猿さま ジグソーパズル |
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足で稼いだ、或いは読者から寄せられた猿之助さんに関する小エピソード集です。エピソードの一つ一つをはめ込んでいけば猿之助さんの実像が浮かび上がるはず…という企画。猿之助さんが、グーンと身近に感じられること請合い。 ナニ ? 「ますます分からんようになってしもた ? ? ? 」って。 う〜ん…(*^_^*) (;^_^A |
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ヘンなクセ三題 ◆猿之助さんはボーッとしている時など、何となく胸に手を持っていき、モソモソ、モソモソ、コチョコチョ、コチョコチョやっているそう。あ、も、もちろん自分の胸ですよ ! ! ◆嬉しい時や興に乗ってきた時など、猿之助さんは人さし指で鼻の下辺りをクシュクシュとやることはご存知でしょ。ではイライラしたするとどうなるか ? 手の甲を噛んだり、セーターの袖口を噛んだり、とにかく噛み魔になるんだそうです。 だから猿之助さんがカジカジを始めると、お弟子さんたちはいつの間にか近くからス〜ッといなくなってしまいます。 |
◆大したことない演出家ほど俳優が意見言ったりすると機嫌悪くするのもなんですって。でも猿之助さんは誰の意見にもよく耳を傾けて、いいと思えば即採用 !
また駄目な場合はハッキリと「それは出来ません」とおっしゃるそう。 「皆でいい舞台を創ろうという姿勢が見事に貫かれていてとてもやり甲斐がある。この人は男だなァ…と思いました」とは、スーパー歌舞伎『オグリ』で初共演をした故・内田朝雄さんの猿之助評。 |
◆21世紀歌舞伎組のハードな合宿稽古が終わるのは連日深夜。にも拘わらずタフな猿之助さんは、さらに、借りたビデオで映画鑑賞会などをやっちゃいます。 お弟子さん達は眠いのを必死でこらえてお付き合い。でもお付合いだからってボーッと見ていたりすると後が大変なんですねー。 だって終わったら、今度は恐怖のディスカッションがついてるんですもの。「あーだ、こーだ。僕ならこうするけど、アナタは?」なーんて。 |
◆お部屋に、勘九朗さんのご子息の勘太郎、七之助坊や達が挨拶にやって来た時のことです。 入り口近くにチョコンと座った二人が「おはようこざいまちゅ…」と上手に挨拶をすると、猿之助さん、化粧前から立ってわざわざ側まで歩み寄り、ニッコリと二人をのぞき込んで「昨日のテレビよかったよ」って。(ドキュメンタリーで二人のことが放送されていたのです) その時の優しいしぐさ、優しい口調ったらなかったということです。 |
◆猿之助さんのグルメ、有名ですよね。美味しいもののためなら、どこまででも行っちゃうってことだし、《吉兆》や《つるや》や《超一流レストラン》でのお食事風景テレビやグラビアでもお目にかかりました。 ところが意外や、あの《駅弁》も結構お好きなんですって! 「僕、駅弁好きですよ。 だって楽しいじゃない」なーんて、嬉しいじゃありませんか。ま、《駅弁》にもピンからキリまであるけどネ。 |
◆七月の歌舞伎座昼の部の一本目。右近さんが主役の「蘭平物狂」の立ち回りが大好きな猿之助さん。お稽古をつけるうち自分もやりたくて仕方なくなってしまったのでしょう、右近さんに言いました。 「あなたが病気したら、難しいとこは猿弥にまかして、立ち回りのところは僕が代役してあげるからね」ですって。 師匠の代役を弟子がやるってのはあるけど、弟子の代役を師匠がやりたがる…って、珍しいんじゃないのかしら。 なんとなく、可愛い…。 |
◆みぞれ模様の寒風の中、南座の楽屋口で出待ちをしていたうら若き女性。猿之助さんを見つけるや、嬉しさのあまり思わず握手を求めました。すると、凍えきった手に驚いた猿之助さん、芝居もどきの言い回しでおっしゃったんです。「冷たい手だねェ」って。もちろんその女性ば「キャーッ!」と歓喜の悲鳴。猿之助さんもやるう!! よーっし、私だって今度チャンスに出会ったら、先ずは氷水に手をいれて…。 |
◆猿之助さんはお散歩が大好き。それで軽井沢でのお散歩の時間には、毛糸の帽子に毛皮のブーツ。さらにはマフラーぐるぐる巻きというロシアの熊五朗も顔負けの着ぶくれルックで出かけます。 そして残った雪が氷のようになってるところを見つけたりすると、「わーい!」というように、いちいち中に入っていって、ザクザクザクーっとやっちゃうんですって。 キャーッ、なんか カッワイイー。 |
◆あるホテルでの文化講演会でのこと。「好みの女性のタイプは?」との質問に対して猿之助さん、「小利口な女性は嫌ですね。それから私は桜のようにパッと咲いてパッと散る潔さにひかれ、そういう生き方をしたいので、それを理解してくれるような女性がいいです」と、と〜ってもマジにお答えになりました。あの真顔…。ホント猿之助さんって、ファンのミーハー質問にさえテキトーに答えておくなんてことの出来ない人なんですね。 それにしても小利口じゃない私はホッとしたけど、…アホはもっとお嫌なんでしょうねェ。 |
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