がまん

子どもの興味は限りない。日々、新製品の洪水が押し寄せるならばなおさらだ。ましてや、今の子どもは、何故か金持ち、いや、カネヅル持ちだ。そして、「何を持っているか」それが「いかにうまくできるか」を競って明け暮れている。

自分の実力を知り、自分に合ったものを取捨選択する思慮分別なしには、とっても「ついていけたもんじゃない!」

あると知らなければ、欲しがらないのは当たり前。でも、それは我慢じゃない。逃げているだけ。

これだけモノがあふれ情報が氾濫する中、見ないように見ないように囲ってしまえば、親は楽かもしれない。だけど、子どもは自分で考えて・自分で選ぶ力をつけないまま大人になる。

自立と共にお金と自由を手に入れた若者が、それらを使う権利を行使する時、いったい何が起きるだろうか。

何でもかんでも欲しがるままに与えられ、常に最新のモノを手に入れて人気を保ってきた者には、わずかばかりの初任給。井の中の蛙・箱入り娘には、あこがれの現金。どう使うか?

 

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