アーネスト・ボーグナイン演ずるダッチ。
それからウイリアム・ホールデンのパイクとウォーレン・オーツとベン・ジョンソンのゴーチ兄弟。
ロバート・ライアンのソーントン。

(「ワイルドバンチ」(1969)より )

「モダン・ミリー」がDVD化されたのをきっかけに、ジョージ・ロイ・ヒル作品を続けて見ました。
その中の一本「明日に向かって撃て!」に 「壁の穴」強盗団と言う言葉が出てくるのですが、
ワイルドバンチの彼らも、その末裔と言う設定らしいと聞いて 観てみたくなりました。
メキシコ革命当時が舞台なので、パンチョ・ビラの名前が出てきたりして興味深かったです。
(調べてみたら、「戦うパンチョビラ」(1968)の製作に初期の頃関わっていたのですね。
脚本にクレジットが残っていますが、主演のユル・ブリンナーにクビされたとか。
この映画、音楽を大好きなモーリス・ジャールが担当しているので、気になっていたのです。)
「明日に向かって撃て」でも、鉄道会社の雇った賞金稼ぎに追われた主人公たちが、
「米西戦争」(スペインとの戦争)に参加するから見逃してくれと、泣きつくシーンがあったりしましたが、
19世紀末から20世紀初頭のアメリカ合衆国周辺の歴史に興味がわきました。


ペキンパーの映画って実は「戦争のはらわた」くらいしか見たことなかったのですが、なかなか良かったです。
評判どおりスローモーションを多用。
これって、「七人の侍」の東野英治郎の盗人が、托鉢僧に化けた志村喬に切られるシーン
(もう一箇所は宮口精二の久蔵の果し合い)にインスパイアされたらしいけど、ホントかな。
ウィリアム・ホールデンの、くたびれっぷりが良かったです。(05/12/02)

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