1999年版解説

1999年版表紙

1999年版は1999年3月3日(水)に発売。1998年版との主な異同は下記の通り。

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フランス全土で21軒
(二つ星からの昇格1軒、二つ星への降格1軒)
パリ
[周辺部を含む]
パリの3つ星は6軒で、昨年と異同はなかった。
パリ以外 昇格は、仏中南部にあるLaguioleのMichel Bras(P626)。久しく以前から、あまたの3つ星を凌ぐ名声を得ていたが今回待望の栄冠を手にした。年間7ヶ月(4月-10月)しか営業しないこともあり、これまで以上に予約が取りにくくなることは必至。  降格は、ブルゴーニュの中部、VezelayのL'Esperance(P1421)。オーナーシェフのMarc Meneauは1983年以来守り続けた3つ星を失った。


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フランス全土で74軒
(一つ星からの昇格が9軒、一つ星への降格が4軒、閉店1軒)
パリ
[周辺部を含む]
 総数で昨年の21軒から2店増加し、23軒になった。  昇格は、ホテルクリヨン出身のCristian Constantが指揮する7区のViolon d'ingres(P954)、Robuchonの弟子Eric Lecerfが率いる8区のL'Astor、同じくRobuchonの弟子Frederic Antonの下で1997年の降格以来2年振りに2つ星に復帰した16区のPre Catelan、ロンドンの2つ星レストランLe GavrocheのシェフAlbert Rouxの弟子にあたる気鋭の38歳Patrick Pignolがオーナーシェフである16区のRelais d'Auteuilの4店。  降格は、1区のGoumard、9区のRest. Operaの2店。Operaは98年に2つ星に昇格したもののわずか1年しか2つ星の地位を維持できなかった。
パリ以外  総数で昨年の49店から2店増加し、51店になった。  昇格は、南仏プロヴァンス地方Aix-en-provenceのClos de la Violette、同じくプロヴァンス地方LourmarinのMoulin de Lourmarin、スキーリゾート地ChamonixのHameau Albert 1er(P342)、スイス国境に近いブルジェ湖畔Le Bourget du LacのBateau Ivre、モナコとニースの中間に位置するBeaulieu sur MerのReserve de Beaulieuの5店。Bateau IvreのシェフJean-Pierre Jacobはスキー場で知られるCourchevelの同名レストランでも2つ星を得ており、今回2つの店で2つ星を獲得したことになる。  降格は、ロワール河畔AmboiseのChoiseul、マルセイユ西方の海岸Carry le RouetのL'Escaleの2店。なお、Ceret のLes Feuillantsは閉店(?)。


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フランス全土で402軒
(昨年より3軒減少)
パリ
[周辺部を含む]
総数で昨年と同じ53店。  今回新たに星を得たのは、8区のLuna(P961)、15区のRelais de Sevres(P974)、Chen Soleil d'Est(P974)、17区のLes Beatilles(P984)の4店。Chen Soleil d'Estは初の星付き中華レストランとなった。  星を失ったのは、8区のChiberta(P940)。Chibertaは96年に2つ星から1つ星に降格となり、今回ついに無星に転落した。なお5区 のTimonerieは閉店(?)。