2000年 春の大雪渓 猿倉から白馬尻まで 5月30日撮影
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猿倉からまでの道の途中、道路を乗り越えて大きな雪崩があった。 樹齢数十年は優にある ブナの大木がものの見事に寸断され、何十本も横たわっている姿は壮絶であった。 雪の重さに耐えていた細い木が、徐々に頭を持ち上げ芽吹こうとしている。 高い梢は緑に覆われ山の頂きに向かって進み始めていた。
白馬尻に近づくと道は雪の中に消えている。 大雪渓を滑り降りてきた人とすれ違う。 雪渓から流れ出す水は、清冽なしぶきを上げて下っていく。