No.10-題名：子育て、、、そして親　〜 その後、、、 〜　 Dec.22/2002

さて、この４月に思った事を書こうとして、今この年末に至ってます。
忘れていた、と言えば忘れていて、正直サボっていた、といえば、その通りで言い訳のしようもない、です。

　子供の成長は、やはり早い、というより、ある意味激しい。！　自分、大人としては、日々の生活の為に働いたり、自分の目指すものをおいかけて、子供の生育、と言う事をやっぱり見のがしぎみ、と言う事を改めて感じます。多かれ少なかれ、度合いの程度の違いはあれど、”フト”どの親御さんでも思う事であると思う。ある意味罪なのかもしれませんね、気が付いた時には遅いのですからね。親になれども、”人生”やっぱり難しく、やりなおせない、と言う事でしょうか。

　本題に入りたいんだけど、いや、ホントに１年生になって、いろいろ人間らしくなったし、ある難問にも乗り越える術、を身に付けているようにもホントに感じる。自身で自身なりに解決する事もそうだし、友達付き合い、友達間でのトラブル（私、親としては聞けば、ン〜、とは思うが介入する様な事はしない。ヒントを与え、元気付けたりして自分で乗り越えるように勤めさせている。そんな親身ではないが）も、対処する様になってきている。

　 難しい事は、人間、子供でも、大人でも、同じであろうと思う。しかし、大人になっても”建設的喧嘩”をできない人間が何か多い様な気がする。口喧嘩したって、それは思いのぶつかり合いであったり、意見調整する”場”であったりする。しかし、いわゆる”真に受ける”、話ににもならないケースが大人でもないだろうか。？　それは、受け身では単に一方的に”言われている”様にとったりする、或いは”解釈（意図かな？）ができない”事であってり、 言い方では”相手の事は気にしない”事であったり、”話す術”をみに付けてない事であったり、全てが全てそうとは言わないが、ケースによっては応応にしてある事ではないかと思う。
私は、専門家、ではないので明言はできないのであるが、一つにやはり子供の頃からの影響ってのも、ベースになっていると思われて最近しょうがない。そこで築きあげられた事は、その人間人間で、ひきずっていくと思うし、中々変えられるものではないと思う。
お読みの皆さんでも、昔の同級と合った時、「あ〜なんも変わってないね〜」と、自分も含めて言われた事はないだろうか。？

　はやり、青春期迄に培われた人間性、ってもんがあると思うし、それを手助けできる人間、つまりは親だよね、親がその人間（子）にとって改めて重要なんだと思います。

　さて、本題に入っていこうと思うのだけど。
この４月に書こうと思ったのは、子供が幼稚園から小学に入る時。　一つの節目だね、子供は気が付いてないようだけど、保育園から幼稚園の過程をまずは終える訳。一般 的には一般的。　でも自分の中では何かが違ってたのですね。今の社会では共働き夫婦はそんなに珍しくなく、一般 的。
でも自分の中では、或いは子供の中では、もう１人（複数）の母親が存在してると思っていたのです。何せ生後３ヶ月から、保育室に預けていた訳です。つまり結論から言えば、この子の成長にあたっては、７、８割の１日の時間、保母さんと接している事が多く、私ら親は朝と、夜の”顔”をみることになってしまうのだから、それを５年に渡って生活した来た訳。自分らの”子供”としては当たり前なんだけど、保母さんにとっても自分の”子”の様に、と思ったって仕方ない事だと思うし、自分としては感謝もした訳だよね。叱ってもらう事は必要だし、人様の子供を預かっているからと言って、甘やかす訳にもね、いかないしね。単に甘やかせば、それば人間形成において、ちょっと違う事でもあるよね。駄 目なものは駄目なんだからね。

　先生ら、って人らはホントにどの子でもそれなりに良く覚えているよね。得に女性の方はね。感心する事がある。それはやはり、１日の内で接している時間があるいみ親よりも多いからね、人間対人間、の接する事から、結びつく、忘れる事のない記憶になるんだろうね。１人１人のクセ迄良く覚えている事もある。自分も小学の先生に２０年ぶりに会って（レースで地元に新聞に載った時、ちゃんと切り取ってもってくれていた、ありがたい事だ）、その時、「あんたは、＄＃＆％＃’”＆＃（（」と、子供の頃の印象を伝えてくれた。思ったのが「あ〜ちゃんと覚えていてくれるものなんだ〜」と思ったね。当然再開する迄に、回想して整理はしてくるんだろうけどね。

　だから、自分の子供の事も、保母さん（これがホントに良い保母さんらに会ったと思っている）らには感謝しているね。きちんと伝える事ができている訳じゃないけどもね。保育費だって馬鹿にならいけど、自分はただ”預かり施設”へお金を払っている感覚ではなかったので、いわゆる自分らが補えない人間的接触っていったらいいのかな、上手くは言い表せないけど、そうゆう部分にも”お願いしますっていう意識”でお金を払っていた様に思ってます。うまく伝わっているだろうか。？

　いやね、これが今崩れてきている部分があるんじゃないかと、危惧する部分がみえたような気がしてます。何かホントにビジネス的になっている、って言ったらいいのかな？、預ける方は”金を払っているのだから”、預かる方は”お金お金”。ん〜上手くは事情を適格に掴んでいる訳ではないのでね、無責任な事を言うつもりはないが、”人間対人間”の接触の仕方でなくなってきているような気がするね。何か仕事的義務的っていうか、預かる方もサラリー的にな部分もねあるような気がするし、預ける方も、金払っているのだから、期待以上の何かを求める、っていうのかな、歩み寄りがないっていうかね、その大人の間で壁ができているような気がする。その中で、子供にはどんな影響があるのか、って事が置き去りになってやしない？、って事があるような気がしてならない。
いや、生活する方だって大変だし、預かる方も制度的な事で思うようにはできない、って事も理解はできるが、どうなんだか。？！

　なんでこうゆう風に思って書いているか？、というと、先日ある事で、保育園時の中堅保母さんと話す事があって、何かホントに１人の人間として悩んでいる様であった。「私はもう辞めたい」ってね。
どうしてって聞くと、保母と言う仕事をしていて、この場所でやり切れない、って事らしい。
良く聞くと、私らが預かっていた親御さん層とは異なり、今は親御さん同士ですら朝会った時、「おはよう」の挨拶もしないと言う。園側の規則の様な側面 で折り合いがつかない。しいては新しい職員はくるが皆若い世代で、どうしても上手く乗り切っていけないらしい。つまりは経験のなさ、と言う事だと思う。私が独断と偏見で思うに、職に付く事の学習はできてきたが、現実職場では”子と”、”親と”の付き合いでもある訳だから、そんなに上手くはいかないのであろう事は容易に想像つく。経験が大事だからね。職員教育だっていろいろとあると思う。
その時、親御さんと話せる事もあれば、いろいろと改善できる事もあるかと思うのだが。だって、協力しあいながら子育てしてる様な事でしょう。！
どうも、それもないらしく、どうすれば良いか分らなくなっているらしい。
「お父さんらが居た時は、皆じゃないけど、私らと話してくれた人が居た」と彼女は言う。ほんの１年前の事なのだが。全て親の課題と言うのは早々でそう判断するのも危険であろう。勿論職員的な経験もあろう事と思う。だって親からしたら、大半が自分より若い人間である事もあろうから、そうゆう部分での課題もあろうかと思う。

　しかしはどうだろうか？。コミュニケーションの”仕方”の課題ではないだろうか。？！
全てが上手く解決できる事ばかりではない、この世の中ね。今は情報があり過ぎて、早すぎて、処置できる量 は限られてしまうであろう。その中で、疎通があわない事だって多くあろう。だから”声”に出してコミュニケーションする事が大事なのではないだろうか。？　意見が合わなくたって、当たり前じゃないか。親だって、先生だって、どっちが正解って事でもなかろう。大人と大人の私欲に走ればそうゆう状況にもなろうが。

でも、重要なポイントは、「子育て」、「教育」っていう、人間永遠的な課題だよね、と自分は思う。

その視点に戻る事が大人は必要ではなかろうか。？　自分はいつも言う「確認が大切、確認すれば分る事、３０％でもね」。だから自分は「確認できない事は、まずその段階で信用しない」。だって確認できてないんだからね。　それが憶測、推測が先走って判断される事があるから、つじつまが合わなくなったりする事は多くない。？　喧嘩っぽい意見交換になったていいじゃない。挨拶だって、ちょっと”声”を出したっていいじゃない。１０回言って１０回理解される事、反応してくれる事なんか期待しなくても良いじゃない。！　２、３回返ってくればそれはそれで進展でしょ。！
１００％求め過ぎ！？、でない。！？そんな風に、自分自身の事も含めてそう思います。

　だからどうだろ。先に書いた事にも通 ずる事もあるのではないかと思う。
子育て、親のあり方、第２の親のありかた、それを取り持つコミュニケーション、社会。何か全てがお金、情報の元、便利になり過ぎて麻痺、或いは履き違えていないか？、そんな気がします、と言う事で今回は締めくくりたいと思う。（自分の事も含めてね）

自分は便利なのがあまり好きではありません。 今、田舎（実家）の方も便利になっているよね。都会とそんなに変わらない。
一方、ヨーロッパ。行くと何か不便、なところがあります。過剰な設備がない、と言うか、昔のそのままを残しているよね。
人間が暮らすには、何か向こうの方が”正解”と私は思う。