[1759] その逆しかり 投稿者:erio 投稿日:2005/02/11(Fri) 11:34

ダダさんの「お詫び」、全然そんなことないですよ。私も最近芥川賞候補の山崎ナオコーラさんのペンネームおよびタイトルに同様の違和感を覚えましたし。(お好きな方、ごめんなさい!)もちろん、読んでませんが、紹介を読むと、才能もあり、内容もおもしろそうですけど。
また昨年の大ベストセラーをタイトル見て読みましたけど..........ああ、その先はいえません....哀しい。
逆もありますことですし。(笑)
私は、好きも嫌いも含めて人がその本を読んでどう感じたかを聞くのがとても好きなのです。



それから私も『ホワイト・ティース』を読む前に、高橋源一郎氏の「後者の利、アーヴィングにはない何かがある」という言葉を鼻で笑っちゃったりしてましたが、たしかに「何か」がありました。今まで体験したことのない、アーヴィング系の何かが。

新作『Until I find you』、涙のでそうなタイトルです。それだけですでに心奪われてます♪


[1758] 訂正とお詫び 投稿者:ダダ 投稿日:2005/02/08(Tue) 02:00

先日、こちらの掲示板に「『吐きたいほど愛してる』という小説のタイトルに吐き気を覚えた。読みたいと思う人の気が知れない」との主旨の書き込みをしました。ところが、きのうの新刊広告欄(朝日)に載っていたこの本の内容紹介を見て、どっぷり冷や汗が出ました。つまり、とても興味をそそられ、「読んでみたい」と思ってしまったのです…。
申し訳ありません。
「気の知れない」誰かさんとは、まぎれもない自分自身のことでした。内容を知りもしないのにタイトルだけで判断して勝手なことを
書いてしまい、痛く、痛く反省しております。
この本を既に読み終え、先日の書きこみに不快感を感じた方がもし
おられましたら、お詫び申し上げます。


[1757] 視線をかえると 投稿者:erio 投稿日:2005/02/07(Mon) 13:26

みなさんのお話、とても興味深く読ませていただきました。私は家業が印刷&広告屋でして、転職の余地がない、転職=倒産、という立場ですので、不謹慎ながら「いいな」なんて思ってしまいました。
働く、というのはとても大変です。朝起きて身支度を整えて家を出るだけでも一苦労ですよ、私の場合。もうそれだけで「自分を褒めてあげたい」くらい。
しばしば面接、なんてするのですが私は「転職組」が好きです。
もちろん大企業は「新卒」がお好き、なのかもしれませんがうちのような中小企業だと「勤めてはみたけれど」..というった経験があるほうが安心。自分が何がやりたいか、どれくらいできるのか、「己を知って」いる気がして。
複雑な「採用心」ですけど。
どんな経験であれ、それは「糧」なのですから大切に育ててもらいたい、と思ってたりするのですよ。

ゼイディー・スミスの『ホワイト・ティース』って読んでるんですが、帯に高橋源一郎氏が「アーヴィング好きにはたまらない」と書いていますが、いかに?!なんだか...微妙です。



[1756] 今日はお休み。 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2005/02/05(Sat) 18:46

だったので、、、たくさん寝ました、、、。(あくび)

☆ダダさんへ
こちらこそよろしくお願い致します。そうですか、ダダさんは「校正、翻訳」の仕事を希望されていたのですね。その道にも色々分野があったりするのでしょうけれど、無責任なこのサイトの管理人の立場から思うのは、「将来、このサイトからアーヴィングを翻訳する人が出たらすごいなあ」ということです。その暁には、翻訳者としてのダダさんのサインをもらいに行く所存です!――え〜と、もしかしたらダダさんがやりたいのはそうゆうことと違うかもしれないと、今書いてから気がつきましたが、翻訳素人の発言として大目にみてくださいませ。

「自分と共通する」と嬉しい事をおっしゃってくれたので、お気に入りの一曲を推薦します。真心ブラザーズの「いらだちの日々」という曲です。マイナーな曲なので、あるいは絶盤かもしれませんが、もし何処かで聴く機会があったら歌詞を噛みしめてみてください。あれで泣けるようでしたら、紛れもなく僕と同類です。(←それって、ちっとも嬉しくないかも・・・汗)ではでは。


☆青さんへ
そうでしたか、このサイトの転職率を出したら結構高率になっちゃうかもしれませんね。え〜と、お互い頑張りましょうね(汗)。僕が最近思うのは「人類にとって果たして未来とは明るいものなのか!?」とかゆうところにいっちゃうと、それは気が遠くなって目眩がしてきちゃいますが、例えば「青さんによると世界(未来)は〜」というスタンスで行けば良いいんじゃないか、それでいいんじゃないか、ってことです。むしろその方が「アーヴィング的」かもしれないなと。「〜」のところに「わりと明るいかもと思う」ってフレーズが少しでも馴染むことを、(僕なりに僕の人生を醜くもがきつつ)ひっそりと、祈ってます。


[1755] すいません・・・ 投稿者: 投稿日:2005/02/05(Sat) 16:21

人士ってなんだ・・・人生です


[1754] 偶然にも 投稿者: 投稿日:2005/02/05(Sat) 16:20

すまいるさんへ
実は私も10月に転職してました。
去年大学を卒業したところなので、最初の会社には半年程しか勤めていないことになります。ニュースなんかでよく耳にする「新卒で入社して1年以内で辞めてしまう」何割かの新入社員のうちの一人になってしまったわけです。 「予想がつかないから人士は面白い」なんてセリフはまだまだ吐けそうにもなく(当たり前ですが)気分は凸凹を繰り返す日々。でもそんなのも悪くはないな、と思える余裕は得たと思うのです。すまいるさんを見習って、次はもう一段階前向きに「未来ってわりと明るいかも」くらいは思えるようにいきたいなあ。


ダダさんへ
また偶然、私も今『エドウィン・マルハウス』を読んでいます!
まだまだ序盤ですが、本当に面白いです…

lingさんへ
『薔薇の名前』読了しました。
よくわからないままに、ページを繰る手だけが止まらなかったという感じです。欧米の小説を読むたびに、キリスト教についてもっと知識があったら…と思うのですが、何もしてないなあ。
映画を先に見たので、頭の中で描く映像が常にセピアでした。あの映画のクリスチャン・スレーターはとても美しかったですよねー。最近彼を見ない気がするけど、どうしてるんでしょうか。

リラさん、
明治村のことはあんまり良く覚えてないんですよー。やっぱり子供にとってはそうエキサイティングな体験でもなかったということなのかも(笑)
太秦映画村の記憶と混じってる気もするし(笑)


[1753] 遅れ馳せながら… 投稿者:ダダ 投稿日:2005/02/01(Tue) 06:30

遅れ馳せながら、あけましておめでとうございます。
今年初めての書込みです。

☆すまいるさんへ

私も身の上話をこのサイトでするのは気が引けるのですが、すまいるさんの書き込みを読み、なにか自分と共通するものを感じました。詳細は省きますが、1年勤めた印刷会社を辞めて以来、無職透明の身分であります。校正や翻訳の勉強を続けており、そのような方面で仕事ができたらと思っておりますが、前途は多難であります。それでもどうにか「開いた窓を通り過ぎ」て来ました。ガンバルという言葉は好きではないのですが、僕もまた「いつか新しい世界で一人前と認められるよう」、なんとか歩き続けています。
この世と自分は信頼に足るものであるという絶望的な希望を抱きながら…。

☆『スローターハウス5』、去年読みました。とてもなくfunnyでありながらどうしようもないほど哀しく、ところどころで涙を抑える
ことができませんでした。これほどツボにはまる小説は滅多とありません。ヴォネガットは初めて読みましたが、アーヴィングが彼を師と
していることが、この小説で納得できました。

現在はミルハウザーの『エドウィン・マルハウス』を読んでいます。岸本佐知子さんの練達の翻訳とも相俟って、憎たらしいほど面白いです。言葉遊びや洒落が頻出するので、その部分だけでも原書と読み比べてみたいです。

アーヴィングの新作が出る前に彼の未読作品を読んでおきたいと思ったら、今年の7月にハリポタのハードカバーが出るというではないか! 困った困った。
(『Until I find you』はハードカバーで752ページですか…
これもまたうれしい悲鳴ですが、たぶん邦訳版まで待ちます。)

余談ですが、新聞の新刊広告覧に『吐きたいほど愛してる』という小説がありました。正直言って、僕はこのタイトルに吐き気を覚えてしまったのですが、読みたいと思う人、いるのかなあ…。著者も出版社もその他マスコミも、「『愛』の安売り」、いい加減にしませんか?





[1752] ひつじおとこ 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2005/01/30(Sun) 20:15

村上春樹&佐々木マキコンビの新作絵本、読まれた方いらっしゃいますか? 僕はもうしばらく我慢です。


☆リラさんへ
こちらこそ、どうぞよろしくです♪ 電気ブラン、よくよく考えてみると、僕も以前に、上野とか浅草とか、いわゆる下町界隈の普通のご飯屋さんで、貼り紙かポスターか何かを見たような気がしてきています。え〜と、たしかですね、昼は定食とかを出していて夜はちょっとした飲み屋に変身!ってタイプのお店で「冷やし中華はじめました」的な貼り紙があったような、なかったような・・・、そして何気なく昼を食べていた僕は「電気ブランとはなんぞや???」と思ったような思わなかったような・・・。え〜と、すべてが夢だったらごめんなさい・・・。(←可能性大)

>そういう事って、起こり得ないようで起こったりすると思うのです。

ありがとうございます。正直うれしいです。小確幸をゆうに超えておりますですよ♪ 世の中どうにもならないことはどうにもならない。だけど、同時に、どうにかなっちゃう可能性を否定する権利は誰にもないのだきっとそうだ、そうに違いないのだ。僕もそう信じています。そしてそれは、僕が持つことを許されている最大かつ唯一の権利なのかもしれないなあと。でもそれって、この世で最も残酷なことでもあるわけで、でもそれが自由って奴なのだろうなあきっと――などと満員電車に揺られながら思う僕は、たぶんダメ人間だろうけれども、それはそれでまあいいか、と(笑)。

『模倣犯』どうでしたか? 僕はのめり込んで徹夜しました(汗)。ではでは。


[1751] おひさしぶりです 投稿者:リラ 投稿日:2005/01/25(Tue) 14:56

こんにちは、今年 初の書き込みです。
本年もよろしくお願い致します。

話題を出してから随分経ってしまいましたが、明治村!
ご存知の方が多くて驚いています!
erioさん、電気ブラン 気になりますよねぇ。
村内で、ゆっくり休む時間がとれなくて(見学に夢中だったため)、気になるなぁと思いながら 前回は帰ってしまいました。
次に行く時こそ飲んでみたいと思っていたところに、lingさんの「京都でも飲める」との情報。
電気ブランを出すお店なんて、なんだか面白そうですよね♪
是非行ってみたいです!

青さんは 明治村へ幼い頃に行かれたのですね、子どもの視点で見る あの明治村の雰囲気って、どんな感じなのでしょう?
ディズニーランド(比較が極端でしょうか…)なんかと違って、けっこう渋いじゃないですか 笑


すまいるさんへ
掲示板での ご返事の様子から、日々、苦悩しておられるのかなぁと思っていたのですが、色々あったのですねぇ・・・
でも、すまいるさんを取り囲む状況が変わっても、すまいるさん自身が変わらず同じ思いを持ち続けておられるのが、すごくいいなあと思います。
たとえ 最初の志とは違う道であっても、心の中に変わらない思いを持ち続けていれば、いつかは同じ道に辿り着くのではないかと思うのです。
そういう事って、起こり得ないようで起こったりすると思うのです。
だから、頑張ってください!
と、今さら私が言うまでもなく すまいるさんは いつも頑張っておられるのでしょうけれども、あえて!エールを送ります。
声は小さいですけど、沿道から旗をふって「ガンバレ」と叫んでいますからね!

凛さん、わたしも 凛さんと同じように、なんとなく図書館で『ガープの世界・上』を借りたのが、アーヴィングとの出会いでした。
本当におもしろいですよねー!なんでこんなに引き込まれるんだろう?と 不思議に思ってしまうくらい。
下巻、早く手に入るといいですね。

わたしは 年始のお休みに、宮部みゆきの『摸倣犯』と、『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』を読みました。
異質なビッグヴォリュームの読書で、しばらく頭の中が 混沌としていました。


[1750] はじめまして。 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2005/01/24(Mon) 21:14

☆凛さんへ
はじめまして。久しぶりの「はじめまして」の方で嬉しい限りです。『ガープの世界』最高ですよね! 僕も『ガープ』でアーヴィングの虜になってしまったくちです。早く続きが読めると良いですね。

ご存知かもしれませんが、大田光さんは、ファンが高じてアーヴィングと対談したりしたことがあるくらいなんですよ(『対談の七人』所収)。本当に本当に羨ましい・・・(遠い目)。ちなみに『オウエン』も面白いです。主人公のオウエンは僕にとって最高のヒーローだったりもします。今度ぜひ読んでみてくださいね。

「勉強になる」なんて、そんな事を言われたのは生まれて初めてかもしれませんですよ僕は。冷や汗がでるので、あまりおだてないでください(汗)。管理人は頼りないですが、皆さん本が好きで良い人ばかりです(そうですよ、ね、皆さん・・・汗)。また遊びに来てください。お待ちしてます♪


[1749] はじめまして 投稿者: 投稿日:2005/01/23(Sun) 23:51

何気なく図書館から「ガープの世界」の上巻だけ借りてきてどっぷりはまり、この頁にたどりつかせていただきました。
下巻を早く読みたいのですが、明日は図書館もお休み・・・・・・。
古本屋に漁りにいくと、これまた上巻だけ。一応購入しました。
こんな初心者ファンの書き込みですみません。
これから他の作品も読んでみようと思います。
他のコンテンツも勉強になりました。
ディケンズも読んでみようと思います。
そういえば大田光さんがTVで「オーウェンに祈りを」について賞賛していたので、いつか読んでみようとメモしていたんです。
アービングさんだったのですね・・・・・・。

なんだか幼稚な書き込みですみません。
とても勉強になりました。
ありがとうございます!


[1748] 管理人のアーヴィングとは関係ない身の上話。 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2005/01/23(Sun) 14:06

すみません。本の話題ではないですが、僕の身の上話をさせてください。今からもう二年程前ですが、僕がなんとか学校を終えて、さてこれからどうするか!?というとき、「僕は、とある伝統工芸の職人に弟子入りしたいのです。だけど受け入れ先がみつからないです。もう、これから先どうしたらよいのか……(涙)」という感じで、本来この伝言板に書き込むべきではなかったかもしれない内容を度々書き込ませてもらっていました。

リラさんやタケウチさんをはじめ、伝言板の皆さんの暖かい励まし、本当に嬉しかったです。顔も知らない者どうしですが、文字通り、僕は救われました。大袈裟ではなく。その後、内装家具の設計に就き、そこでも、まああまり順風満帆ではないというところまでは、たぶん皆さんにも報告させて頂いていたと思います。

で、ここからが今日の本題です。それからもなんと言いますか、こう、色々ありまして――(遠い目)、僕は会社を辞め、その会社はこの世から消滅し、僕は無職になりました。この辺りには「小説にでもなりそうな(とても哀しい)エピソード」がたくさん埋もれていたりするのですが、とても冷静には書けないので割愛させてください。

――そういえば、村上春樹さんは「小説のようなエピソードを経験したからといって、その人がすばらしい小説が書けるわけではない」みないことをおっしゃってたような気がしますね。「うそ〜ん」と思う近頃の僕です(汗)。閑話休題

それで、え〜と、まあ、なんだかんだありまして(曖昧模糊ふたたび)、最近小さな小さな建築設計事務所に勤め始めました。建築設計の中でも、構造設計という一般にはあまり知られていない職種なのでご存じないかもしれませんが、簡単にいうと「できるだけコストを抑えがら、なおかつ地震や火事その他に耐えるような建物にする。あるいは、デザイナーが考えた複雑奇抜なデザインを、建築物として成立するように構造的提案をする」といったことが主な仕事です。昨年末の新潟地震の際、被災家屋の耐震診断をしている人達の映像をTV等でご覧になった方もいるかもしれません。おそらく彼らの多くは構造設計の人間です。なんとなく雰囲気は分かってもらえるでしょうか?

そうゆうわけで、新しい世界で自他共に一人前と認められるような存在となれるよう、とにかく頑張ろう! そう思っている今日この頃です。伝統工芸から遠くはなれてしまったなあという思いも、正直本音を言うとあるのですが、基本的には新しい世界に希望を持って望んでいるところです。「おれっちには未来がある!」そう素直に感じるられるのです。

以上、本来この伝言板に書くべき事ではなかったのかもしれませんが、以前この伝言板で皆さんに励ましてもらったこともあり何も報告しないのは違うと思い、僕の近況を書かせて頂きました。アーヴィングの話題を期待して訪れてくださった方、ごめんなさい。普段は管理人の身の上話のBBSではないのですよ(恐縮)。又、仕事上、帰りが遅く休みは少ないので、今までよりさらに(ちょっとだけ)伝言板やメールの返事が遅くなってしまうかもしれません。その点ご容赦下さいませ。勿論ここは僕の大事な生命線のひとつなので、無責任に放置したりすることは決してありません。それだけは、ご安心ください。

そして、アーヴィング世界のすべての住人に、ピース!


☆lingさんへ
こちらこそ、今年もよろしくお願い致します。lingさんはペーパーバック待ちですか、僕は邦訳待ちです・・・(泣)。アーヴィングの新作長編が出るのは飛び上がっちゃいたいくらい嬉しいのですが、日本語訳が一体いつ出るのか、ということを考えてしまうと、正直心中複雑なものがありますです。

僕もipod持っているのですが、もっぱら音楽や落語ばかり聴いています。lingさんは英語の勉強をされているのですね。ここらへんに、英語を出来る人と、出来ない人の違いが、紛れもなく確実に存在している気がしますです。とほほ・・・

>働くのって大変なんだなあと思う昨年の後半でした。

不謹慎かもしれませんが、lingさんでもそんな風に思うことがあるのだと思うと、ちょっと心強かったりしてしまう僕です。すみません(汗)。『スローターハウス5』のそのセリフ、いいですね! 僕は再読しているのに、全然覚えてなかったりしますが・・・(汗)。それでは、今後とも末永くよろしくお願い致します。(ぺこり)


[1747] 無題 投稿者:ling 投稿日:2005/01/20(Thu) 23:15

皆様、遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします。

アーヴィングの新作、今から楽しみですね!でもペーパーバックが出るまで待ちます・・・。
仕事が忙しくなってきて、ほんとに本を読めなくなってしまい、我ながらいかんなあと
思う今日この頃です・・・。仕事で下手すると一日中パソコンを見ているので、通勤中に
本を読むのも辛いのです。で、Ipodminiを購入して、オーディオ・ブック(CD)を
聴けるようにしているのですが、最近は音楽か英単語を覚えるCDばっかり聴いています。
でも『ドリトル先生アフリカ行き』のCDも時々聴いています。不幸にも子ども時代にドリトル先生
シリーズに親しまなかったので、これからぼちぼち読もう(聴こう)かと思っています。

昨年の話題ですが、「電気ブラン」は京都の居酒屋さんでも置いているところはありますよ
(飲んだことないけど)。そして私は明治村には行ったことがないのですが、行ってみたくなりました。京都のいわゆる観光地で働いておりますが、さすがにこの時期はお客さんが少なめです。こういうときはねらい目ですよ。京都好きの方はぜひ!しっかり寒さ対策をしていらしてください。

青さんは『薔薇の名前』を読まれているのですね!もう十年以上前によく分からないままに
読み、そしてテレビで放映された映画版も見ましたが、おばかな私にも推理小説として楽しむことができたし、映画版はクリスチャン・スレーターが美しかった、ということで評価してます(笑)。『フーコーの振り子』も「あの」フーコーを知らなくても楽しめる推理小説としてできあがっていたなあ、と今となっては感心するのですが、そのうち再読したいと思います(遠い目)。

働くのって大変なんだなあと思う昨年の後半でした。今年は仕事と自分のことをきちんと両立できるようにするのが目標です。そして『スローターハウス5』に出てくるこれを思い出しながら過ごしていきたいと思います。 「神よ願わくばわたしに変えることのできない物事を受けいれる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵とをさずけたまえ。」


[1746] ページ 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2005/01/08(Sat) 17:44

アマゾンの今年刊行予定の新作『Until I Find You』のページを見直していたら「Hardcover: 752 pages」との記述に気づきました。日本版なら上下分冊必死のボリュームですね。ますます楽しみです! が、日本語訳はいつになるのやらです――(遠い目)


☆erioさんへ
今年もよろしくお願いします。そうですね、「これだ!」っていう本と少しでもたくさんめぐり合いたいものですね。

>いわゆる文学は小説家における九九じゃぁないのでしょうか??

文学作品っていうと、「文学とはいったい何なのか?どこからどこまでが文学なのか?」とかの難しい問題になりがちですが、いわゆる小説の類をあまり読まずに小説家になろうと思いたち、そして実際に小説を書き、そしてその作品が面白いのなら、それはある意味天才なのかもしれないですね。九九を知らずにフェルマーの定理を解くに近い才能を感じちゃう僕です。それともフェルマーの定理に挑むような人というものは、あるいは九九などという概念はなかったりしがちなものなのかもしれませんですね。何が何やらさっぱり分かりませんが…(汗)。

小説といえば、司馬遼太郎著『坂の上の雲』をまだ読了していないことを思い出しました。平均すると数ヶ月に一巻のペースかもしれない。今年中には制覇したいです(汗)。角田さん『愛がなんだ』メモっときます。


[1745] ことしもよろしく 投稿者:erio 投稿日:2005/01/06(Thu) 14:28

あけましておめでとうございます。
今年も感動はしなくても、「希望の光」となるような本と出逢えることを期待しています。
直木賞・芥川賞候補が発表になりましたね。
最近は若手の台頭やらでよく「文学作品は読んでいない」といったインタビュー記事をみかけますが、、、それでいいのかっ!?いわゆる文学は小説家における九九じゃぁないのでしょうか??
アーヴィング影響下の角田光代さんの受賞を期待します!
(いいですよ、角田さん。『愛がなんだ』オススメです)

ことしもよろしくおねがいします。


[1744] 謹賀新年 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2005/01/02(Sun) 06:01

皆様あけましておめでとうございます。本年もよりいっそう読書にいそしむことと致しましょう。


☆ちろりさんへ
おめでとうございます。新撰組のエンディングは、こう、一年間共に歩んだ視聴者のみが味わえる感慨にあふれていました。涙々です。そうですか「ハウル」は破綻しちゃってるのですか? デビット・リンチみたいに破綻してる気もしないではないけれど、でもなんか惹かれる。みたいな面白さもないのでしょうか? 宮崎監督といえば、NHK教育で「未来少年コナン」の再放送がやっているのに気づきました。ジムシー最高! 羊男の耳はピザの匂いですかね??

地震と津波は大変な被害のようですね。僕の友人にも、昨年の10月末まで、仕事でタイに行っていたのがいて、えらいことだと言ってました。情報伝達のしくみがうまいこといっていれば助かった命も多かったような気がして、なんともはがゆいです。


☆青さんへ
ここのところ急激に寒くなりました。絶対暖冬じゃないと思うここ数日です。さむいさむい。僕は大掃除の後から鼻の具合がよくないです。一年分の埃にまみれた為です…。舞城さん、全然嫌いではないですよ。いまのところ舞城文体の虜、とまではいきませんが。今度他のも読んでみますね、青さんオススメのどちらかを。

「ハウル」そういえば、今回は監督があまり出てきませんね、メディアに。僕が見てないところで出てるのかもしれませんが、なんとなくいつもより露出が少ない気がします。そういえばこの前TVで「ラピュタ」を観たんでした。あれは何度観ても面白いです。


[1743] 良いお年を・・・ 投稿者: 投稿日:2004/12/30(Thu) 15:02

昨日の初雪と会社の大掃除のおかげで、やっと年末気分が湧いてきました。
今年は色んなことがありすぎて、一年前が遠い昔のようです・・・
何はともあれ、来年も良い本と出会えるといいですね。

すまいるさんへ
実を言うと『熊の場所』は私も?評価だったりします。
『世界は密室でできている』と『煙か土か食い物』が。舞城さん文体が嫌いでなかったら、そのうち読んでみてください♪ 小説好きにはかなりぐっと来る言葉が満載です。こんな言葉、一体どこで見つけてくるのでしょう・・・。


なんだかんだで欠かさず見ている宮崎駿作品。『ハウル』も行きたいな。CMを見て思ったのですが、顔はおばあさんなのに表情は少女、という感じが、さすがジブリ!ですよね。
最近は『五線譜のラブレター』を見てきました。ミュージカルだからといってぱあっと明るいだけではなくて、意外とじんわり深い面もあり、結構良くできた映画でした。


テレビを付けるたびに、地震による被害者が増えていくのを眺めていると、だんだんよくわからなくなってきます。現実感覚を越えた数字です。それも自分の行ったことのある土地で起こった事。身近なようでいて、信じられない気持ちでいます。


[1742] お久しぶりです。 投稿者:ちろり 投稿日:2004/12/27(Mon) 02:50

☆すまいるさんへ
ただいま。いろいろあれこれで、とほほです・・・^^;
もう遅ればせの話題ですが、新撰組のエンディングは、さすが三谷さんだけあってカーテンコールみたいでかっこよかったですね。

「ハウル」の話題もでてますが、タダ券があったので娘と見ました。はっきり言って破綻した話です。整合性がないというか。唯一の救いは木村君の吹き替えが予想外に良かったことくらいでしょうか。
クリスマスだったので「羊男のクリスマス」をひっぱりだしたところです。私、一度でいいから羊男をまじかで匂ってみたいんだ。耳のあたりとか。きっとうつむいて手をぱたぱたして嫌がるだろうけど。
スターバックスのクリスマスブレンドがおいしいよってお薦めする前にこんなに時節になてしまいました。
この2ヶ月ほどはほとんど読書できてないから、あまりここに顔を出すのは気が引けるんだけどね。

災害続きの2004年でしたが、最後の最後でまた大きな地震で悲しいです。プーケットは今年の5月に初めて行って、本当に楽園のようなところだったのでどんな状況なのか心配です。インドやインドネシアもひどいみたいですね。被害が最小限でとどまってくれるように心から祈りたいです。
それでは、すまいるさん、みなさん、全世界にとって2005年がいい年でありますように。


[1741] 誰かの誕生日が過ぎた。 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/12/26(Sun) 23:44

☆タケウチさんへ
図書館のエッセイをやるのですね。「図書館の学校」というのは雑誌でしょうか。いかにも図書館に置いてありそうなタイトルなので今度図書館で探してみます。絵本の発売時期は確かに意味不明ですね。あえてクリスマスを避けたのか、それとも本が出来た時期が発売日!というストレートな話なのか。なぞですね?? 

しかし、なにより嬉しいのは羊男。彼にはもう二度と会えないものと覚悟を決めていただけに、唐突な再会に期待大です。『カレーライフ』文庫になるのですね。水丸さんの表紙も楽しみです。


☆erioさんへ
「ハウル」、なんだかerioさんの「わからない」って感想を聞く度に、むしろ段々と観たくなってきましたよ。いったいどんなことになっちゃってるんだろうと?? 「本好きマイノリティ説」が当伝言板でも定説になりつつある今日この頃。江国香織さんのお話でふと思い、そして愕然としたのが、オウエン・ミーニーやスメルジャコフを知っている二十代半ば日本人の僕は、浜崎あゆみとGLAYの曲のタイトルをほぼ何も言えないという、そんなすばらしいこの現実です。ピース!(汗)


☆青さんへ
明治村って結構知られている名所だったのでしょうか。皆さんわりとご存知ですね。市電、いいですね。明治村と関係ないですが、都電荒川線の飛鳥山のところのカーブが結構好きです。

僕が読んだ舞城作品は『熊の場所』です。何も予備知識がないところからタイトル中の「熊」で選んだだけなので、彼の本の中でどんなポジションなのか謎です。「小説が好き」というの僕も思いましたよ。照れ隠しが照れ隠しになってないくらい、どうしようもなく不器用な風を装いつつも、がしかしヒューヒュー。なのかなと(笑)。なんというか「あの子は、子供の頃から根は優しい子で…涙」という感じの文章だと僕は思いました。(わけわからないのは僕かも…汗)


☆ダダさんへ
僕もまったく同じことを何回かやってます(冷や汗)。この伝言板でも、他のBBSでも、メールでも。なので、わかりますともそのむなしさ――(遠い目) え〜と、これに懲りずに、ほとぼりが冷めた頃にでも、また書き込みしてくださいね。お待ちしてます! ではでは。


[1740] 悲… 投稿者:ダダ 投稿日:2004/12/24(Fri) 06:18

一時間かけて書込みしたものが、ポカミスでヘンな所をクリックしてしまい、全て消えてしまいました。ばかばかばか!!!!!
あァ虚し…。


[1739] クリスマス・イブイブ 投稿者: 投稿日:2004/12/23(Thu) 19:21

リラさん、
明治村に行ったことありますよ、私も!
すんごく前、小学生くらいの時ですが。
確か園内に市電が走っていたような…かなりうろ覚えです。


随分経ってしまいましたが、カズオイシグロは『私たちが孤児だったころ』です。
予想していたストーリーとかなり違ってびっくり。
何ていうか、不思議な読み心地ですよね。
シリーズものの第二作から読んでしまった、みたいな気分になりました。

すまいるさん、
舞城さんのどの作品を読まれたのですか?
「なんだかわけわかんない感じ」、決して否定できません(笑)でも、わけわからず言葉の怒涛に流される快感が好きなんです〜。
話は滅茶苦茶でも、メッセージはストレートなんですよね。
この人は本当に小説が好きで、小説の力を信じてるんだなあと感じるんですけど、どうですか?


ちなみに今は『薔薇の名前』に挑戦中です。


[1738] 明治村ですか〜 投稿者:erio 投稿日:2004/12/23(Thu) 10:13

リラさんへ
明治村、私の住んでいるところからは学校の「社会見学」のコースです。帝国ホテル、とかすんばらしいですよね♪
”電気ブラン”なるカクテルがいただけるそうで、久々に行って見たいです。
水村ファンを自認し、お母様のかかれた小説まで読みましたが、漱石の『明暗』に手が出ず、いまだ『続明暗』未読なんです...この年末年始、挑戦してみようかしら。

『ハウル』、あまりのわからなさにショックをうけ、いま原作読んでます。原作はなかなかおもしろいですが、この手はどうしても「ハリーポッター」と比較してしまうのでつらいですね。まだ読み始めたばかりですが、どうしてソフィがおばあさんにされちゃったのかわかりました♪

Reyさんへ
マイノリティ!すっごくわかります。
昨日も人の名前を間違えて覚える、って話から「江国香織」を「えその香織」と思ってた、と言ってみたのですが、江国香織自体を知らなかったみたいで....これが私の周りです。
新潮クレストブック、いいですよね。持ちやすく、読みやすい。「この名にちなんで」「停電の夜に」「コールド・マウンテン」...みんな新潮クレスト。
一番いいところは図書館に必ずあることです。


[1737] 毎度ご無沙汰 投稿者:タケウチ 投稿日:2004/12/23(Thu) 08:55

 ほえー、『ふしぎな図書館』ですか。
 しかも『羊男のクリスマス』コンビで羊男出演!
 「図書館の学校」で図書館エッセイの連載を始める『図書館の水脈』の著者としても、とても楽しみです。

 でもこれ、来月発売なんですね。
 内容は知らんけど、出版社としてはクリスマス商戦に間に合わせたかったんじゃないのかなあ?
 アーヴィングの絵本の時も思ったんだけど、絵本の発売時期ってどうやって決まるんでしょうね。

http://www.asahi-net.or.jp/~hi3m-tkuc/


[1736] ふしぎな図書館 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/12/22(Wed) 22:21

村上春樹・佐々木マキの『羊男のクリスマス』コンビによる絵本が来年出るそうです。タイトルは『ふしぎな図書館』、なんと羊男が出るらしい!?


☆リラさんへ
明治村、実は知らなかったので今ネット検索してみました。いいですねえ、僕は大好きですよそうゆう所。何もしないで一日中ぼけ〜っとしてることさえ僕は出来てしまいます!(←別に偉くはない) 東京に江戸東京たてもの園っていう建物博物館がありますけど、サイトを見た限り明治村のほうが規模が大きいですね。実に行ってみたいです。わくわくしますね。

『明暗』は前に読んだのですが、ほぼ忘れてしまってますです。未完のですよね・・・(汗)。そんな僕は舞城王太郎さんをはじめて読みました。なんだかわけわかんない感じでしたが、がしかしそこには愛があったのだ的ノリ、は、ストレートで嫌いではないです。


[1735] 明治村 投稿者:リラ 投稿日:2004/12/20(Mon) 13:51

こんにちは。

この週末、愛知県の「明治村」という建物博物館へ行ってきました。
ご存知ですか?明治村。
明治時代に建設された、10棟の重要文化財を含む、全67棟の建物などが展示される野外博物館です。(広大な敷地に、レプリカでなく、本物が移築されているんですよ!!)
実はわたしも行ってから知ったのですが、これが面白いんです!洋館から教会から日赤の病棟から・・・様々な建物がここには残されています。無料で、ポイントを突いた詳しいガイドしてくださるボランティアの方が そこかしこにおられ、色んなお話を聞くこともできます。
・・・で、何故それを このサイトで紹介するのかというと。
ここには夏目漱石の住宅(もともと森鴎外の住宅で、のちに漱石が住み、『我輩は猫である』を執筆したという家です。物語そのままの家です)が残されているんです!
折りしも『明暗』を読み終え、水村美苗さんの『続明暗』を読んでいる最中、ゆかりの作品は違えど、なんだか感激してしまいました。
この明治村内には、京都のチンチン電車や蒸気機関車も走っていて、市電に乗って津田の見舞いへ行く お延の姿などがそこにあらわれるんじゃないか、というような気分でした。

ちなみに『続明暗』ですが、上手いですね、水村さん・・・!
『明暗』の空気を壊さずに、水村ワールドの物語を紡がれてます。情景の描写がとても素晴らしくて、町をさまよい歩いた末のお延が雨のステーションで佇む場面が すごく印象に残っています。
『明暗』を読まれた方、是非いちど読んでみて下さい。感想をお聞きしたいです(^^)

erioさん、『ハウル』わたしも見てきました。
難しいですかね?!後半の展開は確かに前半と比べると 随分スピーディに(幾分 説明不足に感じるほど)描かれていますけど、ファンタジーというのはこんなもののような気がしますし、キャラクター達の生き生きした様子(特におばあちゃんのソフィー)はとっても素敵ですよね。
ポイントはそこなのかなぁ、と。
うーん でも、物語自体を思い切り楽しめたかと言われると 即答できないって事は、難しかったのかなぁ・・・


[1734] こんにちは 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/12/19(Sun) 14:31

☆Reyさんへ
はじめまして。映画も小説も気に入ってくださっているようで、同じファンとしてうれしい限りです。そうなんですよね、少ない本好きの中でも「翻訳もの」はまたマイノリティですものね。「小説は好きだけど、翻訳の文章は苦手」って人は結構多い気がします。なので、この趣味の合う人はなかなかいないわけですが、このBBSをやらせてもらっていると、電車で隣にすわってる誰かや、街ですれ違う誰かも、意外とアーヴィングファンだったりするのかもしれないと思えてきて、なんだかうれしくなります。

僕は今、舞城王太郎さんのを読んでいます。まだ最初らへんなので、面白いのかまだ分かりません。それでは、また。


[1733] はじめまして 投稿者:Rey 投稿日:2004/12/17(Fri) 12:30

はじめまして。アーヴィングファン歴1年のものです。映画の「サイダーハウスルール」に心を打たれまして、そのままアーヴィング作品を読むようになりました。村上春樹訳つながりでレイモンド・カーヴァーの作品も好きです。普段つきあいでは本好きはマイノリティーですので分かち合う人もおらず、このホームページをいい感じだなとちょくちょくのぞかせてもらってました。(^^)
今は、新潮クレストブックスの「冬の犬」を呼んでいます。ほのぼのとしたいい作品です。いろんな本や、いろいろな人の感想と出会うことができ私もこのBBSはお気に入りです。これからもちょくちょく見させていただきます。


[1732] ふゆのそら 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/12/15(Wed) 19:47

☆lingさんへ
そうでしたか、最終回はマトリクスの人だったのですか・・・全然気にしていませんでした。あの人はやれば出来る人だった、最後は頑張った、ということですべてを許そうと思う僕です・・・(遠い目)。沖田のアリ救出は恐ろしく哀しいシーンでした。土方の行動が勝の言葉によってるところは、すべてが勝海舟の掌の上みたいで何か悔しかったです。「完」の後の映像の感慨深さは何とも言えませんでしたね。まさに大河というか、しみじみと感動。。そういえば、総集編の他に「友の死」だけ再放送するらしいですよ。やはり人気あったのですね、あの回。


☆erioさんへ
僕は色々察せていないことこの上ない訳ですが(とほほ・・・)、僕が察せなくとも他にちゃんと察せる人がいてくださるこのBBSが僕も大好きです♪ ピース♪ 昨日10日ぶりくらいにアーヴィング絵本を読んだら、分からない単語頻出に軽く衝撃を受けました。我がことながら忘れるの早すぎると思うのですよ。


[1731] ニック・ホーンビィ 投稿者:erio 投稿日:2004/12/13(Mon) 21:45

lingさんへ
そうです、それそれ。ニック・ホーンビィ、大大LOVE!なんです。
あ、でも読んでみてください♪ちょっと幼稚くさいの。「スターの頭の中って・・・??」とコリン・ファースの役どころのイメージと大きく違って不思議な感じですよ。
あの短編集は全体的に△ですが、アン・タイラーだったか・・・・約1名、☆キラリ☆と光ってました。図書館で借りたので手元にないのでうる覚えです、、トホホ。でもちゃんと光るパーツあり、ですからご安心を。
わたしもオースティン、大好きです。もちろん水村美苗さんの影響です。辻邦生さんとの往復書簡集に書かれてましたね。
こんな風にホーンビィやオースティンの出所を察してくださる方がいらっしゃるこのBBSが大好きです♪


[1730] らーらーらららららー 投稿者:ling 投稿日:2004/12/13(Mon) 20:12

うちではしょっちゅう口ずさまれていますこのテーマもほぼ聞き納め(総集編もあるみたいですが)で寂しい限りです。最終回は泣かなかったのですが、それは演出の方がマトリックスげんさんをやってしまった人だったから、はらはらしていたためです。最後のオール・キャスト映像がとても良かったです。最後の近藤勇の頭を駆けめぐった映像のようにも受け取れて。新旧歳三による兄弟の別れシーン、沖田君のある意味誰よりも悲惨な最期など印象深いシーンが最終回までてんこもりでした。語り出すとキリがないので、やめますが、他の番組で新選組!キャストが出てくると、新選組!役名で認識してしまう今日この頃です。

erioさん、
コリン・ファースの小説は、ニック・ホーンビィ編集のアンソロジー収録分のことですか?その本でしたら友達から借りているのですが、読んでません・・・。そうですか、キビシイですか・・・。
実は最近急にBBC制作の「高慢と偏見」がどうしても見たくなって、中古DVDを購入しました。タイトルが「コリン・ファースの高慢と偏見」となってて、それはどうよ、と思いましたが、よくできたドラマだと再確認しました。NHKもこれくらい、セットと衣装に凝ってほしかった!(予算の関係?)。

私はまだ『本格小説』を読んでいないのですが、水村さんも『高慢と偏見』を暗記するぐらい読まれたことをどこかで読みました。私、オースティン大好きなのですが、ちょっと恥ずかしいのでなるべく秘密にしています(ここでは言ってもいいかと思って)。


[1729] 愛しき友よ 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/12/13(Mon) 16:57

大河ドラマ「新選組!」が昨日終わりました。本当に良い最終回だったと思います。ご覧になった方、如何でしたか?? 処刑場での<あの>母上様からの「近藤勇、よく戦いました!」との言葉や湧き起こる皆の喝采では当然のこと、呼ばれてない捨助のちんどん屋みたいな格好にもまた涙。近藤勇の最期の顔は、とうとう近藤勇だった。井の中の蛙大海を知らず されど空の青さを知る(号泣)


☆erioさんへ
『本格小説』良かったですよ〜ほんと♪ 単純に楽しく悲しい時間を堪能できましたし、同時に「やられた! すごい小説だ!」という作品でもありました。『本格小説』なるタイトルを自作につけられる人のものだったと納得でした。機会があったら今度他の作品も読みたいですね。

「ハウルの動く城」はむつかしいのですか!? まだ観てないのですが、今度はわりとストレートなラブストーリーなのかと思ってました。もちろん深く読み込もうとすればどこまでも奥深いだろうけれど、基本は単純明快直球勝負になるのだろうなって。前作のときのインタビューで「おにいさんおねえさんに絶賛される作品より、単純にこどもたちに喜ばれるものを創りたい」ってなことを宮崎さんは言ってた気がしますが、ぜんぜんわからないくらいむずかしいってのは、何ともやっかいですね・・・。


[1728] ほっ。。。 投稿者:erio 投稿日:2004/12/12(Sun) 23:34

管理人さんにも『本格小説』、気に入っていただけて「ほっ」。
水村美苗さんの日本感って独特だと思います。
がちがちのナショナリズムではなく、”自分の国が好き”という気持ちが小説にとてもうまくこめられていると思うんです。
そんなところもお気に入り。
 
「ハウルの動く城」見てきました。
むつかし〜!!ぜんぜんわかりませんでした。
見る側に問い掛ける映画、だそうですが外国語で見た、くらいわかんなかったです・・・・・


[1727] 本格的(ややねたばれ) 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/12/08(Wed) 07:12

水村美苗『本格小説』を読了しました。「まいったなあ」というのが正直な読後感です。すごく面白かったです。序章がすごく効いてますね。(今はなき?)上流階級な感じは『細雪』とか『斜陽』。効果的な写真の使い方は『箱男』みたい。『嵐が丘』は読んでいないのでわかりません・・・。

たろちゃんはですね。男子読者としても別にありでしたよ。「そんな奴はいないよ」って感じでは全然ないです。大変良いです。子ども時代の生活(宇田川のおばあちゃんが良いですね)は「太郎=シンデレラ」みたいな印象、それでいて、12時をまわっても魔法はとけなかった。みたいな。すごく面白くて、すごく寂しい小説。(☆☆☆☆☆)

ただ、日本が希薄であると認めるはやぶさかではないのですが、『本格小説』では「日本の希薄さ」は表現できていなかったように思います。ネガでもポジでも。・・・などと書いてる「日本の僕」が希薄なのかな、もしかして・・・とほほ。


☆ちろりさんへ
「ポーラエクスプレス」は原作の絵本を春樹さんが翻訳してるのですよね。僕は原作も映画もまだですが、前に書店で絵本を見た感じだと、まさかCGの映画になるとは思いませんでした。映画といえば「笑の大学」を観ましたよ。三谷ファンの贔屓目ではありますが、面白かったですよ。「新撰組!」が終わろうとしていてさびしい。

不安といえば、割と年配の人に「若いから怖いものなんてないだろう。不安なんてないだろう」みたいなことを言われることが最近重なってるわけなのですが、あれはなにかのユーモアか何かなのか、ただの馬鹿なのか(失礼)、さっぱり分からなくて正直困る訳です。ちろりさんに愚痴っても、しょうがないですけどね。すみません・・・(汗)。


☆erioさんへ
>みなさんもいろんなこと、「本」に邪魔されちゃったりしませんか?

う〜ん、どうなのでしょうね。例えば僕は嘘偽り無く不勉強な人間ですが、それでは小説を読まなかったらその時間を外国語習得についやしたか、というと、間違いなく否ですね。(きっぱり!) 例えば学生時代試験前になると、突如として普段しない部屋の大掃除を開始したりしていたわけで。それは掃除が試験勉強を邪魔していたのではなくて、試験勉強が掃除を生み出していたのだと言えると思います。なんか馬鹿みたいなので、この辺で・・・。


[1726] 外国人の友人 投稿者:erio 投稿日:2004/12/06(Mon) 12:59

イーサン・ホークの小説、やはり...ですか。
『ラブ・アクチュアリー』にも出ていたコリン・ファースの小説もかなりキビシかったです。
好きな人の苦しい作品を読んじゃうとつらいです、俳優さんじゃなくても。

ちろりさんのお友達も中国からの留学生?私の親友もです。
彼女と親しくなってから、日本語についてものすごく考えてしまうようになりました。
いっときなど一言一言考えすぎて、うまく話せなくなったくらい。去年の彼女の年賀状には「ノルウェーの森」の言葉の美しさに感動したことが書いてありました。
彼女の日本語に対する真摯で繊細な気持ちを見習って、私も第二の言語に取り組んでみたいと思ったりします。が、なかなか...「本」に邪魔されちゃうんですよね。
みなさんもいろんなこと、「本」に邪魔されちゃったりしませんか?私は「勉強」がその最たるものでした(言い訳ですね、はい)

アーヴィングの新作、なんだか『未亡人の一年』チックじゃないですか??
タイトル、”Until I Find You”からしてルースっぽいですね。期待です!


[1725] 現実逃避 投稿者:ちろり 投稿日:2004/12/05(Sun) 11:24

☆すまいるさんへ
子どものときは好きだった12月が、悲しいかな大人になるとあまり嬉しくなくなって・・・。でもX'masの感じは好きなので、一度欧米のどこかで(って大雑把なくくり^^;)過ごしてみたいです。
DVDで「ラブアクチュアリー」みました。女の子と一緒にこの季節みるにはちょっといいかも。
成り行きで、中国からの留学生の友人と「ポーラエクスプレス」みてきました。原作には何の思い入れもないんですけど。感想は、う〜ん。まあいいか。

うつ状態のときは普通読書がすすむんだけど、ここのところ不安感で思うように本が読めません。アイドル熱^^;も現実逃避かと・・・。単にミーハーなだけかも知れませんが。

☆りらさんへ
ここのインテリジェントの高い皆さんには黙殺されると思ってた「流星」にコメントしてくださってありがとうございます。コミックは後から読んでる派なのですが、ドラマの脚本・演出なかなかなものですよね。 原作の世界を上手にふくらませていて。キャスティングも良いし。
漱石はとてもいいですよね。lingさんもすすめておられますが「それから」私も好きです。
私は今のところ水村美苗さんまで手を出す予定はないのですが、感想お聞かせくださいね。

☆lingさんへ
ヴォネガット情報ありがとうございます。そうですか。
イーサン・ホークも微妙なポジションの役者さんですね。彼の小説(書いてるんですよ)読んだことあります。特に感想はないです^^;

みなさん楽しいX’masシーズンを!!!


[1724] もう12月。 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/12/01(Wed) 23:17

☆ちろりさんへ
いえいえ、こちらこそですよ。このサイトはそもそもはじめから、この伝言板をやりたくて始めたんです。なので、こうして皆さん集ってくださっている現状はとてもうれしいです。僕については、実際問題わりと「とほほな奴」なので、特に卑下しているわけでもなく、え〜と、まあ、その話は置いておきましょう・・・(大汗)。閑話休題。

業田良家さんは分からないです。どこかで見たような名前ですが、思い出せません。教えてください。ぜひ。

窪塚くんは、結局なんだったのか、いまいち良く分かりませんが、あれだけジャンプして大丈夫な事実に驚愕です。がんばって欲しい。

春樹さんのトークショーの写真って、イスに座って大笑いしているやつですか? それなら僕もどこかのサイトでみかけました。どこのサイトか忘れてしまいましたけど(汗)。なんといいますか、人生愉しんでらっしゃるようでファンとしては偽り無く素直に嬉しいです。『風の歌を聴け』とか読んでると、この小説家は、ちゃんとご飯食べて、せちがらい世の中生き抜いていけるのだろうかって、ちょっぴり心配になってくるものがありますから。心強いというか、なんというか。。なんにせよ、トークショー行きたかった・・・。


☆erioさんへ
>もっと毎日を大切に、一日一日を充実させなくちゃいけないって。でも、疲れきってて...

そうゆう気持ちって、なんとなく女の人に多いのかなと、最近ふと思ったりします。まあ基本的に男しかやったことがないので、あくまでも、なんとなく、ですけれど。色々大変でしょうけど、まあ「我々には本があるさ。」ということで。

『本格小説』、まだ序章がようやく終わったところです。すごく遅いですね・・・。そうですか、永遠の理想の男性、ですか。それは気合を入れて読まなければ!(笑) 序章の時点で、英語のカセットテープみたいなのを早晩暗記してる主人公には、敵わない予感が漂う僕です。(←そうゆうことじゃないの・・・だろうか??)


☆シャーロットさんへ
はじめまして。『羊男のクリスマス』は、あれ、佐々木マキさんの絵とみごとなコラボレーションというかコンビネーションというか、が確立されていますよね。絵も文も、どちらも大好きです。僕が未読の作家が多くて満足なお返事書けずに申し訳ない気持ちです。三浦綾子さん、岩舘真理子さん、玖保キリコさん、キリコさんはちょっとだけ読んだような気もしますが、記憶の彼方へまぎれてしまいました。すみません(汗)。

ジョン・アーヴィング、一度読んでみてください。ファンサイトをやっているくらいなので、正直断固断然おすすめしますです! 『ガープの世界』と『ホテル・ニューハンプシャー』が新潮文庫で出てるので、手に入り易いです。ぜひ。


☆青さんへ
こんばんは。お元気そうでなによりです。
>文化的アイデンティティがぐらつく、その苦しさがどういうものなのか、

そこらへん、『本格小説』は『サーカスの息子』とかカズオ・イシグロの世界とかに通ずるものがあるのでしょうか。僕も「日本の日本人」として、小説から受ける感覚は、実情とはかなり違うのだろうな、という気がします。本当のところは理解できないだろうというか。まあ、意外と当人にしてみれば、あるいは「そんな大袈裟なもんじゃないよ」ということになるのかもしれませんけれど。


☆ののさんへ
お久しぶりです。お元気でしたか。そして、情報ありがとうございます。とても有難いです。こうなると、翻訳を待つ僕としては、日本サイドでも、速やかに日本語版出版に向けて、準備に入ってもらいたいものですが、どんなものなのでしょうね。とにかく楽しみですね! 


☆masataiさんへ
こんばんは。僕もこの伝言板のおかけで出会えた作品はずいぶん多いですよ。本好きなんて、世の中的には限りなくマイノリティな存在だと思いますが、似たもの同士、格好良く言えば「仲間」な人たちがたくさんいて、なんとも楽しいです。またいらしてください。


☆リラさんへ
お久しぶり。とうとう今年も朝布団から出るのが辛い時期がやって来ましたね。電車の中は暑すぎるし、ホームは寒すぎます。師走です。

>うーん すまいるさんと『本格小説』、この相反する感じがすごく面白いです 笑

相反しちゃいますか、そうですか(汗)。なにやらいまいち良く分かりませんが、読了の暁には、たぶん釈然とするものがあるのだろうと、そんな予感が溢れます(笑)。ピース。

カズオ・イシグロ良いですよね。僕は逆に『わたしたちが〜」は途中で図書館に返還されてしまって未読ですが、『日の名残り』その他、今のところ全部良かったです。


☆lingさんへ
>映画を字幕無しで見られるようになりたいと思っていますが、

そうですね。僕も英語に限らず、とにかく第二の言語を獲得したなら、その先には今までとは違う広大な世界が開かれている気がしてならないのですが、どうにもこうにも、日本語だけです(汗)。

基本的に勤勉な人間ではないのですが、とくに外国語はだめです。たぶん、日本語の一切通じない場所でみっちり実践でやらないと、僕は無理な気がしています。そんな人間が英語の作家のファンサイトをやってるのも、かなり奇妙な話ですけれど。


[1723] カート翁は健在 投稿者:ling 投稿日:2004/11/30(Tue) 22:38

こんにちは。アーヴィングの新刊がいよいよ来年夏に登場!ですか。うれしいです。情報ありがとうございます。

sinittiさん
『コパーフィールド』読了されましたか!私もオーディオ・ブックを聴いていたのですが、たいへんなダイジェスト版だったので、結局、新潮文庫を引っ張り出してきて、あちこち拾い読みし直しました。ミコーバー氏のおもしろさは相変わらず最高ですね!まわりにいたら、デヴィッドみたくちょっと閉口するでしょうけど。それよりも今回はナレーター(註:男性)の名演のせいもあってベッツィ伯母さんがたいそう気に入りました。

ペンギン・ブックスのオーディオ・ブックは、たいていシェークスピア劇をこなしているイギリスの俳優さんがナレーターなのですが、みなさんすごいです。一人で何役も声を使い分けて、まさに7色の声です。そしてとうとう、ヴォネガットの「スローターハウス5」のオーディオ・ブックを手に入れました(イーサン・ホークのナレーションです!)。そうしたらに思いがけず2003年頃のインタビューもついていました。まだほとんど聴き取れていないのですが、映画版についてもお話になっているようでした。それで最近のヴォネガットさんはどうしておられるのかと思って、ここのリンクから彼のホームページを覗いてみましたら、今年の5月に書かれた文章(現在のアメリカについて)がありました。ご健在ぶりを確認して喜んでいます。

すまいるさん。
しっているお話のオーディオ・ブックだから聴いている(聴き取れているとは違います)ようなものでございます。洋楽の歌詞・・・ところどころ聴き取れる部分がある程度です。サビだけ歌えるってヤツですね(笑)。映画を字幕無しで見られるようになりたいと思っていますが、う〜む。最近単語が頭に定着しないことと言ったら・・・老化が進んでいるのだろうかと哀しくなります。ところで「新選組!」も、京都から去ってしまい、京都で働いている私としては寂しい限りです(実は勤務先も写りました・・・ってセットで、ですが)。なんだかDVDもでるらしいですね。見逃した回があるのでほしいけれど高いです・・・。

リラさん、
私は未だ『本格小説』に手を付けられずにいますが、もう暫く大事にとっておこうと思います。漱石も面白いですよね〜。私もちゃんと読んだのは数年前(もう良い大人になってから)なのですが、かえってよかったかも、とも思っています。『それから』のラストは圧巻ですよね。

明日から師走ですよ、どうしましょう。


[1722] 明暗 投稿者:リラ 投稿日:2004/11/30(Tue) 17:42

こんにちは、おひさしぶりです!
今日はぐっと寒くなりました。みなさん 風邪・インフルエンザには要注意ですよ。早めの予防を!!
いよいよ明日から12月ですね…月日の過ぎ行くのが早すぎて、困ってしまいます。

ちろりさん、
虚しさとの闘いは かなり消耗しますよね。自己嫌悪っていう、生涯逃れられそうにない自分の双子?影?が、そんな時は、とてもとても元気付いてきますし。
本を面白いと思えるのは、ほんと救いです。気の利いたユーモアに触れると自然にニヤリとしてしまう、その瞬間が私にとっては最高の癒しです。
ところで、「流星花園」面白いですよね…(^^)かなり忠実にドラマ化されていて、感心しちゃいます。

すまいるさん、
『本格小説』ついに借りられたのですね…!
うーん すまいるさんと『本格小説』、この相反する感じがすごく面白いです 笑
感想が楽しみです!
といっても お忙しいでしょうから、無理せずぼちぼちと進んで下さいね◎

青さん、カズオ・イシグロは何を読まれるのですか?
わたしは『わたしたちが孤児だったころ』のみ読んだ事がありますが、あんなに裏切られた!という気分になったのは初めてでした、、、最初と最後で全然印象の違う小説です、オススメですよ〜
『日の名残り』はまだ未読です。アンソニー・ホプキンスで映画化されていますよね?言葉遣いが凄いと聞いた事がありますが…

私は今、水村美苗さんの『続・明暗』読みたさに、漱石の『明暗』を読んでいるのですが、これが面白い!ですね!
未完なのが惜しまれる…と思いながら読み進んでいます。


[1721] こんにちは 投稿者:erio 投稿日:2004/11/30(Tue) 12:13

☆シャーロットさんへ
シャーロットさんの好きなこと、私もほとんど好きですよ。
ソフィー・キンセラの『お買物シリーズ』も愛読してますし、コリンファースの『高慢と偏見』狙ってるのも同じです♪(高いですよね〜、ネットオークションでも7,000円はくだらない!)
大学は北海道だったので、道産子ネタもついてけますし
岩舘真理子は大昔愛読してました。
まだ書かれてるんですね。
そんなソフィーさんにも今話題の『本格小説』おすすめしまっせ〜!!

私はいま「四番目の手」(え、第四の手??どっちだっけ)
をもう一度最初から読んでます。



[1720] 何をやってんだか・・・。 投稿者:ちろり 投稿日:2004/11/30(Tue) 01:29

☆すまいるさんへ
窪塚洋介くん、復帰みたいですね。なんでかわからないけど本当に飛んじゃって、で大丈夫だったてのが、凄い^^;
11月18日号のぴあにはARATAくんの近況(新作はよしもとよしともって知ってる?の「青い車」だそうです)が載ってましたた。「ピンポン」繋がりの話題でした。
すまいるさん、ご自分のことべらんめぇ調で卑下してはったけど、私はすまいるさんの暖かい人柄に励まされたり救われたりしています。このホームページに集まる人たちが作る、ここに来るだけで癒される。ここに出会えたことは、今年のうれしい収穫です。って早くも04年の10大ニュースのノリですかい? ハハハ。

それにしても、私ったらこれまでの人生、いったい何をしてきたんだか・・・です。またあまり考えすぎるとxxxなのでやめときますが・・・。
「(人生は)何かをするには短すぎる。何もしないでいるには長すぎる」ってほんとにそうだと思います。
ちょっとでも心の深いところに触れる本に、あと何冊であえるんだろうか?

☆ののさんへ
アーヴィング情報、ありがとうございます。訳までしてくださって。私が読める版はいつになることやら。

☆青さんへ
カズオ・イシグロは「日の名残り」ですか?

☆erioさんへ
職業を持ってはるんですね。私はそれだけで尊敬しちゃいます。
私も本を読むことと映画を観ることでかろうじてやってきたような次第です。

☆みんなして「本格小説」に行ってる時にわたしひとり「流星花園」で(コミック「花より男子」を台湾でドラマ化したものです)すみません。しばらくそっちに行ったきりかもしれません^^; 何をやってんだか。


[1719] 参考になります 投稿者:masatai 投稿日:2004/11/29(Mon) 01:42

こんばんわ。しばらく前にGuest Bookの方に書き込みをしたものです。こちらの方も時々拝見してました。

話題になっていた「本格小説」読んでみました。とても面白く読めたので、「私小説」の方も続けて読破。私自身ほんの短期間ですが、外国で暮らしてた時期があり、この小説の中で、英語混じりに書かれていることが、いろいろと感じたことや考えた事と通じるものがあり、なんだか感動してしまいました。近い内に、外国在住の知人にこの本を送ろうと考えています。


[1718] Until I Find You 投稿者:ののさん 投稿日:2004/11/28(Sun) 18:23

Random House のホームページにも、アーヴィングの次回作が紹介されてましたね。 ニックさんの言うように来年の7月発売だそうです。 下手な訳で恥ずかしいですけど、こんな記事でした。

「母親の口を借りれば、ジャックバーンズは俳優として演技を始める以前から役者そのものだった。そんなジャックだが、子供時代の最も鮮明な思い出といえば、母の手を握らずにはいられなかったそんな瞬間だった。それは演技ではなかったのだ」

こんな書き出しで、ジョンアーヴィングの11作目、Until I Find Youは始まる。物語の主人公はジャックバーンズ。彼の母アリスはトロントの刺青アーチストだった。ジャックが4歳の時、二人は失踪した父ウィリアムを探して、北国の幾つもの港町を旅して回る。ウィリアムは教会のオルガニストでありながら、刺青中毒という人物。アリスは謎めいているし、ウィリアムは見つからない。ジャックの記憶すら怪しくなってくる。

カナダとニューイングランドの学校に通ったジャックバーンズだが、彼の人格を形成したのは年上の女性達との関係だった。ジョンアーヴィングは、ハリウッドの俳優としてのジャックの人生を、北国の港町にある刺青パーラーを、そしてジャックが子供の時に聴いたヨーロッパの教会で鳴り響く音楽を、どれも豊かに、詳細に、そして思い入れをこめて描いている。

http://www.randomhouse.com/randomhouse/catalog/display.pperl?isbn=1400063833


[1717] 一週間が早い 投稿者: 投稿日:2004/11/27(Sat) 17:17

こんにちは。
わりと久しぶりに書き込みます。ときどき覗いてはいたのですが、書き込むまでの気力がなく…。でも読んでいるだけでも和ませてもらってます。

すまいるさん、『本格小説』読まれてるんですね〜
『私小説』も凄かった!"from left to right"というサブタイトルから何から、巧すぎます。
私はずっと「日本の日本人」をやってますが、文化的アイデンティティがぐらつく、その苦しさがどういうものなのか、自分で確かめたいという思いは昔からあるんですよね。
そういう意味で、いつか外国に住んでみたい。色々考えさせられる一冊でした。


最近良かったものは、佐藤愛子の『バルタザールの遍歴』かな。
今日は図書館でカズオ・イシグロの本を借りてきました。初めて読むので楽しみです。

erioさん、
>毎日を人間らしく支えてくれるのが「本を読むこと」
すごくわかります…。
すべてに疲れきっているときでも、面白い本を面白いと思えるうちは、まだ大丈夫だと思えたり。(ちょっと違うか…笑)


[1716] こんにちは 投稿者:シャーロット 投稿日:2004/11/27(Sat) 14:21

はじめまして。
こんにちは〜
えっと
わたしはコリンファース主演の
高慢と偏見が大好きです
でもDVDって1万円するんですよね。
いつも手にとってはため息ついてもとの場所に戻します。
村上春樹は中学生のときちらほら読んでました
でも一番すきなのは
羊男のクリスマスですね
空とびネコとか絵本ですね、、あはは
ジョンアービングは知りません。
サイダーハウスルールは大好きな映画ですけど。
フォレストガンプなら知ってます。
好きな作家は三浦綾子です
旭川市出身でわたしは札幌なので
よく美瑛の丘とかいきます
塩狩峠もいいですけど自伝書の道ありき3部作
は涙なしにはみれません
涙でページがめくれませんこと請け合い。
あとはソフィーキンセラを原書で読んでます
なかなかお買い物シリーズの3巻がでないんですよ
出版社のヴィレッジ・ブックスに問い合わせたら
10月です。って騙されました。
漫画家ですきなのは
岩舘真理子と玖保キリコ
岩館さんは漫画より作家になったほうがぜったいいいと
おもいます
岩舘さんは札幌市出身で新琴似のへんに
すんでたらしいです。
といっても高校生までなので20年以上前の話ですが
何度よんでもあきません
だれか知ってたら岩館情報交換しましょう
今はまたアガサクリスティー読んでます
あまり人気のないほうが私はすきです
いまはホローそう殺人









[1715] くだらなく.... 投稿者:erio 投稿日:2004/11/25(Thu) 11:43

虚しさとは少しちがうのですが、私、朝起きて楽しみに思うのは「夜寝ること」。
で、出社したときに思うのは「休日まであと何日だっ!」。
先先が楽しみ。
これってくだらなく生き急いでますよね。
なので、ものすごく具体的な北極星のような「楽しみ」を意図的に作ってるんですけど......旅行とか。
そんなことも「くだらない」な、と自分でもいつも思います。もっと毎日を大切に、一日一日を充実させなくちゃいけないって。でも、疲れきってて...
そんな毎日を人間らしく支えてくれるのが「本を読むこと」かなぁ。

管理人さん『本格小説』いかが?
男性の感想、聞いてみたい!たろちゃんみたいな男性、やはり「ありえな〜い」ですかね?
が、女性にとって永遠の理想の男性なんですよ、あれが(笑)


[1714] いつもありがとうございます。本当にありがとう。 投稿者:ちろり 投稿日:2004/11/25(Thu) 02:26

☆すまいるさんへ

いつまでも、大人になれなくてお恥ずかしいです。
でも立ち直りも早いのでご安心ください^^;
今回は、台湾のアイドル(というよりアジアのスーパーアイドル)『F4』のことを考えて乗り切りました^^;
ってその程度のやつです、ごめんなさい。

でもって、甘えついでにお聞きしますが業田良家という漫画家さんご存知ですか? ある作家さんがその人の『詩人ケン』の中の詩を引用していて、読んでおいおい声を上げて泣いてしまいました。私の中の深いところに触れる詩でした。
そのうち紹介させてもらってもいいでしょうか?

週刊文春11月25日号に春樹さんの写真つき記事が掲載されてますね。前回お話した「東京するめクラブ」のトークショーでの一コマのようですが、それにしてももう少し素敵な写真はなかったのでしょうか? 全集のチラシのときほどでなくていいですけど。まあ思いっきり笑っていて健康的といえば健康的ですが・・・

いよいよ「本格小説」にいきましたか。感想をお待ちしています。


[1713] Until I Find You ! 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/11/23(Tue) 12:42

☆erioさんへ
>「買う」「図書館で借りる」のジャッジミスが多いんですよ〜。

遅い返事すみません(汗)。ジャッジミスは僕もよくあります。僕の場合、読んだことのない作家の場合たいてい図書館でためしに借りてくるパターンが多いので、「図書館で借りる→気に入る→再読時に購入」ということがわりとあります。最初から買えばよかったと思うことしばしばです・・・。

本家アマゾンをみると、アーヴィングの小説はオーディオブックになっているみたいですね。にっくさん情報の新作のページにはオーディオカセット、オーディオCD、とあります。アーヴィングとかディケンズとかは一本(一枚)には収まらないですよね。いったい何本になるのだろう・・・。


☆えふでいさんへ
えふでいさんは「えふでい」というのを作られた方なのでしょうか? 思い立ってそうゆうものを作れちゃうってゆうのはすごいですね。僕は英辞郎というソフトを持っていないので残念無念ですが、教えてくださってありがとうございました。だいぶ前にバビロンっていうフリーのを入れていたことはあったのですけれど・・・。英辞郎が入っているパソコンの人は試させてもらっては如何でしょうか。


☆ちろりさんへ
ようやく僕は『本格小説』を借りてきました。十ページくらい様子見してみた感じ、皆さんのおっしゃるとおりすごく面白そうです。じっくり読もうと思います。わくわく。

その後心持ちは如何でしょうか。生きていくことって何なんでしょうね。本当に。

例えば僕の話。はっきり言ってこの青年、はみだしもの、ろくでなし、お前には明日はない、単なる阿呆等々、そこらへんのあまり楽しくない称号がぴったりの大馬鹿者のすっとこどっこいのてやんでいです。我がことながらアキレタ野郎です。このサイト(伝言板)なんて、ある意味訪問者に心配をかけてきた管理人の歴史記録です。そんな僕なので、ちろりさんがどんなふうに悩んでいるのか分かりません。ですが、早く元気を出して欲しいなと、ささやかながら願ってるのがここにも一人いますから、思う存分気が済むまで落ち込んで、そして、元気出して下さいね。


☆にっくさんへ
情報ありがとうございます! とうとう刊行日が決まったのですね。前作の『第四の手』がわりと中篇寄りの作品だったので、新作には大長編を期待しているのですが、どうなのでしょうね。とにかく楽しみです!

日本語訳は・・・そうですね・・・『オウエン〜』で原書が出てから日本語訳まで10年近くかかったという恐ろしい伝説もあります(遠い目)。ですが『第四の手』の雰囲気だと一、二年で出そうな気もします。中間をとって、やはり目安としては、三年位はみておいたほうが良いのでしょうね・・・。僕の場合、先日出た絵本が原書の限界なので、新作は邦訳を待つことになります。早く出て欲しいですね。出版社の人、翻訳家の人、どうぞよろしくお願いします。(ぺこり)


[1712] Until I Find You 投稿者:にっく 投稿日:2004/11/23(Tue) 02:55

Amazon.comによると"Until I Find You"の発売日が2005年7月12日になっています。Random Houseから出版されるようです。原著が2005年に出版ということは、日本語版は2008年位までお預けということになるのでしょうか?


[1710] 我が家の書籍調達人が・・・ 投稿者:ちろり 投稿日:2004/11/19(Fri) 12:10

東京するめクラブ『地球のはぐれ方』(村上春樹 吉本由美 都築響一)ってのを調達してくれました。気分じゃないのでほってありますが・・・。
やはりこれからの季節はずしっと重みのある作品に取り掛かりたいですよね。
みなさんのおすすめや、挑んでいる作品も気にかけつつ。

いま私は生きていくことの虚しさにさいなまれています。
開いた窓の前で立ち止まるつもりはないのですが。


[1709] こんなもの作ってみました 投稿者:えふでい 投稿日:2004/11/17(Wed) 18:44

英辞郎ネイティブ化ツール
しゃべ辞郎っていいます。
このしゃべ辞郎を取り付けるだけで、
あなたの英辞郎がネイティブの生の声でしゃべるようになります。
無料版もございますので、ぜひ一度お試しください。
インターネットでもエクセルでもE-メールでも、画面上の英単語にマウスを合わせ
右クリックするだけで、ネイティブの生の声で発音し、即座にその単語の意味を 
ポップアップで表示してくれます。
ネイティブの生の声の発音を聞くツールとしては、現在もっとも簡単でかつ最速
だと自負しています。

http://www.efudei.jp/


[1708] 買う、借りるのあいだに... 投稿者:erio 投稿日:2004/11/15(Mon) 17:43

くーっ、やはり職場であわててカキコすると誤植だらけですね。反省...

買ってつんである、といえば『パイの物語』。
BSの週間ブックレビューという番組で絶賛していたので高かったのに”清水の舞台”で購入したのですが......ダメだぁ、、全然進みません!
『イギリス人の患者』はマースさんのおっしゃるとおり、だんだんおもしろくなってきましたが、『パイ』は...しかも最近図書館にしっかりあるのを発見、後悔しきり。

本を買う、ですが私もいい年、フルタイムで嫌なことにまみれて働いているので「せめて本とCDくらいは...」と気になるものは買うことにしています。
が、なにしろ濫読なので図書館でも常に満杯借りてて、積みっ放しも多数あり。この「買う」「図書館で借りる」のジャッジミスが多いんですよ〜。
『オウエン』を未購入で、5,6回図書館で借りて再読してますもん。
今度のボーナスで必ず買うぞ!

penguinのオーディオブック!いいですね。Amazonで買えるかな?
『未亡人の一年』、なんてあったりするのでしょうか?
やはりイギリスもの限定...?


[1707] 少し肌寒い。 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/11/14(Sun) 13:59

昨晩「ドクターコトー」のドラマを観て涙しました。泣きながらお別れの歌を歌うクニちゃんが良かった。あの合唱曲、良い歌ですね。

☆マースさんへ
お金はねぇ・・・無いですよねぇ・・・いったい何処の誰が持っているのでしょうね・・・(遠い目)。しかし絵本は永久保存版のおすすめ品なので、お金を貯めてぜひ購入してみてください。きっと後悔はしないと思いますよ。

ねじまき鳥はいいですよね。春樹さんといえば、エッセイ本のようなものが発売のようです。『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』¥2,100ということで、これまたちょっと高価。でも文庫になるのは先ですもんね。(欲しい)


☆リラさんへ
『本格小説』の輪が、どんどん広がっていますね。僕は取り残されちゃっていますけど。電光石火ですか。僕も図書館で借りてこようかなあ。というか、僕の場合『嵐が丘』すら読んでいなかったりしちゃうので、我ながら恐ろしいです(汗)。僕は皆さんが『本格小説』を読む中、柴田元幸さんの『愛の見切り発車』というのを読んでました。協調性に欠きますね・・・(汗)。


☆ダダさんへ
実は僕も最近、ノンフィクションやら新書やらを図書館で借りて読んでいました。日本の歴史の本やら経済関係の本やら。きっちり隅々まで読んでいるわけではなくて、たくさん借りて面白そうなところだけ読んでいたりします。あまり行儀の良い読書ではないですね。でも僕の場合、一般常識的な知識が色々と欠落しているので、たいていどんな本を読んでも得ることがあるので、面白いです。『胎児の世界』面白そうですね。NHKスペシャルの匂いがします。面白そう。

『嵐が丘』絶賛なのですね。僕は未読なので、『本格小説』より『嵐が丘』を先に読んだほうがいいのかも?? う〜ん、とりあえず『本格小説』にしておこう。(貸出し中かもしれないけれど・・・)


☆erioさんへ
僕の場合、積読は殆どないです。殆どないのは良いのですが、買った本をどんどん読んでいるからではなくて、どんどん本を買えないから、というのが理由なので、なんとなく寂しさが漂います。やはり『嵐が丘』というのは皆さん読まれているのですよね。困ったな・・・(汗)。


☆lingさんへ
情報ありがとうございます♪ 早速チェックしました。まるまる一頁を割いていますね。すごいですね。デタッチメントとか今一釈然としませんが、そういえば、韓国人の知人(春樹ファン)は『風の歌を聴け』が好きで、韓国での一番人気は『ノルウェイの森』だと言ってました。ヨーロッパだと『風の歌を聴け』は人気ないのでしょうか。う〜ん、そうゆうものなのですかねぇ???

オーディオブック、ディケンズ聞かれているのですね。すごいなあ。僕はとりあえず絵本で充分です。二三日読んでいないと、単語を忘れる始末なので・・・。じっくり付き合っていこうと思います。ところでお訊ねしますが、英語の力がついてくると、例えば街中に流れてる洋楽の歌詞の意味とか、徐々に解るようになるのでしょうか?それとも、ある時期から、わっと解るようになるのでしょうか? 僕の場合洋楽は基本的に音なので、そこらへん不思議です。


☆sinittiさんへ
お久しぶりです。地震のニュースは少なくなってきましたが、突然潰れた家が復活したり、崩れた崖が戻ったりするわけではなく、、大変です。

『コパフィールド』!!読了されましたか!!!おめでとうございます♪ 時間がかかりすぎたとはおっしゃいますが、それってすごく貴重な体験と思いますよ。時間を詰めて読むのも勿論良いでしょうけど、今回のsinittiさんの読み方だって、すごく良いと思いますよ。

僕にもコパフィールドの「本当のえらさ」が分かるときがくるのでしょうか。死ぬまでに読めれば、という気持ちですが、人間なんていつ死んでしまうか分からないですものね。やはり計画は必要でしょうか。


[1706] おひさしぶりです。 投稿者:sinitti 投稿日:2004/11/13(Sat) 13:25

長い間お邪魔していませんでした。もうすぐ年末ですね。
新潟の地震が起こってからも、あっという間に時間だけが過ぎて、被災された方々には、本当に元気をだして頑張っていただきたいと思います。

☆管理人さんへ。
じつは、とうとう今週、『コパフィールド』読み終えました。あまりに時間がかかりすぎたので、なんだかいまだに終わった感じがしていません。いつから読み始めたのかも、もう覚えていないし…。でも、たしか今年中には終わらせるって決めてたはずなので、とりあえずよかったです。
 内容は、やはりおもしろいです。人がおもしろい。私の場合は、ディケンズだとなぜかドストエフスキーとだぶってしまうんですけど、
本当に人物のおもしろさと、そのひとつひとつのエピソードというか、事件のおもしろさに、いくら読んでも飽きないです。
 ただ、時間をかけすぎて、1巻2巻の内容が、別の小説の内容だったっけ?なんて思ってしまうのは、ちょっといけないですよね。

 今度、また長編を読むときは、計画をたてて、時間をできる限りつめて、読めたらいいな思います。
 それにしても、コパフィールド、本当にえらいです。最後は幸せになれて、というか、無事、中年の大人になることができて、私もうれしいです。

 年内はあとは、『クリスマスカロル』をさっと読んで、来年に向けて、また読書計画を立てたいと思います!


[1705] 村上春樹25年 投稿者:ling 投稿日:2004/11/12(Fri) 23:13

という特輯が今朝の朝日新聞に出ておりました(大阪版です)。評者は加藤典洋氏、森達也氏、香山リカ氏です。
キーワードは「デタッチメント」と「コミットメント」ということで、村上氏前期のデタッチメント系の作品の方に親しんでいる自分はやっぱり若くないのだな・・・と思ったり。
『妊娠小説』で語られていたこととも通じますが、村上氏の女性の描き方についての香山氏のコメントにはやっぱり共感してしまったり・・・。ま、アーヴィングもかなり「マッチョ」ですけどね(にっこり)。

オーディオ・ブックは現在アーヴィング氏にならって(?)、ペンギン・ブックスのDavid Copperfieldを聴いております。ナレーターがかなりいい感じです。
でも、私は決して英語に強くはないのです!オーディオ・ブックも何回聴いても聴き取れないところも多いですし。なるべくできるようになろうと思ってはいますが。で、好きな作家さんの作品で英語のお勉強もできるので一石二鳥です。でも、ストーリーを知っているだけに、聴き取れないところもスルーしてしまったりして、ははは。


[1704] イギリス人の患者 投稿者:マース 投稿日:2004/11/12(Fri) 15:07

>リラさん・ダダさん
ねじまき鳥、3部にはいりましたー。やっぱりおもしろい、これ。来年も読むんだろうな 笑

>erioさん
イギリス人の患者、私も買っておきながら手をつけていなかったのですが読み始めるとなかなかよかったです。最初、読みにくいかも、、っと思ったのですがだんだん引きこまれました。スターガールは以前ちらっとでていたので気になるのですが、本屋で見かけずまだ読めていません・・・。


[1703] 読書の秋ですものね 投稿者:erio 投稿日:2004/11/11(Thu) 15:47

「読書の秋」、ですもんね、皆様しっかり楽しんでらっしゃるようです。
私が今よんでるのはダダさん同様「買っておきながら手をつけていない」山。
『イギリス人の患者』と『モーターサイクルダイアリーズ』を2冊、気分に合わせて併読。「モーター〜」は映画も後悔されるゲバラの話題の旅日記なのですが、いかんせん訳が...。
たぶん、ホントは、きっと、おもしろいんだと思います。

ちろりさんへ
息子は小6です♪一番好きな本は『スターガール』みたい。よく取り出してよんでます。
私もそうだったのですが、そろそろ両親の本棚に手が伸びる頃ですよね、小学校高学年。
息子にもちゃんゲバラを知って欲しくて『モーター〜』買ったんですけどね...挫折しそうです。
りらさんへ
でしょ〜♪電光石火、先が気になって何も手につかない?
そう、しっかり「ヒースクリフ&キャサリン」してますよね!
嵐が丘好きの皆さん、本当〜っにオススメです♪


[1702] 小説から少し離れて 投稿者:ダダ 投稿日:2004/11/11(Thu) 04:58

こんにちは。毎度ながら、お久しぶりです。
ハリポタの5巻(洋)を9月上旬に3ヶ月がかりで読了後、引き続き『オウエン』を読み始めるつもりだったのですが、予定変更、しばらく小説から離れて、ノンフィクションや新書を読んでいます。
といっても大した量ではありませんが。

『永遠のドストエフスキー〜病という才能』(中公)、『人格障害かもしれない』(光文社)、『精神病』(岩波)『胎児の世界〜人類の生命記憶』(中公)などです。特に、『胎児の世界』のスケールの大きさには圧倒されました。人類を含めた生命の起源が宇宙的規模で記述
される内容には、「いのち」の重みがずっしりと感じられ、感慨深い
です。著者は文学や芸術にも造詣が深いと見られ、文章もとても良いです。

ジャンルは異なりますが、アリス・ミラーの『魂の殺人〜親は子供に何をしたか』(新曜社)も、命を考えるという意味で万人必読の書だと思います。アリス・ミラーはまだこれだけしか読んでいませんが、他の著作もぜひ読みたいです。

小説の話題に戻ります。『本格小説』はずいぶん前に新聞の書評で
チェックしていたのですが、まだ購入していません。僕はいわゆる
「恋愛小説」にはほとんど興味がないのですが、『嵐が丘』は例外として忘れられません。(あれを忘れられる人がいるだろうか?)
そのような意味で、『本格小説』は(たぶん)ハマると思います。

『ねじ巻き鳥』、僕は2度しか読んでいませんが、飽きません。これ
からも、何度も読み返すと思います。でも、このような(再読に値する)本というのは、まったく貴重ですね。春樹さんの小説はほとんど
再読、三読しています。ただ、『国境の東…』だけはもう2度と読まないと思います。『スプートニク』と『アフターダーク』は、つまらなかった割になにかしら感じるものがあったので、しばらくしたら再読します。

洋書も含めて、購入して以来読んでいない本が30〜50冊はあるというのにまた今日、小説(池澤夏樹『スティル・ライフ』、『中国行きのスローボート』)と萩原朔太郎のエッセイを買ってしまいました。
本屋に行くとなにかしら買わずにいられない、ほとんどビョーキですね。

どらえもん募金に500円募金しました。それくらいのことしか出来ない虚しさと無力感を感じつつ…。


[1701] はまってしまいました 投稿者:リラ 投稿日:2004/11/10(Wed) 14:28

こんにちは、今日もあたたかいですね。
まだ 暖房器具は出さずに頑張っています。

青さん、erioさん、『本格小説』に大いにはまってしまいました!
図書館で借り、一週間で一気に読んでしまいました。ここ最近の読書ペースと比較すると、すごいスピードです。電光石火です(使い方間違っておりますでしょうか?でもそんな感じ)。
かなりの読み応えで、現代版『嵐が丘』という うたい文句に、大きく頷く思いで読み終えました。
それにしても 登場する女性たちが皆 パワフルですよね。。。
人生の哀しさに負けじと生きる様が、なんとも胸を打ちます。
この勢いで『嵐が丘』も再読しちゃおうかな。

それにしても 改めて青さんがうらやましくなってしまいました。。。
つくづく、最高のシチュエーションの読書だったんですね!

マースさん、わたしもねじまき鳥は年に最低1度は読み返す愛読書です。いいですよね〜、読むたびに新鮮な印象を受ける、得がたい本です。


[1700] 暖かい日が続いてます 投稿者:マース 投稿日:2004/11/09(Tue) 13:17

お久しぶりです。
最近お金が続かないです。。。ということでアーヴィングの絵本はまだ購入できず。そのうち読みたいですね。
そんなわけで、毎年恒例になりつつある、ねじまき鳥の再読中です。読み返してしまうんですよねー、これ。大好きです。


[1699] 100円文庫 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/11/09(Tue) 00:02

先日100円ショップのダイソーで文庫本を見つけました。著作権切れの作品を青空文庫のデータを活用して出したようです。紙質などは「いかにも100円という雰囲気」を漂わせていますが(汗)、内容のほうは、注釈やルビなども入っていて、なかなかのものだと思いました。あなどれない出来ですよ!


☆ちろりさんへ
おかえりなさい。ご親族ともどもご無事でなによりです。新潟の被災者の方々は確かにこれからの季節心配でしょうね。なにもなくとも雪下ろしで亡くなる方の出る豪雪地帯、地震のダメージの残る家屋が耐えられるかも心配な気がします。

サリンジャーは『ライ麦』『ナインストーリーズ』『フラニーとズーイ』などの有名どころは読んでいますし、う〜んそうですね、好きか嫌いか?と問われれば好きな作家に入るのかな。といったところでしょうか。『ライ麦』については、今回の春樹訳のほうがしっくりときました。それがはたして著者のサリンジャーの歓迎するところなのかどうか、よくわからないところですけれど。

『未亡人の一年』読まれていますか。あいかわらず長いので、のんびりと楽しまれてください。読了後、このタイトルの「邦訳」をどう思われたかお聞きしたいです。絵本、いいですよ〜♪

映画の放送情報ありがとうございます。ちょうど今頃はじまったころと思われますが、僕はBS観れないので残念無念です。観れる方はぜひ!今すぐ!

追伸: ところで、「おっかない」って方言だったのですか!! 僕は今のいままで標準語だと確信してました・・・(大汗)。(←おっかない)


[1698] ただいま、ふたたび 投稿者:ちろり 投稿日:2004/11/06(Sat) 09:51

すっかり秋らしくなりました。みなさん、美しい秋をお過ごしですか?
おかげさまで、病院のある町は揺れはしたものの、地震の被害もなく、母も回復に向かっています。
病院から1時間ぐらいの実家も実家近くに住む兄も、N市に住む姉も「すごぉく揺れた」とはいっていましたが、被害はなかったようです。
新潟の皆さんには心からお見舞い申し上げたいです。これからますます寒くもなりますし。

でも不謹慎ですが、実家の隣県とういこともあって、ニュースをみていると言葉(方言)にはっとさせられます。
かつて世間を騒がせたオウム真理教の山梨県上九一色村のときも、インタビューを受けた県警のかたが、ヘッドギアについて聞かれたときに「やぶせったいにね(鬱陶しいでしょう)」といっていて苦笑しました。
今回、新潟の皆さんが口々に「おっかなかった(恐かった)」といっているのを聞いて切実なものを感じました。心中お察しします。

今回読む本を調達できないまま出かけたので、本棚にあった中公新書の「サリンジャー」というサリンジャー研究の本を持っていきました。(本当はブックレビューで爆笑の太田くんが紹介してた「わが父サリンジャー」という娘さんが書いた本を読みたいんですけど、高いらしくて我が家の本調達人が買ってきてくれません。ボーナスを待ちます)
私はサリンジャーフリークではありませんし「ライ麦畑でつかまえて」が青春の通過儀礼だった世代でもないので、文庫になった短編集を何冊か読んだくらいです。特に好きなのは「バナナフィッシュ日和」かな。実は村上春樹訳がでるまで何度チャレンジしても「キャッチャー・・・」は挫折してたんです。
みなさんにとってのサリンジャー感をお聞かせいただければ幸いです。

☆erioさんへ
お返事ありがとうございます。そう、それです。「大災難PTA」 コメディー好きの主人に教えてもらって以来、スティーブ・マーチン大好きです! 嬉しいな、私ひとりじゃ説得力ないもんね。みなさんもぜひ観てください!
我が家も旅行大好き一家です。でも安近短ばかりですが。海外はアジアと、ダイビングをするのでサイパンくらいかな。学生時代になんやかやでのべ一年ほどアメリカにいた主人はともかく、私は新婚旅行で行ったマイアミ、キーウエストが唯一のアメリカ体験でハワイにも行ったことがありません。いつか夫婦で自動車を使ってアメリカ横断旅行をしてみたいな。それまでに英語力は・・・^^;

息子さんお幾つですか? シブイですね。
家の娘は生意気ざかりの小5。短編集「つめたい夜に」の中の「デューク」を読んでから江くに香織さん好きですね。もちろんハリポタも読んでますが、ロードオブザリングは親子で挫折してます^^;

☆すまいるさんへ
恥ずかしながらやっと図書館で「未亡人の一年」を借りました^^; J・アービングが離婚したあたりから少し引いていたので(なんか下世話な理由ですなぁ)どんな本かも知らず、こんな評価を得てることも知りませんでした。結局買っちゃうんでしょうね。絵本もね。

☆11月8日(月)深夜0時〜 NHKBS2で「ホテルニューハンプシャー」放映されます。観てない方はぜひ。私も久々に観ようと思ってます。


[1697] 秋の読書特集 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/10/28(Thu) 19:20

昨日(10/27)の朝日新聞朝刊「秋の読書特集」において、ちょっとだけですがアーヴィングの名前が出てきましたので紹介します。

作家、評論家、大学の教授etc.が読書の秋にオススメの作品五冊を紹介する企画。「第一特集 アメリカを読む」にて、川本三郎さんが『オウエンのために祈りを』を、「第二特集 あなたに贈る泣ける本」にて、角田光代さん、谷村志穂さんが、それぞれ『ホテル・ニューハンプシャーを推されています。

なかでも角田さんのコメントが秀逸です。有名な小説家に言うことではないかもですが(失礼)、角田さんはとても立派なアーヴィングファンだと思いました。僕は新聞を読んでいたら、それだけで泣けてきた。(涙)

「夢見がちな父と優しい母、個性的な五人の子ども、彼ら家族の物語。人がどんどん死んでいくのに、読後感はとても明るいのだと、友人にこの本の説明をしていたら、それだけで泣けてきた。」
(角田光代 朝日新聞 2004.10.27 朝刊より)


☆erioさんへ
そうですね。不動のものと思っている地面というやつは、実は海の水と同じような流動物だったのだとふと思い。追い打ちをかける余震に、降雨に、情け容赦のなさを感じ。というなか、TVを通して垣間見える人々は、避難しているご老人にせよ、ボランティアの子ども達にせよ、レスキュー隊の精鋭達にせよ、みんながんばっていて、うまくいえないですが、erioさんの言葉を借りれば、そう、感動しています。みんないいです。


[1696] 映画のような 投稿者:erio 投稿日:2004/10/26(Tue) 11:15

大地震です。連日の映画さながらの画面に釘付けです。
が、私は新潟県人の明るさとかおおらかさとか...そう、ポジティブさにちょっと感動しています。
泣き言を言わないで、不安を抱えながらも気持ちを切り替えよう。
インタビューに答えるどの人もがされているように感じました。
本当に”災難”です。
ひとごとだと思わずに、私も日々備えたいと思います。
そして、新潟の人を見習いたいと思います。

被災された方が一日も早くもとの生活が送れるよう、応援しています。


[1695] 無事ですか? 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/10/24(Sun) 17:55

巨大台風に大地震、災害続きですが、皆様ご無事でしょうか?


☆ちろりさんへ
地震大丈夫でしたか? 書き込みからすると、お母さんが入院されているところ、震源近くとまでいかなくとも、かなり揺れのあったところかもしれませんね。ちろりさん、お母さんの病院共々大事でないと良いのですけれど。
僕のほうは、親戚に新潟在住の人間がいるのですが、どうやら避難もせずにすんでいるということで、今のところ被害は殆どないようで安心しました。ちなみに僕は埼玉に住んでいるのですが、それでもかなりの揺れを感じました。まさか震源が新潟の地震とは思いませんでした。怖いですね。

>私の英語力も幼児並みで(一緒にしたら失礼ですね、すまいるさん)今からでもなんとかなりますか?

いえ、全然失礼ではないのです! 限りなく乳児に近い感じの幼児並み英語力なのですから!(きっぱり)。ところで、例のアーヴィングの絵本、繰り返し読んでいると、だんだん英語であることが気にならなくなってきました。たぶん今のところ二十回くらい読んでいるので、あと三十回も読めば自分のものになるような気がしています。もしかしたら、生まれてからはじめて積極的に英語に取り組んでいる僕がいるかもしれません。ちろりさんにもおすすめしますですよ。絵もよいのです、これが!

>年春樹もしくは青年春樹になにがあった(もしくはなかった)のでしょう。気になるところではある。

なにかがあって、同じように、なにかがなかったのでしょうね。たぶん。

記号としての動物。春樹作品に関しては、そうゆうのをフューチャーしてる「春樹本」がありそうですね。こんど図書館に行ったときでも気にして見てみますね。

『猫のゆりかご』面白いですよ。ぜひ。『バックマン家の人々』に加えて『大災難』、早速メモっておきますね。そして僕は「新撰組!」を観ます。今夜は竜馬が死んじゃうのです。みんな死んでいきます。。


☆erioさんへ
そちらは大丈夫でしたか? 何も被害がなかったら良いのですが。 自然のバランスが崩れつつ(あるいは、人間がバランスを崩しつつ)あるのか。それとも、元来自然というもはこうゆうものなのか。そして、そんなこと考えているのは、「今被災していない自分」ということなのかなあ、などとも思ってみたり。。。皆さんの安全をお祈りします。ピース!


[1694] 大災難PTA 投稿者:erio 投稿日:2004/10/22(Fri) 16:01

ちろりさんの
>いつも気になりながらも遠巻きにしているテーマ
まさに!!私にはしっかり家族がいるので、よけいもどかしさを感じるのかもしれません。
ちなみに息子、いまは「ビルマの竪琴」読んでます。

>同じくスティーヴ・マーチン、ジョン・キャンディーのハートフルコメディー『大災難』もいいですよ。

日本のタイトルは「大災難PTA(プレーン、トレイン、オートモビル)」でしたよね。あれはもうむちゃくちゃおもしろいです!!
旅行が好きでよく出かけるのですが、いつもトラブルに巻き込まれ、「『大災難PTA』だよ〜」が合言葉な私。
そうそう、エディ親子同様、RI州プロヴィデンスで迷子になったこともあります。その時は「!!!ぇぇ、エディ&オヘアじゃん.....」と不安&うれし、でしたけど。
英語力も”大災難”ですっ!

私もバスの映像には恐怖を覚えました。言葉にできない恐怖。自然の猛威、といいますがなんか「自然」じゃない気がする今日この頃です。


[1693] 明日は布団、干せるかなぁ? 投稿者:ちろり 投稿日:2004/10/22(Fri) 02:20

しばらく隔離された生活だった、なんていうと大げさですが、入院している母の付き添いで10日間病院で生活していたので「なんでも大きな台風が来ているらしい」というくらいのことしか知らなくて、今日家に帰ろうと思ったら途中で電車が不通だと知って愕然としました。すごい大回りさせられて5千円も余計に払う羽目になったうえ、帰宅予定が4時間も遅れてぐったり。
でも夜のニュースで初めて被害の大きさを知って、びっくりです。
泥水に沈んだバスの屋根で一夜を過ごした方々の恐怖は、理解しようと思っても体験した人でなければわからないと思います。そう言うことってありますよね。(しみじみ)

☆春樹さんは頭痛、肩こりと、便秘も知らないんですよね。
私はすまいるさんと同じく肩こり派ですが、小まめなストレッチと運動で軽減しますよ。

☆新潮カセットブックで草野大悟さん朗読の井伏鱒二と日下武史さん朗読の太宰治を持っているのを思い出しました。お二方ともとても素敵ないいお声で、好きです。
lingさんやerioさんみたいに英語に強かったらいいのですが、私の英語力も幼児並みで(一緒にしたら失礼ですね、すまいるさん)今からでもなんとかなりますか?

☆春樹さんが「海辺のカフカ」で父子を描いたとき「おっ?」と思ったのですが「アフターダーク」ではまた少し引いた感じで家族に触れていますよね。いつも気になりながらも遠巻きにしているテーマというか。何がそうさせているんだろう? 少年春樹もしくは青年春樹になにがあった(もしくはなかった)のでしょう。気になるところではある。

☆JさまHさまとも、熊とかアルマジロとか、羊とかカンガルーとかね。ちょっとかわった動物感がありますね。記号としての動物というか・・・。何なんだろう? 
どなたか分析して解説してください。

☆「続明暗」ときいて水村美苗さん(なんか少女マンガかみたいな名前ですね)が誰かやっとわかりました^^;

☆映画「ハリポタ」ではゲイリー・オールドマン扮するシリウス・ブラックがとてもよかった。

☆すまいるさんへ
カートヴォネガットは好きな作家ですが「猫のゆりかご」はしりませんでした。読んでみようかな。そそられますね。

『バックマン家の人々』はぜひ観て、皆さんにも勧めてください。絶対損はさせません!
同じくスティーヴ・マーチン、ジョン・キャンディーのハートフルコメディー『大災難』もいいですよ。クリスマスシーズンにぜひ。

母の病室からは千曲川と浅間山がばっちり見えて、数日前のよく晴れた日には煙がたなびいていました。
秋の信州の空気に、子ども時代・思春期の思い出が鮮やかによみがえりました。
母のために祈りつつ、おやすみなさい。


[1692] 新しい朝 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/10/17(Sun) 06:13

☆erioさんへ
>私は、アーヴィングのように「嫌なこともたくさんあってこそ家族だ」、と言う話が好きで、寝ちゃう、ってのはどうかなぁ..。

はい・・・確かに。といいますか、僕のような(おそらく春樹ファンのなかでもマイノリティの)『アフターダーク』好き派としましても、そりゃ「寝ちゃうのはどうか」って思いますよ。思いますとも。ただ僕のようなへなちょこの意見としてはerioさんの「嫌なこともたくさんあってこそ家族だ」の「嫌なこと」のなかに、周り中を、自らを、酷く深く傷つけているあの眠れる姉も、出来れば入れてやってほしいなあって思ったりするのですよ。僕が思うアーヴィング的家族のひとびとは「眠れる姉」を受け入れてくれそうな気がするのです。そんな気、しませんか??

>強く感じたのは「翻訳されて、日本以外の国の人が読むことを前提にしている」小説であること、です。

それ、あるかもしれませんね。僕は英訳されたらどんなふうかなあ、と感じたのですが、海外の読者を念頭において書かれた作品だとしたら、日本語しかだめな僕がそんなふうに感じたとしても、不思議でないですものね。。

>日本の熊はアービングファンのあたまにある熊とはちょっと違いますよね。

そうなんですよ。そこらへんもあわせて、熊に興味深々です。アーヴィングファン兼熊専門家の方はいらっしゃいませんか。


☆青さんへ
関東もようやく長雨が落ち着きつつありますね。そして急に寒くなりました。今早朝に書き込みをしているのですが、ちょっと暖房が欲しいくらいです。春樹さんは肩こりもないとか書かれていましたよね。僕なんて小学生くらいのころから肩こりでしたから、羨ましい限りです。

『ロザリー・ゴーズ・ショッピング』は例のごとく見ていませんです。早速メモっておきますね。。ハリーはクライマックスなのですか? もうすぐ完結でしょうか?? 僕もはまっちゃったほうが良いのですか? それはこわいな〜(笑)。


☆lingさんへ
水村美苗さんという方の作品、読まれている方多いですね〜。ここで教えてもらうまで、僕は正直なところお名前さえ聞いたことが無いくらいだったので人気の高さにちょっとびっくりです。

オーディオブック! 確かアーヴィングも運転中にオーディオブックを聴いていると何かで読んだ気がします。ディケンズとかの大作を聴いているという記述があったようななかったような・・・(あいまいもこ)。海外では朗読のテープとかCDとかがわりと一般的のようなので、アーヴィングとかヴォネガットとかのものも出ているかもしれないですね。探してみる価値はありそうですよ。たぶん僕には(英語が)ちんぷんかんぷんですけれど・・・。


☆リラさんへ
僕のほうは (窓の外を見ています) 今のところは雲の多い空模様ですが、まだ朝早いので陽のさすころには雲もひいているかもしれません。そんな気がします。

熊! 出たのですか! リラさんの近隣に! う〜む、僕らが想像しているよりも人間の隣人なのかもしれませんね。僕の親戚の家(子供の頃何回か遊びに行ったことがある)はかなりの田舎の山村にあって「日常的にタヌキやらキツネやらシカやらは常日頃家の周りを闊歩していて、以前には裏山で熊をみたことさえあるんだよ」みたいな話を聞かされた記憶があります。もう十年以上ごぶさたしている親戚なのですが、先日の台風やら何やらでその裏山がくずれて家のガレージが埋まったという話を聞きました。だれも怪我とかなかったそうで、それがなによりなのですが・・・。熊も崖崩れもはちあわせてしまってからでは、けんかしても勝てないですものね。リラさんも気をつけてくださいね。


[1691] うれしいなぁ 投稿者:erio 投稿日:2004/10/16(Sat) 13:24

『本格小説』に興味を持ってくださる方がたくさんいらして、本当にうれしいです。
lingさん、『私小説』を読まれたのでしたら、なおさらおすすめです。私にもあまりに巧みすぎてわかりませんが延長線上のようです。
あぁ、でもあれも創作の一部なのか....わからない。

完璧にドラマ化したら、「冬ソナ」(2回で挫折しましたが)を超えることは間違いないと思われるほどのストーリーです。
「はまって」しまうのです。
しかも、アーヴィングファンの皆様を捕らえる要素もちゃんと持っております。
2週間、どころか寝食忘れて読みふけってしまいますよ。

熊!最近ニュースでよく見ますが、日本の熊はアービングファンのあたまにある熊とはちょっと違いますよね。
たぬき系?
でも、目の前にあらわれたら...と思うと怖いですね。
歌、もいいみたいですよ。




[1690] 投稿者:リラ 投稿日:2004/10/16(Sat) 12:57

こんにちは。

今日はつきぬけるような青空の休日!
とても幸せな気分で、たくさん洗濯をしました。
只今、ちょっと休憩中。

青さん、erioさんがおすすめしておられる『本格小説』がものすごく気になっています。
一番最近の読書である『アフターダーク』のサイズがちょっと物足りなかったので、近頃 闘志のわいてくるような本を求めております 笑
『私小説』の方は文庫化されているのですね?そちらから読んでみようかな。

ところで わたしの働いている工場の周りを取り囲む山で、熊が目撃されました。
田舎に住んでいるとは思っていたのですが、まさか熊と隣り合わせて毎日働いているとは思ってもみませんでした。いささかショックです、、、
帰ろうと思ったら 車に人影が、いや、熊影が!なんて事があったりして・・・シャレになりません。
鈴を持ち歩かなくては・・・!


[1689] 関西は晴れてます 投稿者:ling 投稿日:2004/10/15(Fri) 05:58

ようやく秋らしくなりましたね。キンモクセイのいい香りがそこ、ここでします。

『本格小説』って水村美苗さんの作品なんですね。それは、読んでみたいかも。
さらに、「21世紀の『嵐が丘』」とかいう謳い文句を見かけてしまい、
ひじょ〜に気になってます。文庫になったら読みたいです。
はやく文庫が出ますように・・・。

数年前に、『続明暗』と『私小説』を読みました。皆さんもお薦めされてますが、
私もとくに後者をたいへん面白く読みました。

ハリポタ仲間が増えてうれしいです。でも5巻読了後(英版ハード・カヴァーは辞書のようでした)
ちょっと気が抜けてしまいました。とかいいながら映画も3作とも見ました(名優がいっぱい)。

通勤時間が長いのですが、文庫を読む気力もないときは、オーディオ・ブック
を聴いています。いまだにカセット・テープ用のウォークマンを大事にもっていて
よかったです。ジュリー・クリスティー朗読 Sense and Sensibility、全然聞き取れないので
毎日繰り返し聴いてます。アーヴィングやヴォネガット作品のオーディオ・ブック
もあれば聴きたいなあと思います。


[1688] 秋晴れは何処に? 投稿者: 投稿日:2004/10/13(Wed) 20:19

こうも雨が続くと気が滅入りますね。雨の日にはよくあるのですが、今日は偏頭痛に悩まされました。春樹さんは今でも頭痛知らずなのかなあ。うらやましい限りです…

私は「小説読んだぞー」とお腹いっぱいになる小説が好きなので、(アーヴィングはもちろん)『本格小説』はまさに大好物って感じ!
ものすごい激しさを持っていると同時に、どうしようもない動かしようのない「静」の部分みたいなのがあって…変な言い方ですけど。なんなんでしょうね、あれは本当に。
私は冨美子を見ていて、人生について珍しく真剣に考えましたよ(笑)
『私小説』をかなり読みたくなりました!

変でパワフルな家族の映画、私も好きです☆ やっぱりアーヴィングファンにはツボですよねえ。
『ロザリー・ゴーズ・ショッピング』という映画、ご覧になった方いるかなあ?いたら凄い。
題名のとおり、買い物依存症の主婦ロザリーが主人公のシニカルなコメディです。映画自体が面白いかはまあさておき、なかなか大変な一家なので是非。
家族って本当しようがないなあーという気分にさせてくれる作品です。私は結構気に入ってます。

ハリーはまさに今クライマックスを迎えています。
すまいるさんもハマってしまいましょうよ、この際。ね?


[1687] 寝ちゃうのはどうか、と.. 投稿者:erio 投稿日:2004/10/12(Tue) 11:13

『アフターダーク』読み終えたのですが、私が共感できたのは”デニーズのチキンサラダ”(シーザーチキンサラダ、のことと思われ)の部分だけです。私もデニーズではこれしか食べません。
強く感じたのは「翻訳されて、日本以外の国の人が読むことを前提にしている」小説であること、です。
今の日本の世相を紹介したい、って感じで。
私の英語の先生は常々「ラブホ」を”日本文化”の代表例、と嘲笑を含みながらいいますし。

そのことも「新たな小説」なのかもしれませんが、私には残念です。
文章表現にも以前のような「何か」を見つけることはとうとう最後までありませんでした。
私は、アーヴィングのように「嫌なこともたくさんあってこそ家族だ」、と言う話が好きで、寝ちゃう、ってのはどうかなぁ..。

今考えなきゃいけないことから逃げてるような印象を受けてしまいました。

それと、映画『トークトゥハー』がずーっと、ずーっと頭の中の映像として流れちゃいました。
女の人が延々と眠っている(意識を失っている)映画です。名作です。

管理人さん、ごめんなさいね(笑)気もつかわずにガンガンいっちゃいました。


[1686] 台風は去れども雨。 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/10/12(Tue) 00:21

皆さん、ご無事でしょうか。

☆ちろりさんへ
絵本ようやく到着致しました。対象年齢「Ages 4 & up」というふうに書いてあります。僕の英語読解力では、なんとかぎりぎりどうにかこうにか、、といった感じです(汗)。絵ですとか、本のつくりですとか、そこらへんのもろもろとても気に入りました。繰り返し読んで、日本語の絵本と変わらないふうに自然に読めるようになれたらうれしいです。ところで手数料\700は高いですね。厚めの文庫本が買えちゃいますもんね。

『アトランティスのこころ』僕は映画はみてないのですが、本はとても良かったですよ。心通わす少年と老人っていうのはよくあるパターンなのかもですが、なかでも秀逸だと僕は思いました。切ないです(涙)。読んだ作品のほうが少ないですがキングはかなり好きです。え〜と何でしたっけ、暗黒の塔(?)ですとか、ああゆうシリーズとかも僕は読んだらきっとはまるのだと思います。

『バックマン家の人々』みてないです。今度レンタル屋さんに行ったら探してみますね。最近あまり足を運んでいないですが。

レッチリのエッセイは、う〜ん、言われてみるとよく分かりませんです・・・すみません(とほほ)。村上朝日堂HP、海辺のカフカHPのやりとりにはよく出てきたと思いますし、最近のエッセイ本にも出てきたような気がしたのですが、ごめんなさい。。

ぼこのん、はですね、アーヴィングの師匠カート・ヴォネガットの『猫のゆりかご』にボコノン教という宗教が出てくるのです。エキセントリックさにおいて、アーヴィングが師匠を超えるのは大変そうです。格好良い師弟です。


☆erioさんへ
僕のところは雨はたくさん降りましたが、風は並の台風程度で近所での被害もなかったようです。ニュースをみると、トラックとか飛んじゃったのですね。台風というより竜巻みたいですね。ニュースといえば近頃人里に熊が出没しているらしいです。なんだか僕は熊に興味が湧いてきました。

『アフターダーク』読了されたころでしょうか。この伝言板での評判は、ですね(汗)「気に入った。とてもしっくりきた」という僕を傷つけないようにしよう、という雰囲気があるような気がしますです。なんといいますか、管理人がむやみに気をつかわせてしまっている感じが、そこはかとなく漂っており、皆さんがやさしいだけに、ちょっと申し訳ない感じがしてきています(汗)。

『月曜日〜』の春樹さんのアーヴィング評、僕はわりと面白く読みました。作品論以前に、春樹さんとアーヴィングのキャラクターから「ぷんぷん怒るアーヴィングに、やれやれという感じの春樹さん」って感じの対談風景を勝手に想像してなんだかほのぼのしてみたり(すみません)。あと爆笑問題の太田さんのアーヴィング評との違いも面白いです。僕が違和感を感じたのは、むしろ、春樹さんのサリンジャー評ですね。ああゆうスタンスは正直あまり好きではないです。ライ麦の翻訳にとても良い印象を抱いていただけに・・・。


[1685] 遅れ馳せながら 投稿者:erio 投稿日:2004/10/11(Mon) 21:50

ご心配ありがとうございます。首都圏在住のみなさま、大丈夫でしたか?
単純に雨が多くてイヤ、と言うのとは違う何かを感じる今年のお天気です。

『アフターダーク』、本日ようやく購入し、あと少しで読了なのですが、とても複雑な心境です。
 春樹氏、カフカ以降、なんだか文学界のハリウッドに移住しちゃって、そこで小説書いてるように感じちゃってるんですが・・・・?
 小説に感動を期待するわけではありませんが、少しくらいは心を動かされたい!あと10ページほどですが、ここでの評判を知りたくてパソコン立ち上げちゃいました。
『月曜日は最悪・・』での、アーヴィング評以来、春樹氏と私はしっくりきません。誰がなんと言おうと、『未亡人の一年』は私にとって心の友で、『オーエンのために祈りを』はバイブルですもんねっ。

『博士の愛した数式』、私も好きです。「やさしさ」ってもんを久しぶりに見せてもらった気がしました♪


[1684] P・S 投稿者:ちろり 投稿日:2004/10/11(Mon) 02:34

☆すまいるさんへ
すみません、レッチリのことが書かれてる春樹さんのエッセイってどの本ですか? 読んだ記憶があるようなないよな。

いま「博士の愛した数式」静かに読了しました。

erioさん、みなさんに台風の被害がなかったことを祈りつつ、おやすみなさい。


[1683] ぼこのん?って? 投稿者:ちろり 投稿日:2004/10/09(Sat) 02:48

絵本ですが、書店に問い合わせたら簡単に手に入るだろうと高をくくっていたら、国内では在庫切れとのこと。注文すると手数料が700円くらいかかるといわれちゃいました!
う〜ん・・・悩むなあ。

☆すまいるさんへ
私も「本格小説」気になりつつ追いつけずにいます。少し前にここで話題になってた「博士の愛した数式」をやっと友達に借りたところです。図書館のはずっと貸し出し続きだったもので^^;

「IT」読みましたよ、翻訳が出た頃に。S・キング師匠は主人の好物ですから、ほとんど家にありますよ。でも私は「ミザリー」と「IT」と「キャリー」とあとなんだっけな?くらいしか読んでません。で、「IT」はどうかというとですね、ごめんなさい私にはS・キング大先生を語る資格がありません^^;

「アトランティスのこころ」は本では読んでいませんが、その頃ちょうど映画評論のカルチャースクールみたいな講座に通っていて、なんでもたくさん観ないといけないような雰囲気で観た映画の一本です。(「模倣犯」もそんな映画のひとつです)そうですか、小説はよかったですか。

『バックマン家の人々』って映画、ご覧になったことありますか? 「クレイジーだけど暖かい家族」の映画で、私は大好きです。スティーヴ・マーチン主演(若き日のキアヌくんのブリーフ姿も拝めます)

最近のちびっ子には、たいがいスポンサーが6人+α(両親、両家の祖父母、独身貴族のおじ、おば)付いているのさ。

アーヴィングファンには全く関係ないですが、いま読もうとしている本の一冊は「ダイヤモンドダスト」「阿弥陀堂だより」の南木桂士の『信州に上医あり』
昔読んだ本で「あれ、よかったよな」と思い返す機会があった本は水上勉の『飢餓海峡』
主人からは「今年読むなら『ダヴィンチコード』」





[1682] 台風が来る。 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/10/09(Sat) 00:40

☆青さんへ
実は絵本まだなのですよ。宅配屋さんとのこきゅうがあわないこと尋常ではないです。僕の絵本は最寄の宅配屋さんに一週間近くやっかいになってます。いっそ雨の中迎えに行こうかしらん・・・。

ハリポタははまるのが怖くて読んでないのですが、何ヶ月か前にテレビでやったとき映画版を見ました。やっぱりハマリそうでしたので、僕はしばらく読みませんです。。ハリポタといえば、新刊が書店にならんでいますよね。あれって、上下パックされちゃっているのですか? 僕がみた書店だけかもしれませんが、透明なビニールで上下ラッピングされていて、別々に買えないふうになっていました。「ちびっ子もおこづかいで買うだろうに、何故にこのようなことを??」ってちょっと気になりました。

絵本早く読みたいです。。


☆erioさんへ
『本格小説』談義に加われなくてざんねんむねんです。僕は今、なぜかミルハウザーとユアグローと宮部みゆきさんを平行して読んでいて、頭の中で話がこんがらがって、もはやわけがわからい状況です。なので『本格小説』のお話にはまだまだ加われそうにありませんです(汗)。

『アトランティスのこころ』は良かったですよね。キングの描く少年って、すごく自然でなおかつドキリとさせられることが多いです。キングといえば、大作『IT』を数年前からこしたんたんと狙っているのですが、どなたか読まれた方いらっしゃらないでしょうか。

台風来ますね。予報によると日本全国あっちもこっちも被害を被りそうな感じです。山川海が近い方は特に心配でしょう。気をつけられる部分だけでも気をつけておきたいところですね。全国のアーヴィングファンの安全を祈ります。(ぼこのん。ぼこのん。)


[1681] 「本格小説」とは? 投稿者:erio 投稿日:2004/10/08(Fri) 22:13

青さん、こんにちは。レスありがとうございます。
『本格小説』もペーパーバックなら”電話帳”ですよね(笑)
ご存知ないかたにざっとあらすじを言うと、「幼馴染の男女の愛憎、執着、それから、異国の地で成長する日本人少女の葛藤」といった昼メロ系なんですが・・・・・

なんなんでしょー、あれは。アーヴィングファンの方に、もうもうおすすめしまくり!激しく、それでいて清涼感もただようような・・「本格小説」とはよく言ったものだ、と感心しました。
『私小説』も読んだのですが、英文と日本語がちゃんぽんな文体なので青さんのつぼだと思いますよ。
これもまた私はものすごく影響をうけましたし、アイデンティティについても柄にもなく真剣に考えたりしました。
英語お好きですよね?ますますオススメです♪

私もこちらで皆さんから教えていただいて影響受けた本、たくさんあります。
『アトランティスのこころ』は、「スティーブン・キングね、、」なんて鼻歌うたいながらかかって、ノックアウトされましたし。

私のすむ県は先週の大雨で被災したうえにまた台風です。
いったいどうしちゃったのでしょうか・・・・


 


[1680] 秋雨 投稿者: 投稿日:2004/10/08(Fri) 16:35

アーヴィングの絵本、ついに日本に届いたんですね!すまいるさんも読まれましたか?

最近はハリポタの最新作を読んでいます。覚悟を決めて購入した、あの電話帳みたいな原書を…
日本語版だと上下巻で4千円もするけど、ペーパーバックだと半額以下なんですよね。読むのに時間もかかるから長く楽しめるし、かなり元取れてる!と一人で喜んでます。

『アズカバンの囚人』あたりからダークさが増してきたと思うのですが、何だかどんどん深く重くなっているような。単純なファンタジーじゃないからこそ大人からも人気なんだろうなあと思いつつ。

erioさん、遅くなってしまいましたが。
『本格小説』は、今年出会った小説の中でも最も引き込まれた作品のひとつです。巻置くに能ず、ってこういうこと?って感じでした。
実は水村さんのほかの作品はまだ読んでいなくて。近いうちに、とは思ってるんですが。ぜひこの作品から!っていうのがあったら教えて頂けるとうれしいです☆


[1679] 業務連絡。 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/10/06(Wed) 22:45

本日(10/6)中、プロバイダのサーバーメンテナンスで当ホームページにアクセスできない時間帯がありました。事前にご連絡できなくてすみませんでした(ぺこり)。詳しいことは僕もわからないのですが、この伝言板やクイズのコーナー等に使っているCGIというものに関係する仕様が変わったようなので、もしなにか不具合がありましたら、ご一報ください。よろしくです。


☆ちろりさんへ
レッチリは春樹さんのエッセイの影響でアルバム一枚だけ聴いたことがあります。残念ながら絶好調!という感じではなかったですが、数年前は真心ブラザーズも特に好きではなかったので、もしかしたら数年後、僕にもレッチリブームがくるのかもしれませんね。

>音楽や書物に励まされることって多いですよね。

はい。僕もとても多いです。ときおりふと、「そうゆう俺ってば、結構さみしい奴なの??」って思ったりもしますが、実際は、音楽や書物に励まされ、それを通じてネットのBBSでも励ましてもらっているとても恵まれた奴なのだと最近思います。

>春樹さんとJ・アーヴィングの決定的な違いは家族を語れるか否かだという点ではないでしょうか。

!!! これは、僕がアーヴィング作品を愛する核心にせまりつつあるご発言であります! 僕も以前から、「アーヴィングの小説のすごいところは家族なのだ」というのを持論としていますです。アーヴィングの紡ぐ「クレイジーだけれど暖かいスーパー家族」は、僕の夢です。

>それから皆さん、親は大切にしましょう。

正直頭痛いです。ごめんなさい。僕の場合、自分のことだけで精一杯であっぷあっぷといいますか、村上春樹的親子確執というかなんというか、親を大切にする孝行息子というのには程遠いものがあるような気がしますです。はい。人間ドックですか、そうですか。。(汗)


☆ののさんへ
お久しぶりです♪ 書き込みうれしいです。そしてお元気そうでなによりです。絵本届きましたか〜。僕もアマゾンに数ヶ月前から予約していたのですが、現在のところ入手できたのは、宅配便のご不在連絡票のみです(涙)。はやく色んな音を聞きたいです。発売日は僕も気になってアメリカの本家アマゾンを調べてみたのですが、9月の末頃の発売日になっていました。アマゾンジャパンの人がまちがえたか、発売日が途中で変更になったのかもしれませんね。

ちなみにこの絵本は、英語が苦手な僕のアーヴィングの原書第一号になる予定となっています。ののさんのおっしゃるようにいざとなったら邦訳『未亡人の一年』があるさという安全策もちゃっかりと計算のうちです。(←ずるです。)

アーヴィングの次回作はどうなっているのでしょうね。映画版『未亡人』公開のときに、新作の情報もでてくるのではとひそかに期待していたのですが、日本公開の報も一向にないですし・・・。う〜ん、気長に待ちましょう。ではでは。


[1678] 絵本 投稿者:ののさん 投稿日:2004/10/03(Sun) 11:08

The forth hand が出版されて以来、久しぶりの投稿です。ご無沙汰すみません。 

ついに届きました! アーヴィングの絵本 "A Sound Like Someone Trying Not to Make a Sound"  9月上旬に届くはずが、漸く昨日届きました。 とても、とても素敵です。 
ご存知の通り、これはアーヴィングのA Widow for One Yearの中に登場する子供向けのショートストーリーをベースにしたものですで、今回、本当に子供のための絵本として登場。 絵もすごく良いです。 アーヴィングの繊細さを感じさせます。 
本当は色々ここに書きたいのですが、ネタバレになるといけないので、やめましょう。 

アーヴィングさん、今は次作の"Until I find you"という作品を執筆中と聞いていますが、そんなニュースが流れてからもう2年。アーヴィングファンとしては、待ちきれない日々でしたが、この絵本で救われた思いです。 私の書架の特等席に置きました。

英語が苦手でも、「未亡人の一年」の邦訳と較べながら読めば大丈夫。 アーヴィングファンの皆さん、是非!! 


[1677] レッド・ホット・チリペッパーズ 投稿者:ちろり 投稿日:2004/10/01(Fri) 19:10

☆すまいるさんへ
私はレッチリ! 無性に聴きたくなって聴いてます。

実は母が病気で入院して手術していまして、実家と家を行ったりきたりです(こんなこと書いてていいのかな? すまいるさん優しいからつい。ごめんね)
常に活字は持ち歩くタイプですが、電車やら新幹線の中で余計な事を考えないようにと「うずまき猫のみつけかた」を持っていきました。とても救われました。
帰りはむこうで調達した本を読みながら帰るつもりが、病院に置き忘れて^^;ひたすら寝ることに。
音楽や書物に励まされることって多いですよね。

母の病いで家族が集まったからと言う訳でもないのですが、前から思っていたのは、春樹さんとJ・アーヴィングの決定的な違いは家族を語れるか否かだという点ではないでしょうか。
春樹さんは意識的にか無意識にか家族、とくに親子という関係には極力距離をおこうとしているふうがみうけられませんか? 春樹さん自身も家族を書ける作家としてのJ・アーヴィングを評価しているような・・・私の思い込みかな?

「めくらやなぎ」は私の勘違いでした。こりゃ『ねじ巻き』を再読する必要ありですね。
『ギャツビー』は私も高校生くらいで読んだときはピンとこなかったのですが次に読んだらバッチリきましたよ!

ジュンパ・ラヒリもミルハウザーもわかりませんが、ここにくると知らない作家さんを知る機会ができてためになりす。皆さんいろいろ教えてくださいね。

それから皆さん、親は大切にしましょう。品物や旅行もいいですが、プレゼントには人間ドッグをおすすめします。


[1676] まごころ 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/10/01(Fri) 00:47

なぜか今頃、真心ブラザーズがマイブームに。

☆ダダさんへ
返事遅くなってしまいすみません‥‥(汗)。いえいえ、おっしゃることごもっともです。「最終的に物語として収
斂していない。」という感想をダダさんが抱いた。今までの春樹作品を水で薄めたかのようだと感じた。そういったダダさんの「読後感を否定する」つもりの発言ではなかったですし、これからも先もそうゆうつもりは全くないです。

ダダさんも僕も等しく「どうしようもなく主観的」なのだと、むしろダダさんと同じことを僕は言いたかったのです。そして、「これはわりと物語として収斂しているんじゃないか」って感じた変な奴もここに約一名いましたよと。そうゆう奴の存在も認めてやってくださいねと。そうゆう話をしたかったのです。うまく伝わらなかったですね。すみません。

あとは、僕は元々、いわゆる小説の批評でみかける「物事を決め付ける文章」がわりと苦手で、それも不幸でした。例えば今回のダダさんの文章のように「収斂してない」って断定的な文で書かれちゃうと、「なんだってそう決めつけるのだ!世界には色んな感想を持つ人間がいるだろう。それが小説の良いところと僕は思う。そう思わない?」ってふうな反応を示しちゃうもので。。これって、今回ダダさんが僕に言いたいことと同じですよね。やれやれですね。。すみません。

う〜ん、ようするに、批評家的文章を受け入れられて自分でも書けるのがダダさんで、僕は読むのも書くのもどっちも苦手。ということが招いた言葉の行き違いと思いますがどうでしょう?? 


(小さめの声でこっそりと_)あと、自分が気に入ったものを批判的に書かれたのでちょっとばかし気に食わなかったところもあるのだと思います。正直なところ。。こればっかりはどうにもならないので、すみません(大汗)。そして、ピース!


☆リラさんへ
>「もっと深くて壮大な長編に成長する可能性を秘めたヒナなんじゃないのかな、これって?」

そうですね。ねじまき鳥的広がりを持っていそうな気もしますし。逆に短編集の中の一作にひっそりとおさまっていても、特に不自然でもないような。独特なものを感じました。

「井戸に降りる」感覚。言われて見れば僕も感じなかったかもしれません。なんというか、井戸にも降りないし、壁もとおり抜けないけど、まるで誰かと手をつないでいるような心持ちを抱きました。しっくりくるというか、安心できるというか。

笠原メイですか。あの娘は、、そうかあ。笠原メイのほうが一見エキセントリックな感じもありますが、根本的には繋がっていそうな気もしますね。確かに。

『ねじまき鳥』も面白いので再読したいですが、なかなかあのボリュームは手がのびません。。『アフターダーク』は皆さんの感想を念頭において、近いうちにもう一度読もうと思ってます。


☆erioさんへ
お久しぶりです!! 本当にお久しぶりですね〜。足を運んでくださって本当に嬉しいです♪ あの頃からコンテンツは殆ど進歩してないのですが、この伝言板だけは皆さんに支えられて、ひっそりと存在し続けています。あの頃からの常連さんも数人いらっしゃいますよ。○○さんとか○○さんとか。タケウチさんなんて、あれから新作をたくさん出されましたし。お顔を拝見したこともないのに、本当、すごく懐かしいです。erioさん。

僕は例のごとく、ジュンバ・ラヒリさんも、水村さんも未読ですが、、、そうですかアーヴィングの影が漂いますか。それは読まなくては!(笑) 僕は今、これまた以前にここでどなたかに教えてもらったミルハウザーの短編集を読んでいます。なんだかデビット・リンチの映画のようで、頭がくらくらしますが、面白いです。それでは、次回はまた三年後、とはおっしゃらずに近いうちにいらしてくださいね。では。


[1675] 数年ぶりに 投稿者:erio 投稿日:2004/09/28(Tue) 17:32

ものすごく久し(多分3年くらい..?)ぶりに拝見させていただきました。
『4番目の手』を最後まで読みきることができず、今日まで来ていましたが、最近ジュンパ・ラヒリの『停電の夜に』と『この名にちなんで』に2冊を読んで、なぜだかこちらのサイトを拝見したくなりました。
多分、この2冊に直接登場するわけではありませんが、うっすらとアーヴィングの影がただよっていたのかもしれません。

で、最近の過去ログを拝見していて...青さん!
私も『本格小説』大好きです。水村美苗が好き。
あの本についてお話できたらな、なんてはずかしながら書き込んでしまいました。
アーヴィングネタではなくてごめんなさい。

では


[1674] まとまらない感想 投稿者:リラ 投稿日:2004/09/27(Mon) 17:46

みなさん、こんにちは。

遅ればせながら、『アフターダーク』について。ねたばれ有り、かな・・・??

わたしも、あっという間に読めてしまいました。
こんなにさらっと読んでしまっていいのかなぁという感じ。
読後の印象としては、「もっと深くて壮大な長編に成長する可能性を秘めたヒナなんじゃないのかな、これって?」
という感じでした。え、もう発表しちゃっていいの?と。

あと、いつも 春樹さんの小説を読むと、物語の長い短いにかかわらず、
「井戸の中に降りる」ような感触があるのに、今回は あまりその感触が得られなかった。
それが個人的に凄く残念だったかな。
なんだか すごく自己中心的な判断基準ですが

でも、新しいスタイルで紡がれる小説世界を覗けた という点では凄く楽しい読書でした。
まだまだ 広がっていくんだ!という。

うーん、すみません、上手く言えないなあ。
でも、好きな作家の新作について お話するのって、スリリングで楽しいですよね、すまいるさん!

あ、ちなみに、主人公のマリ、私は笠原メイと イメージが少し重なりました。
涙を流す部分があったからかもしれませんが、すみれ よりは 笠原メイと通じる人と感じました。


また 再読された方 おられましたら 感想を是非是非 聞かせてください!
こちらの 掲示板を覗くのは ほんとに楽しみなので☆


[1673] 個人的な僕 投稿者:ダダ 投稿日:2004/09/26(Sun) 05:38

管理人さんへ。
『アフター』の感想について。
おっしゃる通り、僕の『アフター』の感想は、飽くまで個人的(主観的)なものです。けれども、主観的ではない感想(あるいは批評)などというものがあるでしょうか。逆に言えば、どれほど的を得た感想であれ、どれほど厳密な考察、考証を行った上での批評であれ、そこには良い意味でも悪い意味でも、それを書いた人の人間性や思考が反映されるものです(いわずもがなのことですが)。管理人さんが、なぜ僕の感想に限って「どうしようもなく個人的である」と批判されてきたのか正直言って分かりません。僕以外の皆さんの感想は個人的ではないのですか? 管理人さんの「OKだった」とか、「しっくりきた」などの一連の感想は、主観的、個人的なものではないのですか?
「収斂していない」というのは、「なんだかまとまりに欠けるな〜」
という単なる一読者としての読後感を、簡潔な言葉で言い直したに過ぎません。もしかしたら、それがいささか批評家ぶったエラそうな印象を与えてしまったのかもしれません。ただ、管理人さんと同じように、これも僕の率直な意見、感想、言葉であり、「個人的にどうしようもなく」訂正の仕様がないものです。
「ワカッテネーナー」と言われてしまえばそれまでですが。

このコメントに他意はありません。ただ、ちょっと気になったことを書かせてもらいました。
Peace.


このコメントに他意はありません。





[1672] 文庫本 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/09/19(Sun) 18:55

春樹作品は文庫も続々新装版が出ているようですね(http://shop.kodansha.jp/bc/books/topics/afterdark/)。その点アーヴィングは・・・・・(泣)。


☆青さんへ
>語り手の主語が「私たち」ですが、一般的な広い意味で使われるときのweやyouに近いイメージなのかなと。

そうですね。読者(著書?)の視野を文章化しているような、不思議な感じでしたね。あの語り口(というか視点というか)で僕が思い出したのは、『ライ麦』のホールデンくんの語りと、ヴォネガットのトラルファマドール星人の視点、の二つです。特に『ライ麦』翻訳の影響は大きいのじゃないかなと、強く思います。

あと、あの視点を英語に訳すとどんな風になるのかな、ってちょっと思いました。英訳されても僕は読めないですけれど・・・(汗)。


☆lingさんへ
『国境』『スプートニク』そして『アフターダーク』、アーヴィングでいうと『158ポンド』『第四の手』あたりが符合するのでしょうか。僕も、この両作家の中篇にはいまいちなところもあると感じます。少なくとも僕の春樹ベスト、アーヴィングベスト、のラインナップには入らない作品たちです。おっしゃる通り、長編と短編のはざまで居所を失っているような気がします。

『アフターダーク』が『スプートニク』と同じくらいのボリュームの中篇だということが分かったときも、正直「その厚さなら短編集のほうが良かったかもしれない」って思ったくらいですから。長編なら『ねじまき』までいかなくても、『世界の終り』や『ノルウェイ』くらいは欲しいなあ、って。

で、読んだ結果、僕としては「OK!」だったです。前にも書きましたが「すごくしっくりときた」作品です。くやしいことに理屈は上手く言えませんが、惚れたものの弱みです。。

ところで、政治的に正しい本と正しくない本の「違い」ってどこらへんなのでしょう??『虚栄の市』怖いです・・・。シェリー酒が馴染む人になってみたいような気がしてきましたが、「それって美味しいの?」って視点の僕には、あまりフィットしないような予感がしてますです(汗)。


☆ちろりさんへ
暑さ帝国の暗黒大魔王再び! といった感じ(?)で少しばかり暑さが帰ってきてますし、若造が言えた科白じゃないですが、いろいろありますよね、いろいろと・・・(遠い目)。

柴田元幸さんは、春樹さんが『熊を放つ』を訳すのを手伝っていたそうですし、お互い文章的に影響しあっているところも大きそうですね。僕はどちらの文章も好きです。

>それより私は今の出版業界の実情が春樹さんに無理に書かせた作品なのでは? と勘ぐってしまいました。

う〜ん、どうなのでしょうね?? 僕の(勝手な)イメージでは、春樹さんはそうゆう出版界(というか21世紀日本社会通念)的なものには簡単に与しない稀有な物書き(社会人)なのですけれども。(ちろりさんも同じようなイメージをもたれているようですが)。う〜ん、それが良いことなのか悪いことなのかだとか、そうゆうことは勿論僕には分からないわけですが、なんというか、簡単に表現すると、僕は好きなんですよね。そうゆう姿勢が。ですので、ちろりさんの予想は、わりとかなしい予想です。

受賞の時の言葉。僕もどこかで読んで、強く印象に残っています。実際のところ、結構心情的にも物理的にも影響を受けている気がします。

エリの世界は気になりますね。何か怖いけど。。『ギャツビー』は高校生の時に読んで、よく分からなかった記憶があります。やっぱり『ギャツビー』は偉大なのでしょうか??
動物園はよいですよ本当。映画を見るより全然安い場合が多いですし(貧乏)、色んな形の色んな色の生き物達が、それぞれ色んな活動をしていて面白いです。


[1671] ネタバレはないけど、長くてごめん。 投稿者:ちろり 投稿日:2004/09/19(Sun) 03:24

完璧に夏バテです。
個人的にこたえることもあった(ある)し、情緒も不安定だし。良くも悪くも秋だし。でもここに来れるだけの元気はあるからもう大丈夫。

ポール・オースターの「孤独の発明」を読みかけてた(訳が春樹さんのお仲間?の柴田元幸さんなので初めのほうはすごく春樹さんっぽい文章表現に「あれ?あれ?」って思いながら読み始めました)のを中断して『アフターダーク』を読みました。するする読めちゃうから、もったいないけど2時間で読み終わっちゃったよ。もう少し味わって読もうね。でも
やはり慣れ親しんだ世界だし、メタファーのご馳走がいっぱいだしね。つんのめるみたいに読んじゃった。
で、今はP・オースターにもどって、さらに「リヴァイヤサン」を読んでます。普通はニューヨーク三部作から入るのかな?

lingさんや、青さん、ダダさんがご指摘のとおり新しい試みがありますね。映像表現を思わせるというかカメラの存在を思わせるような。
春樹さん自身、ただの映画ファンではないくらい映画には思い入れがあるみたいなので実験小説のつもりだったのかしら? そこでシナリオを書いて映画にしようとしないところが、春樹さんらしいなぁと思ってしまいます。

すまいるさんにはごめんなさいですが、私も手放しでは好きといえない作品かなと思います。でも春樹さんの世界であることはたしかですから良しとしましょう。
それより私は今の出版業界の実情が春樹さんに無理に書かせた作品なのでは? と勘ぐってしまいました。
今年の出版業界の営業成績は先ごろ出された「ハリー・ポッター」と「アフターダーク」が頼みの綱だったらしいのよ、どうも。
だから私は心優しい春樹さんが出版業界、本屋の皆さんに幸せなクリスマスと楽しいお正月が来るように、あたかも改心したスクルージか傘こ地蔵のような寛大な気持ちで世に送り出した小説ではないかと・・・。そうして、プロのプライドにかけて新しい手法を試す冒険をしたのではないかと。
だって世界中で何ヶ国語にも翻訳されてる小説があって日本では出せば必ずベストセラー。何も危険を冒す必要はないんですよ。もう何も書かなくても一生のんびり優雅に暮らせるだけの収入は充分すぎるほどあるでしょう。
ですから春樹さんには小説でも翻訳でも好きなお仕事を好きなときに納得のいくように好きなようにしてもらいたいです。でもいつまでも春樹さんの新作を読んでいきたいのは全ての春樹さんファンと同じなんですけど。
だってこんなにチャーミングな小説が書ける人って他にいないもん。
『〜フィッツ・ジェラルドの「他人と違う何かを語りたければ、他人と違った言葉で語れ」という文句だけが僕のたよりだったけれどそんなことが簡単にできるわけはない。四十歳になれば少しはましなものが書けさ、と思い続けながら書いた。今でもそう思っている。〜』
春樹さんが25年前『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞したときのことばです。
きっと55歳(!)のいまも少年のような風貌のまま、そう思って書いていらっしゃるのでしょう。
早寝早起きをして、こつこつ走ったり、どっさり海藻や野菜を食べたり、丁寧に歯磨きや髭剃りしたりしながら。

☆すまいるさんへ
動物園ですか。カンガルー日和みたいですね。たしか映画「卒業」にも動物園デートのシーンありましたよね。

私も、少し学のある星野くんみたいな高橋くんが好きです。

私の中では、コムギとコオロギは(関西弁はコオロギだけなのになぜか)オセロになってます。
私はエリの世界がすごく気になります。これまで読んではいても私には読み取れなかった春樹さんの世界があるようで、ひっかかります。「めくらやなぎと眠る女」とか。
「ねじ巻き島クロニクル」とか「国境・・・」や「スプートニク」もかな?

でも春樹さんばっか読んでられないわよ。「ホテルニューハンプシャー」読んだらむしょうに「華麗なるギャッツビー」が再読したくなった、のにまた本が行方不明よ。「百年の孤独」は出てきたわよ。何とかならんか?
皆さんもまだでしたら、ぜひ春樹さん訳の短編集「マイロストシティー」だけでなく「華麗なるギャッツビー」を読んでください。きっと参ります。やられること間違いなし。
余談ですが化粧品会社のマンダムの社長さんは「ギャッツビー」が好きで商品にギャッツビーと名付けたのだそうです。

☆いりっこさん
はじめまして。私もトビー・マグワイア好きですよ!
「シービスケット」は映画としてイマイチでしたが、「サイダーハウスルールー」はよかったですね。シャーリーズ・セロンのまあるいお尻がとってもきれいでした。
「スパイダーマン」は・・・がんばれトビー!


[1670] 150年ひとっとび。ネタバレ有ります。 投稿者:ling 投稿日:2004/09/18(Sat) 08:45

こんにちは〜。
『虚栄の市』を読んでいたので、今頃村上さんの新刊を読みました。しかも皆さんおっしゃるように
「わーーーーっ」っと読んでしまいました。
さて、前者が今となっては政治的に正しくない(ことがいっぱい出てくる)本なので、大都市の
夜を描いた本作は政治的に正しい本だなあという変な感想を持ってしまいました。

私としては、ダダさんのつっこみにかなり共感してしまいました。
いや、おもしろかったんですけど。やっぱり物足りない。
『国境の西・・・』『スプートニク・・・』と本作は、私の中ではグループ化されてしまいました。つまり、村上さんの中編はどうも中途半端な感じがして仕方ないのです。相性が悪いのかもしれません。たぶん、これはいつものように次の長編までの間にでる本なのだ、と解釈し、次の長編に期待しています。

文句ばっかり言ってますが、ものすごく映像的な文章で、ちょっと昔のフランス映画を見ているようでもあり、その点は面白かったと思います。構成としてもかなり脚本のようじゃありませんか。コムギちゃんとコオロギさんの会話は漫才みたいだったし。すぐにでも誰か映像化しないでしょうか。いや、でも映像的な文章だけに映像化するのが難しいかもしれませんね。

なお、『虚栄の市』はとても面白かったです。『未亡人の一年』登場作品です。エディのお父さんが自分の葬式用に用意したのが、この本の一節。ちょうど今アメリカで映画も上映されています(この映画が日本に来るのに備えて読んだ面も大きい)。しかし、こうヴィクトリアンばかり楽しく読んでいると自分が反動的な人間のように思えてきます。村上さん新作よりも共感できる部分が多いとなると・・・。次はグレアム・グリーンを読みます。偶然にも『未亡人の一年』つながり。

すまいるさん

 シェリー酒は、白ワインの一種で、主にスペイン産、イギリスでの消費がもっとも多いそうです。イギリスの小説を読んでいてもう一つおいしそうなのがポート・ワインで、こちらはポルトガル産の赤ワイン(甘口)。前者が食前酒、後者が食後酒として有名ですが、ミス・マープルは午後にお客さんが尋ねてきたら、お茶かシェリー酒を勧めています。


[1669] 少しねたばれ。 投稿者: 投稿日:2004/09/17(Fri) 21:04

こんにちは。
私も『アフターダーク』の感想を。一度しか読んでいない本について話すのは難しいのですが。あとからゆるゆる考えていくタイプなので。

語り手の主語が「私たち」ですが、一般的な広い意味で使われるときのweやyouに近いイメージなのかなと。
これまでは一人称小説でも三人称小説でも、常にしっかりとした語り手がいる印象だったので、いきなり「私たち」とか言われると、えっそっちの側に行っていいんですか?と戸惑ってしまいました。同時に、村上春樹は新しい領域に踏み込んだのだなあと。

それでも、なかなか作品の世界に馴染めなかった、というのが正直なところかもしれません。
マリの、飾りをどんどん省いていくような生き方はとても好きですが、それなら『スプートニク』のすみれのほうが印象的な気がしたし。
でも「私たち」の視点と一緒に、登場人物を俯瞰的に眺めたり、毛穴まで見えるほど迫ってみたり、何だかずいぶん引っ張りまわされました(笑)そういう意味ではとても引き込まれたし、その力の強さというのはさすがだと思います。

余談ですが。
繁華街のデ○ーズで働いている友人は「もしかしてうちの店!?」とドキドキしたそうです。


[1668] 本文とは関係ない。 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/09/16(Thu) 06:52

先日ひそやかに上野動物園に行きました。パンダやらゴリラやらトラやらカバやらキリンやら、といったあたりの人達は、「なんか狭いとこに押し込められちったなあ、やれやれだよ正直なところ・・・。でもま、これも、しゃーないしゃーない」といった感じで、わりと自分のおかれてる状況に折り合いをつけてなんとかやってる、というふうに見えなくもない感じでありました。しかし、我らが(?)熊さん達は、あれ、納得いってないですね、きっと・・・。「あーあ、なんだよこれ、狭い、狭すぎる。ホモサピエンスはわらわらやってくるし。もー、かじっちゃうぞ!」という感じで、同じルートを行ったり来たりの様子。「君達!お互いがんばろうじゃないの!」


☆いりっこさんへ
はじめまして。マグワイアさんのおかげで日本のアーヴィングファンがひとり増えたのですね。うれしい話です♪ いいかげんなことについてはあまり気になさらないでください。僕なんて、とてもじゃないけど伝言板では語り尽くせぬいい加減さです。なにしろ、今日より明日は、もしかしたらほんのちょっとだけでも「大丈夫な人」になっているかもしれないとのささやかな願望のもと、日々をおくっているのでありますから。(←なぜか偉そう・・・)

そうなんです。破天荒ですごいのです。『ホテル・ニューハンプシャー』も気に入ってもらえたら嬉しいです。ではでは。


☆ダダさんへ
◎『アフターダーク』ねたばれ気味です。

お久しぶりです。ところで、お久しぶりの方っていうのは、これ管理人的にとてもうれしいものです。。わりと頻繁に書き込みしてくださっていた方の名が、ある時からぱたっと見えなくなると、阿呆な管理人にとうとうあきれてしまったのだろうか・・・などと、ちょっとさびしくなるものなのです。ですから皆様、時々気が向いたときにでも顔を出してくださると、僕はしみじみ嬉しいです。、、、というわけで、お久しぶりの方、遠慮なさらず書き込みを!(ピース)

で、懸案の『アフターダーク』です。正直言いまして「僕はダメ」って人はかなり多いだろうなと僕も思います。僕はかなりOKでしたが、それでも「NO!な人は多い」だろうな、と。

中途半端、尻切れトンボ、未消化、というような感じをもたれこと、僕もわかります。(僕が勝手に想像するだけなので違ってるかもですが、)この小説にはにオチがない、ということを言っているのではなくて、「オチがないオチにすらなってないじゃないか」という風に思う人は多いだろうなと。

ただ僕としては「物語として収斂しているか否か」っていうのは、(こういうと元も子もないのですが)すごく個人的な問題なんじゃないだろうかと思うのです。読者が多い分、村上春樹はつまらないという人もきっと多いでしょう。たぶん彼らは、今回ダダさんが『アフターダーク』について抱いた印象を、以前の村上作品たちにも感じたのではないでしょうか。以前の作品において、ダダさんは物語の収斂を感じとったけれど、彼らには感じられなかった。今回、ダダさんは収斂してないと感じた。あるいは収斂してないという収斂も感じられなかった。これはどうしようもなく主観的な問題のような気がするのです。う〜ん、なんだか一般論すぎる気がしてきました。すみません(汗)。でも発言に嘘偽りはないのですよ。浅はかかもですが、本当にこうゆうふうに思うのです。

ただ、僕個人としても、最後の数ページについては正直面食らっているところがなくもないんです。以前『スプートニクの恋人』の終わり方を体験させられた経験をもつ身としては、「これ、よろこんじゃっていいんだよね、いいんだよね本当に」という戸惑いも多少あったりします。

上手く言えませんが。僕が思うのはですね。村上春樹自らによる「脱『僕』小説」「脱『やれやれ』小説」としてこれ以上のものはないかもしれないなってことです。これは「僕」でも「やれやれ」でもない春樹小説なのだという <僕個人熱望していたことではないこと> に関して、すごく自然に受け止めることが出来た。それは、少なくとも僕にとってとても意味のある小説なのだということなのです。

僕のなかで、「僕」と対となるのは、「星野ちゃん」より、もしかしたら「鼠」よりも、「高橋青年」なのかもしれないなと、そんなふうに感じていたりします。この心持は著者の妥協からは得られないんじゃないかなと、そうゆうふうに、僕は思います。僕にとって「僕」の占めるところは、それはそれは大きいのですから。

そして、こうした小説談義はとても楽しいですね。

ところで、「25周年」とかいうのは、あれ後付の単なる宣伝コピーなんじゃないかと思うのですが、そうゆうものでもないのでしょうか??


[1667] やれやれ<ややネタバレ> 投稿者:ダダ 投稿日:2004/09/16(Thu) 04:23

いつも(といってもたまにしか書き込みしません)アーヴィング
以外の話題ですみませんが、今回もすみません。みなさんに続き
「アフターダーク」について。

この掲示板では好意的な感想が多いようですが、僕はダメでした。
正直、がっかりした。100%つまらないとはいわないけれど、内容
的にはこれまでの村上作品を水で薄めたような感じで、中途半端、
尻切れトンボの感を否めなかった。物足りなかった。視点や文体
の新しい技術的試みは評価するとして、その分、最も大切な「語
り」が等閑にされてしまったような気がする。

無意識、夢、闇、世界を覆う理不尽な暴力、そこからの救い…と、
おなじみのテーマや言いたいことはもちろん伝わってくるし、特
にエリの眠りの場面は引きこまれて読んだが、それぞれのエピソ
ードがすべて中途半端で繋がりに乏しく、最終的に物語として収
斂していない。それに、夜明けを「救い」の象徴としてラストに
もってくるのなら、「ユミヨシさん、朝だ」で終わる『ダンス〜』
のほうがずっと印象的だった。

脇役のカオルや高橋、コオロギのキャラクターが良く、心に染み
るセリフも随所に見られるために、物語の不完全性がいかにも残
念。白川は不気味でイイ線いっているが、これは「サラリーマン
綿谷ノボル」といった感じで、鮮度が低い。マリは年齢はやや上
だが、これまた村上作品にはおなじみの「さまよえるティーンエ
イジャー」で、少々食傷気味。

「村上ブランド」はすでに折り紙付き。出せば売れる。彼のこと
だから、まさかそれにぶら下がって安易な作品を書くなんてい
うことは絶対ないと思うけど、今回に限って言えば、「デビュー
25周年記念」という出版社の企画に急かされて妥協してしまった
のではないか、という邪推もちらちらと頭をよぎる。

寡作でいいから、「たっぷり水を飲みながら」、時間をかけて
良い作品をじっくりと書いて欲しい。



[1666] 無題 投稿者:いりっこ 投稿日:2004/09/14(Tue) 14:16

こんにちは。初めまして。私は最近トビー・マグワイア目当てでサイダーハウス・ルールをみたら良い映画で、原作も読みたいと思って読んだらすごく面白くて、アーウ"ィングにはまりだしたといういいかげんな人間です。その後ガープの世界を読んだのですが、もう読み始めたらとまらなかったです。破天荒だけどすごい小説ですね。今はホテルニューハンプシャーが手元にあり、読もうとしてるところです。
みなさま宜しくお願いします。


[1665] やや。 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/09/13(Mon) 19:29

◎村上春樹『アフターダーク』ややねたばれです。

☆青さんへ
こんばんは。内容に触れるときは「ねたばれあり」と宣言しちゃってたうえで、どしどし書き込んで下さいね。よろしくです! 

舞城さんはこの前、図書館で借りたのに読む前に返却期限が来てしまいました。こんど読みます・・・(汗)。

『アフターダーク』僕が感じたこと。
世界の成り立ちのポジティブさが、春樹さんの今までの長編では抜きん出ているように思いました。語られるエピソードは基本的に「つらい話」なのに物語総体として、うつむくことなく堂々と胸をはっているような印象なんです。

某サラリーマン氏を代表としたあからさまにダークサイドにどっぷりの人物も出てくるのに、それでもなぜか、どの時期の春樹長編と比べても、一番明るい世界を見た気がします。今までの春樹作品にない(いくぶん唐突な)明るさをもった小説の終わり方も大きいのかもしれませんが、僕としては、それでもなお小説全体がぽかぽかとお日様に照らされているように感じました。

僕がアーヴィングのファンだからなのかもしれませんが、雰囲気として、つまり文章の構造や世界の切り取り方ではなくて、あくまで小説を包むトーンとして(そもそも文章構造なんて僕は分からないのです・・・汗)、アーヴィングの小説世界に歩み寄っているように感じました。

ちなみに僕は高橋青年のおかげで、小説にとてもすっきりと入り込めた気がします。「僕」も勿論よいですが、「高橋」も悪くない。と思う僕でした。


[1664] 秋晴れ 投稿者: 投稿日:2004/09/13(Mon) 18:39

こんばんは。

私も『アフターダーク』読みました★
発売日の次の日に読み終わっていたのですが、どこまでがねたばれなんだろう?とドキドキして書き込めなかった(笑)
本当に、味わうどころじゃなく、手が勝手にページをどんどんめくってしまうという感じでした。

この間舞城王太郎の新刊も出たこともあって、幸先の良い読書の秋の始まりでした。
芥川賞の候補になった『好き好き大好き超愛してる。』、その題名ってどーなの?と正直思ったけど、いや良かったです。
村上春樹作品とは全然違う感触(表紙もネオンピンクだし)だけど、どちらもやっぱり好きだなあ。


[1663] 読書記録更新 投稿者:すまいる@管理人 投稿日:2004/09/09(Thu) 20:22

明日の天気が心配です・・・(汗)。


☆ちろりさんへ
システムが正常に機能していたということは、きっと何者かが世界のねじをしっかりと回していてくれたということでしょう。安心安心。『アフターダーク』僕も昨晩読みました。過去の『羊をめぐる冒険』などを思い起こしてみると、文章は確実に変化しているのにもかかわらず同時に紛れも無い村上春樹、といった印象でした。僕にはすごくしっくりとくる、肌にフィットするような小説でした。

ということで、約一年ぶりに「読書記録」のコーナーを更新しました。『アフターダーク』についてです。ねたばれの心配はほぼ大丈夫と思いますが、同時に中身もあまりないですあしからず・・・(汗)。ちろりさんはたぶんご存知なかったかもですが、以前は定期的に読書記録をアップしてたのですよ。現在は惨憺たる有様ですが・・・とほほ(汗)


☆マースさんへ
アマゾンは発売日に届きませんでしたね。もしかしたら純粋な都心には配達されたのかもしれませんけど、都心はほっといても大きな書店がいっぱいですから、特に利点もないのかもです。まあ、無事到着したので許してあげましょう。僕も「わーーーーーーーー」って感じで読みました。期待の新刊って、落ち着いて大事に読もうっておもうのですが、ちょっと焦ってどきどきしますね。


※多くの方が読まれそうな新刊について:作品内容に触れるときは、書き込みの「題名」の欄に<ねたばれです>とか書いてくださると嬉しいです。わくわくして読んだ作品の話はしたくてしょうがなくなっっちゃうのが読書好きのやっかいなところですね。よろしくお願いします。


[1662] 連続すいません 投稿者:マース 投稿日:2004/09/09(Thu) 01:17

夜に届いていたので、アフターダーク読みました。
わーーーーーーーー て感じでしたねー。

★ニューハンプシャー
ソローが好き。そして、悲しみ(ソロー)は漂う、という章のタイトルをつけるアーヴィングに感動でした。アーヴィング、うますぎます。