(201~300話)
タイトルをクリックしてください。
●第201話 安易 2014.09.09
●第202話 言われてみれば 2014.09.11
●第203話 さすがのそらみみ 2014.09.11
●第204話 字は似てるけど 2014.09.13
●第205話 ごちゃまぜ 2014.09.16
●第206話 惜しい 2014.09.17
●第207話 注文 2014.09.18
●第208話 よこはま・たそがれ 2014.09.18
●第209話 ハスキーボイス 2014.09.22
●第210話 敵に塩を 2014.09.22
●第211話 虫の声 2014.09.25
●第212話 小麦アレルギー 2014.09.25
●第213話 地下鉄浸水 2014.09.26
●第214話 舞妓はレディ 2014.09.29
●第215話 さかな 2014.10.09
●第216話 そもさん 2014.10.09
●第217話 はき物 2014.10.10
●第218話 一休さん 2014.10.13
●第219話 一万円札 2014.10.20
●第220話 視野 2014.10.21
●第221話 春の小川 2014.10.28
●第222話 吾唯足知 2014.10.28
●第223話 ドライヤー 2014.10.29
●第224話 四重衝突 2014.11.07
●第225話 ○○はぎ 2014.11.07
●第226話 ミュージカル 2014.11.07
●第227話 続・ふなっしー 2014.11.13
●第228話 健さん 2014.11.20
●第229話 防災訓練 2014.12.01
●第230話 カフェオレ 2014.12.01
●第231話 リニア中央新幹線 2014.12.03
●第232話 不思議な会話 2014.12.13
●第233話 ものまね番組 2014.12.13
●第234話 進歩なし 2014.12.20
●第235話 純平くん 2014.12.22
●第236話 スイカ 2014.12.25
●第237話 スキー場にて 2015.01.05
●第238話 何食べた? 2015.01.17
●第239話 天野さん 2015.01.27
●第240話 おむすびころりん 2015.02.24
●第241話 おやゆび姫 2015.02.24
●第242話 マウス 2015.03.01
●第243話 ひなまつり 2015.03.06
●第244話 地震 2015.03.06
●第245話 かがやき 2015.03.16
●第246話 里見八犬伝 2015.03.18
●第247話 余計なお世話 2015.03.28
●第248話 トンイ 2015.04.03
●第249話 ことわざ問答 2015.04.12
●第250話 消えたファイル 2015.04.12●第251話 嫌煙権 2015.05.18
●第252話 ぴょんちゃん 2015.05.21
●第253話 湾 2015.06.08
●第254話 誰のため 2015.06.26
●第255話 スタメン 2015.07.6
●第256話 道 2015.07.13
●第257話 そんなことで 2015.07.14
●第258話 ふしぎなくつ 2015.07.22
●第259話 上司に向かって 2015.07.27
●第260話 どういう意味? 2015.07.28
●第261話 船頭多くして船山に登る 2015.08.05
●第262話 シロクマ 2015.08.09
●第263話 タクシーで 2015.08.10
●第264話 通じねえ 2015.08.16
●第265話 人間は考える○である 2015.08.22
●第266話 主任ったら 2015.09.05
●第267話 納得 2015.09.06
●第268話 育て方 2015.09.12
●第269話 天才バカボン 2015.09.13
●第270話 見ざる、聞かざる、言わざる 2015.09.15
●第271話 サーブ 2015.09.19
●第272話 逆上がり 2015.09.23
●第273話 サイズ比較 2015.09.24
●第274話 忘れ物 2015.10.05
●第275話 志 2015.10.10
●第276話 恥ずかしい 2015.10.21
●第277話 オリジナル 2015.10.26
●第278話 ショートプログラム 2015.10.31
●第279話 17人いる! 2015.11.2
●第280話 日の出 2015.11.6
●第281話 来ない 2015.11.7
●第282話 行かないよ 2015.11.8
●第283話 気づきの日 2015.11.9
●第284話 笑って 2015.11.10
●第285話 らふ 2015.11.12
●第286話 七福神 2015.11.12
●第287話 ジャケットがない! 2015.11.13
●第288話 何が見たい 2015.11.20
●第289話 ママチャリ 2015.11.23
●第290話 表彰もの 2015.11.28
●第291話 芸名 2015.12.4
●第292話 もう一人 2015.12.6
●第293話 大名旅行 2015.12.8
●第294話 中央卸売市場 2015.12.12
●第295話 そこがすごい 2015.12.14
●第296話 ブロックくずし 2015.12.17
●第297話 ちょっとお尋ねしますが 2015.12.27
●第298話 箱根駅伝 2016.1.11
●第299話 実は私は 2016.1.14
●第300話 春節祭 2016.1.15テニス全米オープン男子シングルス、
錦織圭選手(日本)とマリン・チリッチ選手(クロアチア)の決勝が
行われた朝、ゆうさんからメールが来ました。
「錦こりチリ人に負けちゃったね。
準優勝でもすごいけどね。
今朝民放でもやってるかなとテレビつけたけど
中継はなかった。ざんねん」
「チリッチはチリ人じゃないぞ」独占放送していたWOWOWは民放ですけどね。
ゆうさんと広島へ講演に行きました。
広島駅で新幹線を降りた時、ゆうさんが言いました。
「新幹線って何で走るの?」
「え?」
「ガソリン?」
「……電気。電車だもん」
「電車は電気で走るんだ。言われてみればそうだ」
言われなくてもそうだと思うんですが。
それからしばらくの間、ゆうさんは一人で笑っていました。広島での講演の前に宮島に寄ることにしました。
フェリーの乗り場で係員の人が叫んでいました。
「ただ今、十分間隔で運航しています」
ゆうさんが言いました。
「ちんぷんかんぷん?」周防正行監督の映画『舞妓はレディ』が公開されます。
タイトルは『マイ・フェア・レディ』を洒落たものだと思います。
映画館のタダ券があったので、ゆうさんにメールしました。
「舞妓はレディ見に行くか」
ゆうさんから返信が来ました。
「歌舞伎はレディ楽しみね」
洒落になりませんね。広島でイベント終了後、数人で話している時、
ドリフターズの仲本工事さんの名前が出ました。
見るとゆうさんがヒゲダンスのポーズをしています。
「それは仲本工事じゃないよ」
次にゆうさんはウクレレを弾く格好をしました。
「それは高木ブー!」
ドリフはよく見ていたらしいんですけどね。食品会社に勤めるゆうさんは、
広島でお宅に泊めていただきお世話になった
イベント主催者の方へのお礼に
自社の製品を送ることにしました。
送料無料の通販で、先方の住所を入力したのですが、
しばらくしてゆうさんの自宅に届いてしまったため、
結局自分で送ることになりました。
住所は入力したものの、
届け先に指定しなかったようです。
あとちょっとだったのに、惜しい!ゆうさんは会社で同僚とお昼に、
焼きそばの出前を取ることにしました。
ゆうさんがお店に電話しましたが、
電話に出たのはおばあさんでした。
ゆうさんは、おばあさんに電話番をさせるほど
お店が忙しいんだと思いましたが、
肉玉焼きそばを注文しました。
でもおばあさんは電話の向こうで
もごもご言っています。
ゆうさんは、
「え?肉がないんですか?
……じゃ、キャベツがない?」
しばらくしてゆうさんは受話器を置きましたが、
先に事態を察していた同僚は大爆笑。
普通はもう少し自分を疑うと思うんですが。役員秘書のゆうさんは、
横浜に出張する役員のためにホテルを手配しました。
出張から帰ってきた役員が言いました。
「青木さん、ホテル遠かったよ」
ゆうさんは「そうですか」と軽く受け流しました。
しかし、役員は何度も同じことを言ってきます。
ゆうさんは不思議に思いましたが、意味がわかりません。
そして何度目かに言われました。
「青木さん、新横浜と横浜は離れてるんだよ」
新横浜に泊まりたかった役員のホテルを
横浜駅近くに取ってしまったゆうさんは、
役員に気を使わせる秘書でした。K-POPファンの私は、好きな歌手のCDなどを
ゆうさんにもよく聴いてもらいます。
私がゆうさんに言いました。
「SISTARのヒョリンはほんとうまいよね」
「うん」
「ちょっとハスキーなところがいいよね」
「歯がすいてるの?」
えええっ!ゆうさんとクイズ番組を見ていました。
問題:『敵に□□を□□□』
敵の弱みにつけ込まず、苦しんでいる時には助けるという意味。
答えは敵に「しお」を「おくる」。
あとでゆうさんが言いました。
「敵に塩を塗るだっけ」
「しょっぺえっ!傷口に塩を塗るだと痛えっ!」
「敵に塩をまく?」
「相撲とんのか」ゆうさんの家の近くを歩いていると、
草むらからリーン、リーンと虫の鳴き声がしました。
「あ、スズムシだ」
近づいてみると、何匹もいるようです。
私が言いました。
「都会にはスズムシはいないな。コオロギはいるけど。
いい声でしょ。羽をすり合わせてるんだけどね」
地面にはバッタがいました。
ゆうさんが言いました。
「バッタは鳴かないの?」
「鳴くのもいるかもしんないけど、
あんまり鳴かないんじゃない」
「羽がないからね」
「羽はあるよ!飛ぶじゃない」
「足で飛んでるのかと思った」
「足でも跳ねるけど遠くに飛ぶ時は羽だよ」
ゆうさんは結構自然の中で育ってきたはずなんですが。ゆうさんは秘書室から異動することになりました。
新しい部署で歓迎会を開いてもらった時のこと。
小麦アレルギーの話しになりました。
ゆうさんが言いました。
「小指アレルギー?」
一同大爆笑。
「こ、小指アレルギーだって!」
ある人は親指から順番に口にくわえ、
小指をくわえた時に、
「うぇ~~~~っ!」
つかみはOKです。2014年9月25日、
名古屋市営地下鉄東山線の名古屋駅が
雨水で浸水して始発から運休となり、
たくさんの通勤客などに影響が出ました。
朝、ゆうさんからメールが来ました。
「雨があがってよかったね」
「そうね。名古屋駅はたいへんなことになってるけど」
「そうなの?知らなかった」
「さすが!地下鉄が浸水して東山線が止まってるよ」
私はパソコンから、ネット上にアップされていた
テレビのニュース画像を送りました。
「すごいね。こんなになってるんだ。
ニュースとかでやらないのかな」
「やってたよ」
(ニュース画像送っただろう)
「そうなんだ(笑)
もっと大々的にやったほうがいいね。
半田には届かないです」
(んなわけないだろう)
「めざましテレビで見たけどね」
「ゆうも毎朝めざましテレビ見てるよ。
半田は関係ないからやらないのかな」
(あくまでも半田市のせいにする気か)
「絶対やってたと思う」
念のため東京にいる実家の母に電話で聞くと、
朝からニュースでやっていたそうです。ゆうさんと映画『舞妓はレディ』を見ました。
映画が終わるとゆうさんが言いました。
「舞妓さんになる話だったね」
何の話だと思っていたんでしょう。
後日、カラオケに行くと、モニターで映画の宣伝をしていて、
既に主題歌がカラオケに入っているようでした。
ゆうさんが入れてみようと言って探し始めました。
「ないよ」
「あるだろう。宣伝してんだから」
ゆうさんが操作しているリモコンを見ると、
『歌舞伎はレディ』で探していました。
学習しねーなー。中国の南寧市で開かれている体操世界選手権の男子団体総合で、
日本は中国にわずか0.1点差で敗れ、銀メダルに終わった。
たぶん、ほとんどの日本人が
場所が中国であったことが敗因だと感じるような採点だった。結果が出た直後、ゆうさんからメールが来ました。
「世界体操見た?日本ざんねんだったね。
場所の魚ってなんだろね」私は一瞬何かと思いましたが、すぐに理解しました。
場所の魚→場所のさかな→場所の差かな
その後のゆうさんとのやりとり。
「やった!次のネタにします」
「やったの?」
「やった」
「ぜんぜんわかんないです」
ゆうさんからメールが来ました。
メーリングリストの投稿に対するものでした。
「○○さんからMLに投稿があったね。
そもさん、すっぱって書いてたね。
そっぱだろ!つっこむべきかな」
私の返信。
「そういうのあんだ」
「えー!知らないの?一休さんでよく出てきてた。
なぞなぞみたいなのをやる時に
問題を出す人が『そもさん!』って言うの。
答える方が『そっぱ!』って言うと
なぞなぞを出すわけ」
ネットで調べたら、正しくは、
「そもさん」「せっぱ(説破)」でした。
ほぼ100%正確に覚えていないのがさすがです。
つっこまなくてよかったね。このシリーズは、創作ではないことを改めてお断りしておきます。
ゆうさんからメールが来ました。
「今日会社の健診だった。
はき物を脱いでくださいって言われたので、
ズボンを脱いだら『靴だけでいいです』だって。
ズボンもはいてるものなのに」
日本人で『はき物』と聞いて
靴や草履以外を想像する人が他にいるんでしょうか。ゆうさんは、アニメの一休さんが好きでよく見ていたそうです。
私は見ていませんでしたが、一休さんの話は少しは知っていました。
ゆうさんが言いました。「屏風に描いたトラを縛れとお殿様に言われて、
一休さんは屏風を縛るの」「そうだっけ。お殿様に、屏風からトラを出してくれって
言うんじゃなかった?」あとでネットで調べたら、私の方が合っているようでした。
ゆうさん、他では話さない方がいいと思います。ゆうさんに聞きました。
「早稲田大学作ったのは誰だか知ってる?」
「クマのつく人?」
ほどなくして大隈重信は出ました。
「じゃ、慶應は?」
「……」
「一万円札の人だよ」
「聖徳太子?」
「それは大分前だぞ。慶應作ってるわけないし」
「夏目漱石?」
「それは前の千円札だろ。今は野口英世だよ」
「新渡戸稲造?」
「新渡戸稲造が出るか。前の五千円札だろ」
「岩倉具視?」
「それは昔の五百円札。よく知ってるな」
「板垣退助?」
「板垣退助まで出るか。昔の百円札だよ。
その頃の千円札は伊藤博文」
「わかった、坂本龍馬!」
「え~~~~っ!」
この後、『学問のすゝめ』というヒントを出したら、
すぐに福沢諭吉が出ました。
ゆうさんの記憶回路の構造がわかりません。私はこのシリーズで時々、ゆうさんの視野の狭さをネタにしますが、
それはゆうさんが目の前にあるものに気づかなかったり、
見落としたりするからで、
当然、ゆうさんの目に異常があるわけではありません。
ある夜、ゆうさんからメールが来ました。
「年末調整の保険控除証明が届いたんだけど、
保険内容に『両眼の視野が狭まっている』って
チェックシートがあるけど、申請すれば保険がおりるのかな?」
冗談かと思いましたが、私は以下の返信をしました。
「そういう意味じゃないだろーなー(^^ゞ」
「そうなんだ。でも、1つでもチェック項目に当てはまれば
電話くださいってなってるよ」
「体は正常だと思うよ(^^ゞ」
「えー(+_+)体は正常だけど、頭が正常じゃないってこと?」
「さあ?(^^ゞ。でも、保険の対象にはならないだろうね」ゆうさんがあるチラシを見て言いました。
「2ヵ月で『春の小川』が弾けるようになるんだって」
そして歌いました。
「♪春の小川の隅田川~」
「それは♪春のうららの隅田川~だろ
『花』っていう歌だよ。
隅田川は小川じゃねえし」
「そっか」
「『春の小川』は
♪春の小川はさらさらいくよ……
咲けよ咲けよとささやきながら」
「なんで鮭が出てくるの?」
「鮭よじゃねえよ……酒よでもねえぞ!」ゆうさんは、知り合いの山下さん(仮名)に聞かれました。
「これ何て読むか知ってる?」
ゆうさんは知りませんでしたが、
それは有名な、口という文字を中心にした
『吾唯足知』(われただたるをしる)でした。
その後、ゆうさんと私は講演で京都に行った時、
龍安寺に寄りました。
そこで『つくばい』を見たゆうさんが言いました。
「これ、山下さんが作ったんだと思ってた」ゆうさんは、ヘアードライヤーを買いに行きました。
今まで使っていたドライヤーの風の吹き出し口に
埃がたまってしまったのですが、カバーがついているため、
ゆうさん曰く、ピンセットを使っても
鳥の糞ほどしか取れないからです(不思議な表現)。
お店の人には、マイナスイオンの出口が外側についている
パナソニック製のものを薦められ、
吹き出し口のカバーのはずせるそれを買いました。
家に帰って今まで使っていたドライヤーを見ると、これも
マイナスイオンの出口が外側についているパナソニック製のものでした。
また、カバーは今までは回して取ろうとしていたのですが、
引っ張ってみたら取れました。これで埃はきれいに取れます。
その上、ゆうさんは以前そのドライヤーを買ったときに、
スキーにも持っていくからと同じものを2つ買っていました。
一度に2つ使うわけではないのに意味が分かりませんが。
おまけにゆうさんは、
そのドライヤーの一つはなくしたと思っていたのですが、
ほぼ新品の状態で出てきました。
ですから今ゆうさんのうちには、似たようなドライヤーが3つもあります。私がゆうさんに言いました。
「この間、会社行く途中で
四重衝突見たよ」
「ええっ!」
「でも怪我人はいなかったみたい。
運転手みんな出てきてたから」
「40台!?」
「4台だよ!」東京での講演会で、数人で意見交換していた時のこと。
「江戸時代はお金なんか持って出歩かなかったらしいですよ。
襲われちゃうから」
ゆうさんが言いました。
「かわはぎ?」
一同爆笑。
「出た~!生ボケ」
「追いはぎ」ゆうさんから、毎年見に行っている劇団の
ミュージカルに誘われました。
いつも有名な作品をやるので私は聞きました。
「今度は何かな?」
「ピザを食べる話かな?」
わけがわからなかったので調べたら、
『ライト・イン・ザ・ピアッツァ』という
比較的新しく作られたミュージカルでした。
ピッツァじゃないし、絶対ピザを食べる話ではないと思います。
ピアッツァは、イタリア語で広場という意味でした。私は山梨県に住む伯母の家を訪ねる途中、
ゆうさんにメールしました。
「山梨に向かってる」
ゆうさんの返信。
「気をつけてね。ふなっしーに会えるといいね」
(え?なんでふなっしー?なしが付くからか?)
「やまなっしーか」
「え?ふなっしーは山梨でしょ?梨だから。
この前覚えたなっしー!」
「ふなっしーは千葉県船橋市の非公認キャラだっちゅーの」
「千葉県でしたね……紛らわしいキャラはやめてほしいね」
大きなお世話だなっしー!ゆうさんからメールが来ました。
「高倉健が死んだね。石原プロ大打撃だね」
「健さん石原プロか?」
「え?石原プロのリーダーだよね」
「え~!?リーダーかどうか知らないけど、
渡哲也じゃねえの?」
「あ。そうだった。
大きく言えば同じようなもんだけどね。
今頃、館ひろしとか大変だと思ってた」
大きく言い過ぎだろ!
まあ、イメージは似てるっちゃあ似てるけど、
健さんが石原軍団で炊き出ししてるとこは
想像がつかないけどな。
ちなみに館ひろしではなく、舘ひろしです。ゆうさんの会社で防災訓練がありました。
みんな集まったところで点呼を取られましたが、
ゆうさんは呼ばれなかったので前に出て行き、
大きな声で「呼ばれてません!」と言いました。
すると、係りの人から名簿を見せられました。
そこにはゆうさんの名前があり、
チェックも入っていました。
ということはゆうさんは名前を呼ばれ、
返事もしたということです。
ちょっと怖いお話でした。ゆうさんがインスタントのカフェオレを
作ってくれようとしていました。
カップを2つ用意し、
カフェオレの袋を開けたゆうさんは、
粉をサーッっと、目の前にあった
ビニールのゴミ袋に入れました。JR東海が2027年に開業を目指している
リニア中央新幹線についてゆうさんが言いました。
「え?今の新幹線の線路を走るんじゃないの?」昨夜、ゆうさんからメールが来ました。
「テレビつけても青色レッドでノーベル賞取った人の
ニュースばっかりでつまらんね」
(青色レッド?青色発光ダイオードだろ)
「青色の赤か」
「あはは、そうだよね。へんなの」
「あなたがへんなんですけど」
「そうなのかな。思ってるほどへんじゃないよ。(以下略)」
「青色レッドのことよ」
「青色レッドのこと!」
「正しくはなんだか知ってるの?」
「正しく?青色の光がすごいことになってて信号とかに
使われてるんじゃない?」
「青色発光ダイオードだよ」
「正式にはそんな名前だったよね」
「それを確かめてたんだよ」
「あはは、そっか。正式名称はよく知らなかった。
青色レッドと一緒なんだよね」
「なんなんだよ。青色レッドって」
「青色LED」
(そういうことか!)
「LEDをレッドと読んでいたのね」
「そだよ。ほかに読めないし」
「これはエルイーディーと読むんです」テレビでものまね番組を見ていたら、
ゆうさんからメールが来ました。「ノブ&フッキーって、なんでだろ~なんでだろ~♪
ってやってたお笑いの人だよね?」「違う。それはテツandトモ」
「そうなんだ。ノブ&フッキーって新人なのかな」
「ベテラン。二人ともアマチュア時代に
俺は一緒にものまね番組に出た」「えー!そうなの?すごいね!!ノブ&フッキーと一緒なんて」
「知らなかったくせに。
ちなみにその時優勝したのはコージー富田」以前、ユニクロの『ヒートテック』を
『ホットモット』と言い間違えたゆうさんから
メールが来ました。「今日も冷えるね。ホットモット2枚重ね」
私はさすがに冗談だろうと思い、返信しました。
「うまそうだ」
ゆうさんから返信が来ました。
「ムチムチしてるから?」
(冗談じゃなかったのか?)
「お弁当屋だから」
「あ。そうだった。この際、ホットモットにしたほうが
ユニクロもいいんじゃないかな」意味がわかりません。
ゆうさんは、会社の隣の課の大川さん(仮名)を
「純平くん」と、下の名前で呼んでいました。
ある時ゆうさんは、大川さんの名前が「大川伸」と
表記されているのを見ました。
ゆうさんは本人に聞きました。
「名前変わったの?いつから?」
大川さんは言いました。
「え?変わってないですよ。前から伸ですけど」
もう、ホラーですね。東京駅開業100周年記念Suicaの発売に際しては、
東京駅が大混乱し、大きなニュースになりました。
後日、ゆうさんからメールが来ました。
「新聞で見たんだけど、東京駅100周年記念でスイカ配ったの?すごいね」
どうも食べるスイカだと思っているようだ、
多分、冗談ではないんだろうなと思いながら、
普通に答えてもつまらないので私はこう返信しました。
「そうだよ。冬にとれる特別なスイカだよ」
するとゆうさんから以下の返信が来ました。
「すごーい!ママも毎日スイカ食べてるよ。やおやで特別に頼んでるんだって。
私たちも東京に行ったから並んでもらえばよかったね」
これにはちょっとびっくりして、
「ほんとにあるの!?
僕のは嘘なんだけど。新聞で何見たの?」
「え?うそ??中日新聞に出てたよ。東京駅100周年スイカって書いてあった」
「もう一度見た方がいいと思うよ」
「そうなの?見出しに書いてあったからそう思ったんだけど」
「ネタにします」
「じゃ、なにをもらえたんだろう。なぞだね」
謎じゃないです。年末年始ゆうさんは、旦那さんと
長野県の野沢温泉に恒例のスキーに行きました。
年末に東京の実家に帰っていた私がテレビを見ていると、
野沢温泉の事故が報道されていました。
私はゆうさんにメールしました。
「野沢温泉のゴンドラで男児が宙吊りになったみたいじゃん」
ゆうさんから返信が来ました。
「え?そんなイベントやってたかな」
ぶっとばされるぞ。先日、ゆうさんは一人で日帰りスキーに行きました。
昼食はホットドッグを食べました。
帰ってから旦那さんに聞かれました。
「お昼ご飯はどこで食べたの?」
「1階のファストフードで、ドッグフード食べた」ゆうさんが出かけていると、宅配便屋さんから
携帯に電話がありました。
「天野さんからお届けものですが」
ゆうさんは思いました。
(天野さんって誰だろう、知らないな)
ゆうさんのアパートの部屋は1階で、
入り口はベランダに近いので、
ベランダに置いておいてもらうように頼みました。
帰って荷物を見ると、
送り主はamazonさんでした。ゆうさんが、昔話「おむすびころりん」を
知らないというので、私が話すことにしました。
「おじいさんが山に行ってさ……」
「え~~~っ!おじいさんが出てくるの?」
「何でそこで驚くかな。昔話にはおじいさんはよく出てくるだろ」
「おむすびが転がる話じゃないの?」
「おむすびが転がるだけじゃ話になんないだろ」
ほんとに話になりません。ゆうさんが言いました。
「おやゆび姫って親指から生まれるんだっけ?」
「親指からどうやって生まれるんだよ!」ゆうさんは会社で、パソコンの
マウスを動かしていました。
でも何も反応しません。
(おかしいな、動かない)
でもよく見たら、ゆうさんが動かしていたのは
自分の携帯電話でした。
ゆうさんはみんなに言いました。
「マウスが壊れたかと思った」
「青木さんが壊れてます」3月3日、ゆうさんからメールが来ました。
「今日はひな祭りだね。ボンボンボーン♪」
「花火か?」
「ううん。時計だよ♪」
「なんで時計なんだか」
「ボンボンボーンと時計がみっつ~♪」
これで始まる歌は名古屋の『大須ういろ』さんのCMで、
一昔前にはよくやっていたので名古屋の方では有名です。
「大須ういろじゃねえか」
「あれ?そうだっけ」
「知らずに言ってたのか」
「知ってるけど、『ボンボンボーンと時計がみっつ~
坊やおやつを食べましょう~とろ~りとろける雛人形~』かと思った。
意外とローカルな歌なんだね」
「思いっきりローカルだよ。
勝手にひなまつりの歌にしたな」
それにしても、とろ~りとろける雛人形って、超こわい!
※歌の正確な歌詞は覚えていませんが、
ネットで調べたところでは以下のようです。
「ぼんぼんぼんと時計がみっつ、坊やおやつを食べました、
とろりとろけてとろりんこ、
二つの赤いちょうちんの、大須ういろとないろです」3月4日午前0時過ぎ、東海地方で地震がありました。
ほぼ1日経った23時頃、ゆうさんからメールが来ました。
「地震だいじょぶだった?」
「昨日のこと?結構揺れたよ」
(正確にはまだ今日ですが)
「うん。ゆうのとこはまあまあだった」
(まあまあって)
「もうちょっと揺れればよかったのにな~みたいな?」
「そうそう!もう少し揺れたらスケボーできたよね~
ってかなにそれ」
「意味わかんね~」
「そうかな」
誰かわかる人いますか?北陸新幹線が金沢まで開通しました。
列車名は『かがやき』など。
ゆうさんが言いました。
「石川県って加賀?」
「うん」
(ちょっと漠然とした答えですが)
「だから『かがやき』なんだね」
「そっか。加賀にかけてんのかな」
「他になんかあるの?」
「え?ぴかぴか光る輝きだろ」
「え~!そんなこと全然思わなかった」
「え~!じゃあ、やきって何だよ」
「焼きもの。加賀焼」
「加賀焼なんてねえだろ」
「九谷焼か」
「なんで新幹線に焼きものの名前つけんだよ。
ちっとも速そうじゃないし、割れそうだし」私は、1983年の映画「里見八犬伝」が大好きです。
ゆうさんも当時、映画館で見て感動したということなので、
先日WOWOWで放送された時に録画し、一緒に見ました。
後日、ゆうさんからメールが来ました。
「里美発見伝よかったよね」
字が間違っています。
私は変換ミスかなと思いながら返信しました。
「何、発見したんだ」
でもゆうさんの返信は。
「8このたま!」
変換ミスではないようです。
「それで発見伝なのか」
「加賀みたいにかけたのかな」
北陸新幹線『かがやき』のことを持ち出してきました。
「まだ、字の間違いには気づいてないね。
加賀もかけたかは知らないけどね」
「あ。犬か。犬8匹も出てこなかったけど、
映画のタイトル間違ってつけたのかな」
8人の剣士の名前には皆「犬」の字がついています。
あくまでも自分は疑わないゆうさんです。
ちなみにゆうさんは、薬師丸ひろ子さんが主演であることも、
ストーリーも全く覚えていなかったようです。
フィギュアスケート世界選手権が始まりました。
夜、ゆうさんからメールが来ました。
「スケート見てる?ゴリラヤ転んじゃったね」
「忘れてて、たまたまつけたら宮原だった。ゴリラヤなんていたっけ」
「いたよ。初めて見たけど、本当にゴリラっぽい」
「名前は見た目と関係ないだろ。調べたら、ポゴリラヤだったぞ」
「そうなの?名は体を表すって言うよね」
ポゴリラヤさん、本当にごめんなさい。
同時に進んでいた会話。
「みんなあんなに引っ張っちゃってビールマンスピンした時に
靴脱げたらどうするんだろうね」
「そこか」
「心配で目が離せなかった。あと3日間あるからな」
「自分のこと心配した方が」私は韓流ドラマが好きでいろいろ見ていますが、
昨日の夜、ゆうさんからメールが来ました。
「今日からトンイ2だよ」
トンイは私は以前見ていて、好きな歴史ドラマの一つです。
ただ、2があるなんて話は初耳です。
ゆうさんは以前にも冬ソナの続編という勘違いをしていたので
私はこう返信しました。
「また勝手に2作ったな」
すると、
「死んだトンイが生きてて、トンイを探す続編だよ。
2じゃないの?」
最初の方のことはよく覚えていなかったので、
「マジでそんなのあんの?ホラーかコメディみたいだね」
と返すとゆうさんの返事は、
「今日から始まった。明日見てみて。ちゃんとやってるから」
今日調べたら、トンイは現在CBCテレビ(TBS系)で木・金曜の朝10時から
放送されていることがわかりました。でも2ではないし、
次回が既に26話ですから、昨日から始まったわけでもありません。
毎度のことですが、だいじょぶかなあ。夜、ゆうさんからメールが来ました。
会社で席替えがあり、パソコンを移動させたところ
モニターがつかなくなったそうです。
ゆうさんは「モニター壊れた」と言って
モニターと電源コードを持って他の人のデスクで
試させてもらいましたがやはりだめです。
でも間もなくその人に言われました。
「こっちが挿さってないですよ」
ゆうさんはコンセントに電源プラグは挿したのですが、
モニターにコードを挿し忘れていました。
私は返信しました。
「あまりにもベタで」
以下がゆうさんの返信とその後のやり取り。
「灯台下暗しだね」
「たとえがよすぎる気が」
「じゃあ、弘法の筆おろしくらいでどうかな?」
「何それ。弘法も筆の誤りだともっとよすぎる」
「あ、そうなの?猿も木から落ちるでもいいよ」
「いずれにしても、名人でも失敗することがあるという意味でしょ。
あなたはただのボケですから」
「猿でもダメなんだ」
「弘法も筆の誤りと、猿も木から落ちるは同じ意味です」
「あはははは(^^)ウケる~」
「遊んでんのか」
「遊んでるっていうか、そうなんだって感じです。
腹がよじれる」
「マジ知らなかった?小学生問題だぞ」
「同じような感じかなとは思ってたけど、
猿のが下だと思ってました」
「そういう問題じゃないから。
あと同じ意味なのは、河童の川流れ」
「よく知ってるね。でも、それが出てくるとランキングが難しくなるね」
「ランキングいらないし」
※ちなみに弘法の筆おろしは、わざとではなかったそうです。ゆうさんは毎日、会社のパソコンで
たくさんのファイルを作っています。
しかしある日、夕方から作ったファイルが
保存されずに消えてしまうことに気づきました。
せっかく残業しても、消えてしまったファイルは
翌日作り直さねばなりません。
1週間ほどそれが続き、ゆうさんは困って
パソコンを管理している部署に連絡しました。
担当の人は遠隔操作で見てくれました。確かにゆうさんがファイルを保存しているというフォルダには
一部のファイルが保存されていません。
担当者は不思議がって言いました。
「保存を忘れたんじゃないですか」
調べると、自動保存のフォルダには、それまでに作った
消えたはずのファイルがたくさん入っていました。ゆうさんは、夕方からは疲れて、
保存し忘れていたようです。
お大事に。私が言いました。
「昔はタバコ吸う人が多かったよ。
嫌煙権とか言われだしてからやめる人が増えたな」
「けんえんけん?」
「うん。煙を嫌う権利」
「そっか」
「何だと思ったの?」
「イヌサルイヌ」
「犬猿の仲じゃねえよ」フィギュアスケートの浅田真央選手が、
記者会見で現役続行を発表した日の夜、
ゆうさんからメールが来ました。
「フィギュアの真央ちゃん、復帰するんだね。
伊藤みどりが『ぴょんちゃんに繋がるといい』って
言ってたけど、誰だろね」
ピョンチャン(平昌)は、韓国の、
次の冬季オリンピック開催地ですが、
私は次のように返信しました。
「きっと、うさぎみたいにかわいい子だね」
ゆうさんの返事。
「ゆるキャラとかかな。うさぎのぴょんちゃん」ゆうさんとテレビでニュースを見ていると、
来年のサミット開催地に決まった三重県志摩市の賢島が
紹介されていました。ゆうさんが言いました。
「あごわんだって」
「知らない?英虞(あご)湾」
「わんって何?」
「え!?湾を知らないの?」
「知らない」
「え~~~!海だよ。陸に囲まれてる。
東京湾とか知ってるだろ」
「陸だと思ってた」
「え~~~!!
湾を知らずに四十何年生きてきたの?」
ゆうさんはまだまだ謎だらけです。ゆうさんは、愛知県のヨツカン(仮名)本社に勤務していますが、
たまに東京支店に出張します。
何度も行っているのですが、ゆうさんはよく道に迷うそうです。
私が言いました。
「地図持って行けばいいじゃない」
「地図見たってわかんないもん」
「道聞くときだってあったほうがいいでしょ」
「でも、前、ガソリンスタンドで聞いてもわかんなかったよ」
「ヨツカンどこですかなんて聞くからだろ。
会社名なんか言ったってわかんないよ。
地図見せて、ここに行きたいんですけどって聞けばいいじゃん」
「そんな、人のために」
「自分のためだろ!」FIFAワールドカップ決勝終了後、
私はゆうさんにメールしました。「なでしこ準優勝。アメリカすげえ強かった」
ゆうさんからの返信。
「序盤から連続得点だったもんね。
日本はスタメンだったんだよね?」え?何言ってんだ?と思いつつ、
「前回と同じスタメンってこと?そうよ」
「ん?よくわかんないけど、強い選手を隠して戦ってたのかな」
「スタメンはスターティングメンバーの略だから、
試合開始時のメンバーのことよ。
安藤は怪我してたし、澤はスタメンじゃなかったけど、
隠してたわけじゃないよ」「そうなんだ。スタミナのあるメンバーじゃないんだね」
そう来たか!スターのメンバーくらいに思ってるのかと思った。
ゆうさんは会社でもよくボケて笑われていて、
ゆうさんに会っただけで笑い出す人もいるそうです。
もう、お笑いタレントの域だと思って私が言いました。「道まちがえたな」
ゆうさんが言いました。
「よく迷子になるからね」
「そういう意味じゃねえよ」
ゆうさんが東京に出張する朝、メールが来ました。
「今、名古屋駅で新幹線待ち。席番の半券とるの忘れて駅長室に行った。
焦りますね」ゆうさんはJR東海のEX-ICカードを利用しているので
事前に予約しておけば改札機にカードをかざすだけで
簡単に新幹線に乗ることができます。
ただ、改札を通るとき、『ICご利用票』を受け取るのを忘れたようです。私は返信しました。
「EX-ICで取った席のカードだけならホームで発券できると思うけどな」
「そうなの?変な紙もらったけど、ペラペラだよ。駅長室しけてるね」
(たぶんそれが『ICご利用票』だと思いますが)
「窓口でもいいし、少なくとも駅長室に行くほどのことじゃないと思う」そんなことでみんなが駅長室まで行ってたら、
駅は大混乱だぞ。ゆうさんはいつものようにくつをはいて
かいしゃにいきました。
でもきょうはなぜかはきにくいなあと
おもっていました。
そのよるのことです。
あらふしぎ。
くつのなかからくつしたがでてきました。ゆうさんは会社で、課長から書類を渡されるときに
言われた言葉を聞き返しました。「ごめんね、こんな私で?」
課長は、
「違うわ!」
周りの人は爆笑。
課長は本当は、「ごめんね、このまま渡すね」と
言ったそうです。大阪に講演に行き、主催者の方と3人で
話している時のこと。
主催者の方が言われました。「この辺は沖縄の方が多いんですが、
沖縄の方同士でお話しされていると言葉がわかりません」ゆうさんが言いました。
「やんばるくいな~とか?」
「ヤンバルクイナは鳥だぞ」
ゆうさんは先日、
ガラケーからスマホに替えました。女子サッカー・東アジアカップ韓国戦終了後、
残業を終え、会社帰りのゆうさんから、
LINEが来たので返信しました。「ナデシコ、韓国にも負けた」
多少のやりとりの後、ゆうさんからの返信。
「船頭多くて山崩れたのかな」
意味不明ですが、
想像すると笑えるお言葉でした。夏の甲子園が始まりました。
私が言いました。「白樺学園は北海道だって」
「じゃあ、シロクマ学園にすればよかったのに」
「なんで?」
「だって北海道でしょ」
「北海道にシロクマはいないよ」
「そうなんだ」
「シロクマは北極とかだろ。
ホッキョクグマって言うだろ。
シロクマが北海道でサケとってたら変だろ」その後、ゆうさんがぶつぶつ
「見たことないし」
というのが聞こえました。
飲み会の帰りにゆうさんがタクシーに乗ると、
運転手さんが話しかけてきました。「ここが、この間強盗が入ったマンションですよ」
「え~!知らなかった」
しばらく進んで
「ここが、強盗の入ったコンビニですよ」
「え~!知らなかった」
「ここが、強盗の入ったすき家ですよ」
「え~!知らなかった」
扱いにくい客です。
甲子園、早稲田実業✕東海大甲府の試合終了後、
私がゆうさんにLINEを送りました。「清宮ホームランで早実勝った」
ゆうさんの返事。
「ホームランアイス?」
「当たりが出るやつかよ」
「出るやつ。すごいね。
ホームランアイス」「ホームランアイスなんか食ってねえぞ。
甲子園で早稲田実業が勝って、
清宮はホームランを打ったって話よ」「清宮って選手の名前?アイスの名前っぽい」
送った私がバカでした。
ゆうさんは飲み会で仕事の話が出た時に言いました。
「○○さん、日報に『人間は考える猿である』って
書いてあったのがおもしろかった」「え?猿じゃなくて葦ですよ」
爆笑されたそうです。
たしかに難しい言葉ですが、
猿にしてしまうところがゆうさんですね。ゆうさんが会社で打ち合わせに参加していると、
主任が途中で「きゅうようで」と言って部屋を出て行きました。
ゆうさんが言いました。「こんなに自由でいいんですかね?」
他の人は仕方ないよねという顔をしていました。
ゆうさんは言いました。「休養に行ったんですよね?」
「は?急用ですよ、急ぎの用!」
ゆうさんは会社で打ち合わせに参加し、課長の話を聴いていました。
隣の同僚は熱心に何度もうなずきながら聴いているようなので、
ゆうさんも見習って、ウンウンとうなずきながら聴くようにしました。
しばらくすると同僚がすごく大きくうなずいたので
ゆうさんは「そんなにー?」と思って隣を見ました。
同僚は寝ていました。ゆうさんが会社で同僚に、
あるゴリラの写真について語ったところ、
言われました。「あれゴリラじゃないですよ」
「え?じゃ、なんなの?」
「オランウータンでしょ」
別の同僚が加わって、
「確かにゴリラではないと思ったけど、
ずいぶんくたびれたオランウータンだったよね」「育て方かな。
動物園でもいろいろだろうから」「え?育て方でゴリラがオランウータンになるんですか?」
二人そろって、
「なりません!」
ゆうさんが言いました。
「天才バカボン、変じゃないよね」
「え~!パパは変だろ」
「変なのはレレレのおじさんだよ」
「変かもしんないけど、掃除してるだけだろ。
変なのはパパだよ」「普通だと思ってた」
やばい。
私が粘土で作った『見ざる、聞かざる、言わざる』を
写真に撮ってゆうさんにLINEで送りました。ゆうさんの返信。
「わー!かわいいおサルさん。
やーん。だめよ。かんべんしてー!!
かな」「サルだとわかってよかった。
見ざる、聞かざる、言わざる」「あ。そっか。そういうことわざあったね。
関わらないのが得ってことね」そうかなあ。
※見ざる聞かざる言わざるとは、とかく人間は相手の欠点や過ちを、
見たり聞いたり言ったりしがちだが、それらはしないほうがよいという戒め。バレーボール中継の後、ゆうさんからLINEが来ました。
「バレーってやりたい人がサーブするんじゃないの?」
「え~!順番は決まってるだろ。中学でやっただろ」
「そうなんだ。知らなかった。
中学の時はケンカになるから順番決めてたんだと思ってた」先生!この子ヘンです!
ゆうさんと腹筋の話をしていました。
「ゆうは最近、さかあがりやってるの」
「へえ、さかあがりは腹筋使うよ」
「ううん、そのさかあがりじゃなくて」
「え?他にあったか?」
「お散歩で、坂、上がってるの」
「そりゃ、さかあがりとは言わねえよ!」私が粘土で作って色付けした人形の写真を
LINEでゆうさんに送りました。
写真には、サイズが分かるように
十円玉を写し込みました。ゆうさんの返信。
「わあー!かわいい。
細かい色付けたいへんだったでしょ。
10円も作ったのかな」作んねえよ。
講演のために新幹線で広島に向かう朝、
龍人がゆうさんと名古屋駅で待ち合わせるために
地下鉄のホームで電車を待っていると、
車で名古屋駅に向かっているゆうさんから電話が入りました。「大変なことに気付いちゃったの」
「どうしたの?」
「JRのカード忘れた」
新幹線で移動する時は、切符はいつも龍人が予約していたのですが、
たまにはマネージャーらしいことをしてもらおうと
今回はゆうさんに任せたのでした。
でも、カードがないと、発券することができす、電車に乗れません。ゆうさんが言うには、普段使っている財布が重かったので
必要な物だけにしようと財布を替えた際に、
JRのカードを入れ忘れたとのことです。「どうしよう。キャンセルすればいいかな」
ちょうど地下鉄が来たので、そこで話は中断し、
その後、私はゆうさんと名古屋駅で会いました。幸い予約はスマホでキャンセルできたので、
手数料を取られただけで済みましたが、
結局、切符の予約は改めて私がすることになりました。ゆうさんはかなり動揺していたようで、
車を縁石でこすってしまったとのことでした。でも、車の中で気づくのなら、
なんで財布を替えるときに気付いてくれなかったんでしょう。ゆうさんと地下鉄に乗っている時、聞かれました。
「しまげませぬって何?」
え?と思って見ると、大河ドラマ『花燃ゆ』の中吊り広告があり、
井上真央さんの写真の横に「志まげませぬ」という
コピーが付いていました。「こころざし、まげませぬだろ」
ゆうさんが志の訓読みを知らなかったわけでもないと思いますが、
一度こうと決めたら他の可能性は考えないゆうさんなのでした。ゆうさんは、自宅の布団にダニが大量発生してしまい、
ここ2年ほど駆除の薬などをいろいろ試してもうまくいかず、悩んでいました。
しかし先日、プロの業者にお願いしたところ、見事にいなくなりました。
ゆうさんは同じことで悩んでいる人に参考にしてもらえればと、
ブログに体験談を載せました。
私が言いました。
「facebookにも載せればいいじゃない。
きっともっとたくさんの人が見てくれるよ」
しかし、ゆうさんはこう言いました。
「だって恥ずかしいもん」
翌日、ゆうさんは以下の文章をfacebookにアップしました。
「昨日から何秒かに一回おならが出ます。
長くて音が大きいですが、無臭です。
このままへこき虫になったらどうしよう」クリスマスの飾りのために私が描いた3枚の絵を
ゆうさんにLINEで送りました。本を見て描いたので以下のコメントを付けました。
「キャラはオリジナルじゃないよ」
しかし、ゆうさんから来た返信は、
「わあー。すごーい。かわいいね。
キャラは同じじゃないのは見てわかるよ」「オリジナルじゃない、だよ」
「あ、ほんとだ」
「すごいね。カタカナでも読み違えるんだ」
「リとルを飛ばして読んじゃった」
「器用だなあ」
リとルを飛ばした上にナとジを逆にし、
おまけにカタカナを漢字に変換して読んでしまう
ゆうさんのOSは、やはりただものではない。フィギュアスケートに関して
ゆうさんからLINEで質問が来ました。「ショートプログラムは、
小さいリンクでやるからショートプログラムなのかな」なんでそういう発想になるかな、と思っていると続けて
「この前見たフィギュアは小さかった」
うそつけ、と思いつつ返信。
「リンクは同じ。時間が短いんだと思う」
「そうなの?時間?リンクじゃないんだ」
まだ疑うか。
「場所なんかすぐには替えられないでしょ」
「そっか。考えることが的を得てるね!」
ほんとに納得できたの?
課長と出張したゆうさんは、
複数の得意先との打ち合わせ会場を一人で設営しました。しかし、得意先の人が集まってみると、
席が一つ足りません。ゆうさんは、どこの得意先の人数が増えたのか一生懸命数えました。
でもどこも増えておらず、予定通り全部で17人でした。なぜ席が足りないのかゆうさんはやっと気づきました。
ゆうさんの用意した席が16しかなかったからです。仙台に出張に行っているゆうさんから、
東京の実家にいる私に朝8時頃LINEが来ました。
「こっちは晴れてるよ。東京も?」
「そうね。まだ日は出てないみたいだけど」
「日の出前?」
「んなわけないだろ。同じ日本だぞ。曇りかな」
まあ、私の書き方も悪かったかもしれませんが
日本で朝の8時に日の出時刻を過ぎていないところはないだろうし、
時差はそんなにありません。ゆうさんと広島県に講演に行った時、
会場の母屋とは別に、
離れのあるお宅に泊めていただきました。
開演時間になり、お客さんも着席しました。
しかし、落語形式の講演で、
出囃子のCD担当のゆうさんがいません。
スタッフの方が携帯で電話しても出ません。
「マネージャー待ちなんてあり?」
しかたがないので、スタッフの方が代わりに出囃子のCDを
かけてくれたところに、おもむろにゆうさん登場。
後で聞くと、時間を気にせず、離れの掃除をしていて、
電話は間違いだと思って切ってしまったとのこと。
広島まで何しに行ったの!この春、三重県鈴鹿市のアズワンコミュニティさんに
講演に呼んでいただいた際、ゆうさんと私は
『探訪DAY』という一泊二日の見学ツアーに参加しました。
つい先日聞いたのですが、
ゆうさんは『田んぼツアー』だと勘違いしていて、
ツアーの間中、いつ田んぼに行くんだろうと
思っていたそうです。名古屋駅のホームで新幹線を待っていた時、
目の前にあるビルを見てゆうさんが言いました。「え?ビックカメラ?」
「うん」
「ビッグカメラだと思ってた」
「昔からビックカメラだよ」
次にKioskを見てゆうさんが言いました。
「え?あれがキヨスク?」
「そうだよ」
「あんなふうに書くなんて知らなかった」
「キヨスクって言うもんね。ロゴはあれだよ」
「今日は気づく日だね」
都合よくまとめたな。
※KIOSKはトルコ語のköşk(キョシュク。
「東屋(あずまや)」の意味)に由来する英語で、
「清く」「気安く」の意味から「キヨスク」と読ませた。ウィキペディアより
私の講演が終わって集合写真を撮る時、
ゆうさんがシャッター係になりました。並んだ皆の前に立ってカメラを構えたゆうさんが一言。
「いちごあじー」
みんな「え~?」と言いました。
一応笑顔だったかもしれませんが、
どんな顔が撮れたんでしょう。普通は「チーズ」などでしょうし、
いちご味がどこから来たのか謎です。名古屋でのイベントに出演した際、
出番を終えた、一人芝居のSさんとお話ししました。
ゆうさんが言いました。
「らふ」
Sさんが笑って言いました。
「二文字しかないのに」
私は何のことかわかりませんでした。
美大出の私は「らふ」と聞くと、
まず裸婦と考えてしまいますが、
今回は関係なさそうです。
結局ゆうさんが言いたかったのは、
Sさんが舞台で踊ったフラダンスの「フラ」でした。
二文字しかないのによく間違えられるものです。
Sさんもすぐにわかったのはすごいと思いました。福岡に講演に行った時、
主催者の方のお宅に寄らせていただきました。
そこには七福神のうちの一人の置物がありました。
私がゆうさんに言いました。
「あれ、誰だか知ってる?」
「わかんない」
「ビールの名前にあるよ」
「サントリー様?」
「サントリー様じゃないなあ」
「アサヒ様?」
「違うなあ」
この後、キリン様、サッポロ様と続きました。
少しは考えろと言いたいです。福岡での講演を終え、名古屋に帰る日の朝、
時間があったのでゆうさんと私は
博多の町を散歩しました。
散歩から帰り、ホテルのチェックアウトを済ませた
ゆうさんが言いました。
「ジャケットがない!部屋に忘れてきた」
「ダウンだよね。出てくるとき見てこなかったの?
小さいもんじゃないんだから気づくでしょう」
しかし、ゆうさんはフロントの人に頼んで
部屋を見に行きました。
帰ってきたゆうさん。
「なかった」
「やっぱり外で落としたんだよ」
「バッグにかけといたんだけど、
落とすかなあと思ってたんだ」
「じゃあ、なんでちゃんとしまわないの!」
こどもか!って感じです。
散歩したコースを戻るのかよ、やれやれと思って
私が外に出ると、先に出て行ったゆうさんが
ジャケットを持ってニコニコして歩いてきました。
ホテルのすぐそばに落ちていたそうです。
旦那さんがゆうさんに言いました。
「東京オリンピック行きたいよね。
何が見たい?」ゆうさんが言いました。
「フィギュアスケート!」
旦那さんはズルッとこけたそうです。
名古屋での講演の意見交換の時間。
ある方がお友達の話をされました。「彼はほとんどお金を持たずに中国からインドに渡りました。
移動はママチャリでするんです」みんな驚きました。
「それからヒマラヤに行って、エベレストに登ったんです」
ゆうさんが言いました。
「ママチャリで?」
ゆうさんは旦那さんとレストランに行きました。
帰るとき、レシートがないという旦那さんに
ゆうさんがテーブルの上のものを指して言いました。
「それだよ、それ」
旦那さんが手にとってみると、
それはドリンクメニューでした。
旦那さんは笑って
「表彰もんだな」と言いました。
でもゆうさんはこう聞き返しました。
「どうしようもない?」ゆうさんからLINEが来ました。
「博多華丸・大吉って双子?兄弟なのかな」
そんなに似てるかなと思いつつ、一応ネットで調べて返信。
「博多華丸・大吉は他人だよ」
「博多さんは苗字は一緒だけど、他人なんだね」
「博多は地名だろう」
この人には芸名という概念がないのか。
漫才コンビの名前について
ゆうさんが言いました。
「苗字のない人もいるよね、大助・花子とか」
「大助・花子は、宮川大助・花子だよ(本名ではありません)。
苗字を名前にしてるコンビもいるよ。 品川庄司とか」
「品川庄司は、もう一人は誰だった?」
「え?品川と庄司だよ。
両方とも苗字だよ」
※品川庄司は、品川 祐(しながわ ひろし)、
庄司 智春(しょうじ ともはる)さんのコンビです。出張で広島から東京に飛んだゆうさんから
LINEが来ました。
「東京に着きました。初めて羽田空港に行きました。
課長が電車まで案内してくれた。
看板目に入らないだろうからだって。
なんでそんなことわかるんですか?とビックリしたら、
うちの課の人はみんなわかってますだって。
言うよね」
私は通じないかなと思いつつ、
大名旅行に引っ掛けて返信しました。
「大名出張ですね」
ゆうさんからの返信。
「大名ではないよ」
確かめるとやはりゆうさんは大名旅行という言葉は
知りませんでした。
私は至れり尽くせりみたいな意味で使ったんですが、
調べると以下のように書いてありました。
大名旅行とは豪勢な旅行を大名の遊山に例えて出来た言葉である。
一般の旅行で内容が豪勢なものを指しても使うが、
役人の視察と称した贅沢な旅行を指し、
揶揄的に、または嫌味交じりで使うことが多い。ゆうさんと車に乗っていると、
『中央卸売市場』という看板が見えました。
ゆうさんが言いました。「ゆうはあそこ行ったことないんだ」
「俺もないけど」
「一般の人でも買えるのかな」
「買えるんじゃないかな」
「でも、せりとかやんなきゃいけないんでしょ。
帽子かぶって長靴はいて」「あんたはやんなくっていいよ」
フィギュアスケートグランプリファイナル
世界一決定戦2015を見ていると、
ゆうさんが言いました。「アイススケートはいて
前に進むのがすごいね」ゆうさんは子供の頃、弟さんとテレビゲームを
やって遊んだそうです。「ゆうはブロックくずし嫌いだったの」
「なんで?」
「上に入るとバーッと動いていっぱい消えちゃうでしょ」
「それがいいんじゃないの?」
「ゆうは一個ずつ消したいのに」
やっぱり普通の人とはちょっと違うようで。
ゆうさんは出張先の横浜駅のホームで
隣にいたお客さんに聞きました。
「これ、小机行きますか?」
「小机ですか?」
ゆうさんはスマホの乗換案内を見せて言いました。
「東神奈川で乗り換えになってるんですけど」
「ああ、そうですね」
お客さんは、
『この人は自分に何を聞きたいんだろう』
と思ったはずです。
ゆうさんいわく、
「スマホは信用できないの」年明け、ゆうさんからLINEが来ました。
「箱根駅伝は箱根なのに東京走るの?」
「東京箱根間を走るんでしょ」
後日、その話題になり、
「箱根駅伝なのに東京走ってるから
間違ってるのかなと思った」(誰が何を間違えるんだ!)
「箱根だけぐるぐる回るわけないでしょ」
間違ってるのはあなたです。
大相撲中継のあった休日、
ゆうさんからLINEが来ました。「相撲見てる。照ノ富士勝ってよかった。
日馬富士はびっくり負けちゃったね。
白鵬は貫禄だね」「相撲見たよ。詳しくなるね」
次の返信。
「ゆうは照ノ富士なの」
照ノ富士を応援しているんだなとはわかりましたが、
私は次のように返しました。「えー!照ノ富士はゆうだったの?」
すると、
「うん。照ノ富士だよ」
気付いてわざとボケてきたかなと思っていると続けて、
「だめなのですか!?」
と来ました。そこで、
「照ノ富士がゆうだったとは」
と送ると、
「え?」「照ノ富士がゆう?」「はー?」
の3連発。
だめだこりゃ。
名古屋で、中国伝統の旧正月「春節祭」が
開かれたとテレビで報道していました。
屋台では春巻などが売られ、賑わったそうです。
ゆうさんが言いました。
「え~!春巻だって」
「なんかおかしいか?」
「外で春巻食べるなんて」
「食べやすそうだし、いいじゃん」
「え~、中国人ってわかんないね」
あんたのがわかりません。