スキーを楽しむと言う事


 私は秋田の生まれという事もあり、子供の頃から「冬場の日常の遊び」としてスキーを楽しんできました。途中社会人になり、スキーをしない時期もありましたが、24才頃になり再開したのでした。

  ただ1991年頃からのスキーブームでどこのスキー場も人、人、人。気疲れするスキーでした。私の子供の頃のスキーは、自分で登り、担いで裏山に登り、適当な斜面 を見つけては滑っていたので、そのギャップがあったのでしょう。
 現在は現在という事で、馴染むしかなかったのですが、1995年30才の頃、「何でこんな思いをしてスキーをしなきゃならんのだろう、こんなにまでして?」と思うようになったのです。もっと「スカッ」とするスキーはできないものかと。

  その時テレビでみた、山岳スキーツアー「オートルート」でした。「凄いスキーがあるもんだ!」と感じ、即究極のスキーを体験したいと思ったのでした。
 スキーの技術も大した事がなかったので、ゲレンデスキーを止めて、基礎スキーを始めたのでした。これはこれで楽しいスキーでした。
 いくらやっても目標があり続ける。スキーを楽しむ幅も広がりましたし、技術が向上していく楽しみも味わえました。
 サイドカーモータスポーツではある成績を納めていますが、分野が違えばだれも自分の事など知る由もなく、「ゼロ」に戻り新鮮な気分にもなりました。

  そして、カナダ、スイスと出て行くようになり、「これがスキーなんだな!」と感じる事ができました。日本のスキー場がダメという事は言えません。日本地理上の中でのスキー場なのですから、楽しみ方はそれぞれあるはずなんだと思います。
 私自身にとってオートルートでのスキーは、子供の頃の延長上の究極のスキーに感じた訳で、自然の中で楽しめ、心の底から『面 白〜!』と思える内容だったのです。

  楽しむ事は『これだ!』と言える事は一概に言えるもので無い事は承知しているつもりです私の思った事に共感して頂ければ幸いですし、『何をえらそうな事言ってやがる』と思う方もいるでしょう。それぞれの価値観に合った楽しみ方を選択し、遊べば良いんだと思います。
 皆様方におきましても、楽しいスキーを送って下さい。

 

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