連発言:
密集市街地の問題は狭隘な土地にある。立て替えが出来ない建築法違反住宅の解消にはグループハウジングが推奨される。グループハウジングは高齢者向け住宅にも相応しい。グループホームとの違いは自分で建てることにあり一種のPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアテイブ)である。
C SOHOについて(ベンチャー支援) 風間
リストラされた人、退職高齢者、主婦などSOHOで働く人を支援するためのテレワークセンター設立を提案したい。CATVの活用にもなる。
区長見解:
文京区のCATVの普及率は68%である。文京区には経営コンサルタント、弁護士、会計士などの個人事務所が結構あることが判っている。SOHOは詳しくないので具体的な提案をしていただきたい。
D 情報公開について(委員の選考過程の透明化など) 石田
区長は公開討論会の時の競輪に対する意見を変更されたのではないか?変更されたとすれば説明責任がある。
介護保険の説明会におけるアンケートはサービスとコストに関する選択肢のとり方がよくない。福祉水準は落とさないとの発言がある一方で介護が始まるとサービス水準が変わるとされている。
推進協議会にも意見を出したが、有益な意見があったと紹介されただけでその内容が出てこない。審議会懇談会委員に応募した人の選考はどのようにされたのか?選考する委員の区民公募から始めなければ区民参画とはいえない。
区長見解:
競輪に対する個人の見解は変わっていない。
公募委員の選考は名前を伏せ応募者の論文を区の部長が5項目について審査した。点数が同点の場合は女性を優先させていただいた。区政に批判的な論文を書いた人も合格している。
E 高齢者の活性化について 香川
学校給食を業者にまかせてよいものか?給食施設は高齢者への給食にも使えるし、災害時には学校が避難場所にもなる。
米国で高齢者のグループホームに子供を預ける例をみているが西片の子育て広場に高齢者がきてもよいし寿会館も高齢者だけのものにする必要はない。多岐にわたる利用を期待したい。リサイクルセンターにおける金銭の授受はしないこと(業者がはいってくる可能性がある)。
区長見解:
高齢者への給食は湯島、昭和小学校で実施しているが在宅給食は難しい。
文京区は高齢化率も高く高齢者の人材活用は大切である。シルバー人材センターは手に職を持つ人の場になっているようだ。
(文責:松井)