フランス全土で23軒 (昇格3軒、降格1軒) | |
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パリ [周辺部を含む] | パリ8区の"Ledoyene"、17区の"Guy Savoy"が三ツ星に昇格。万年三つ星候補であった"Guy Savoy"にとっては二つ星獲得後17年目にしての待望の昇格。まあ、「なぜ今年なの?」という意見はあるところだろうが....。 "Ledoyene"についても(ここも歴史と伝統のある店)、同様になぜ今年?という疑問はあるが、98年にシェフとなったChristian Le Squerの評価が高かったので彼の功績大ということだろうか。 |
パリ以外 | 地方での昇格はアルザス地方のBAERENTHA近くにある"Arnsbourg"。「ヴォージュの森の中心にある美食の宝石」と称されているレストランだそうだ。 反対に降格したのはSTRASBOURGの"Le Crocodile"。89年に獲得した3つ目の星を失った。私の個人的評価でも"Le Crocodile"は3つ星のなかではやや落ちるのでこの結果はやむを得ないという印象。 |
フランス全土で76軒 (一つ星からの昇格が7軒、三つ星からの降格が1軒。三つ星への昇格が2軒、一つ星への降格が2軒、閉店が1軒) | |
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パリ [周辺部を含む] | 昇格は、9区のオペラ座近くにあるホテルScribe内の"Les Muses"。一つ星時代からコストパフォーマンスに優れた良いレストランとの評価であったが、今回の昇格は99年に着任したヤニック・アレノの手腕によるものだろう。
降格は、ヴェルサイユの7区の"Trois Marches"。宮殿に隣接するホテル、トリアノン・パレス内の高級レストラン。92年から二つ星。個人的には昔サービスでいやな思いをしたことがあるのでまあむべなるかな。 |
パリ以外 | 一つ星からの昇格は6店。ブルターニュ半島北部のCarnantecの"L'Hotel
de Carantec"は2000年に開業、昨年一つ星、今年二つ星の注目株。シェフはPatrick
Jeffroy。同じくブルターニュ半島の南部に位置するLorientの"L'Amphytrion"は90年に一つ星。シェフはJean-Paul
Abadie。"L'Auberge de
l'Ile"はリヨン市内を流れるソーヌ河の小島(Barbe島)に立地。一つ星は93年獲得。シェフはJean-Claude
Ansanay-Alex。"Le Moulin de
Mougins"はいわずとしれたコート・ダジュールの有名レストラン。97年に一つ星に落ちていたが、このたび二つ星に復活。シェフは、もちろん
Roger Verge。同じくモナコ近郊のLa Turbieにある"L'Hostellerie
Jerome"は99年開業。2000年一つ星の注目株。シェフはBruno
Cirino。以前パリの"L'elysees"を二つ星に導いた実力派。グルノーブルの近郊Uriage-Les-Bainsにある"Les
Terrasses at the Grand Hotel"も2000年に一つ星で今後の伸びが期待される。シェフはPhilipe Bouissu。 一つ星への降格は1店。フランス中部のMontrond-Les-Bainsの"L'Hostellerie La Poularde"。68年から維持してきた二つ星を失った。93年から二つ星だったカンヌの"La Belle Otero"は閉店。 |
フランス全土で421軒 (一つ星獲得が38軒、一つ星を失ったのが22軒、二つ星への昇格が7軒、二つ星からの降格が2軒) | |
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パリ [周辺部を含む] | 昇格の注目株は、純日本資本の初の星獲得となった"HIRANATSU"。開業4ヶ月で星獲
得。その他では16区の"Ghislaine
Arabian"、今年三つ星に輝いた"Ledoyene"を数年前に解任された女性シェフの捲土重来がなるか。また、タイユヴァンのオーナー、ヴリナ氏
が開いた"アングル・ドゥ・フォブルグ"も要注目。 降格組では、モンマルトル麓の"Beauvilliers"。古き良き時代の香りを残していた店もついに無星に。なにがしかの寂しさを感じる。9区の「ターブル・ダンベール」、12区の「オー・トゥール・ガスコン」、15区の「レ・セレブリテ」も星を喪失。 |