MashKartDiary

’06シーズン



2006/12/10
 大井松田チャレンジカップ 第8戦 SSクラス
 予選TT 14位 予選ヒート 15位 決勝ヒート 14位 BL 35.483  


夏にマラネロRS-1を購入したが、時々乗る程度でやっとタイムが出るようになってきた。
それに合わせてPRDエンジンも丁度OH時期がやってきた。
せっかくOHするのなら、せっかくだからレースにも出てみようか・・と思い、大井松田チャレンジカップの最終戦PRDクラスにエントリーした。
金曜の夜にエンジンとADVANタイヤを受取り、後は土曜の走行でエンジンの馴らしとタイヤの皮むきが出来れば準備OKとMRSでだ

べっていたところ・・同じくPRDクラスに出る島君の一言で事態は一変する。
島君>「そういえばライセンス持ってるの?」
まっしゅ>「持ってるよ〜SLライセンス」
一同>「!!!!!!」
社長>「えっ!JAF-Bライセンス持ってないの?」

どうやらPRDクラスに出るには、”JAF-Bライセンス”というのを取得していなければ出られないらしい。
そんな・・気分もここまで盛り上がってきたのに・・賞典外でも構わないから走らせて貰えないだろうか・・。
社長もいろいろ調べ、考えてもらったがとりあえず明日、社長から大井松田に交渉してもらい、連絡を待つ事となった。

明けて土曜日。
天気予報では曇り後雨のはずだったが朝から雨が降っていた。
これではエンジンの慣らしが出来ない・・。
とりあえずサーキット入りして走行準備を進める。
暫くして社長から連絡が入った。
結果は、PRDクラスにはやはりエントリー不可。
選択肢としては、
@エントリー取りやめ。その場合、エントリー費は返してもらえる。
ASSクラスへの変更は可。その場合、KTエンジンは社長が貸してくれるとの話。
即決でA!

暫くして社長がKTエンジンを持ってきてくれた。
しかもドライ用とウェット用の2基!
そしてレインタイヤとレイン用のリヤホイール、レイン用にフロントのロングハブも貸してくれた。
正に至れり尽くせりの体制だ。
せっかくレイン用のエンジンがあるのなら走った事の無いウェット路面を走ってみたいと思い、RS-1をウェット用にセットした。
が、久々のタイヤ交換で大苦戦!
チームメイトの角村さんに助けてもらって何とか完成したが、この時点で精も根も尽きかけていた・・。
それでも社長が走りを見てくれるというので、自分に渇を入れて、コースイン・・・したところでスピン。
何じゃこりゃ??
気を取り直して再スタート・・しかしアクセルを開けてもブレーキを踏んでもスピンした。
へろへろになってピットに戻ると、レインタイヤの組む方向を間違えていたそうな・・
またも角村さんの助けを借りてタイヤ交換。
なるほどいくらか走りやすくなった・・が何度かスピン。
何とかスピンせずに走れるようになったが、おっかなびっくり走っているような感じだ・・
「雨が楽しい♪」なんて言う連中の気がしれない・・これでも2輪じゃ雨を得意としている方なのに・・

まだまだ走り込みたいところだが、雨の走行を想定していなかったのでカッパを持っておらず、寒くなってきたので適当なところで切り上

げた。
レース前に風邪をひいたら元も子も無い。
この日はもう疲れきってたので、走行後のメンテをしてリヤホイールだけドライをセットし、残りは明日の作業として帰宅した。


そして日曜、レース当日。
雨は上がっていたが、空はすっきりしない。
それでも走行が始まるまでは路面は乾くだろうと思い、フロントホイールをドライタイヤに組み替える。
車検を済ますが、路面は乾かない。そして非常にもウェット宣言が出た。せっかく換えたタイヤをレインに戻す。
そして練習走行。
昨日走ったおかげでいくらか慣れてきた。とは言ってもお話にならない位置いていかれる。
早く路面乾いてくれないかなぁ・・


予選タイムトライアル。

結局路面は乾かず、ウェットのままだった。どうせウェットじゃタイムは出ないから、タイムアタックは捨ててもドライタイヤの皮むきをしたかったが、ウェット宣言が出ている場合、レインタイヤを装着しないと走行は出来ないとの事。
大分慣れてはきたが・・トップから2秒弱後れる39.815秒で14位で終える。

そしてこの辺りから、急激に天候が回復し、路面もみるみる乾いていった。
午後からの予選ヒートと決勝ヒートは間違いなくドライだろう。
昼休みの時間の殆どを費やし、タイヤを履き替え、セットをドライ用に変更し、エンジンを積み替えた。

そして迎えた予選ヒート。
なんとかサイティングラップ中にタイヤの皮を剥きたい・・が滑る滑る。おっかなびっくりなので集団から離されてしまった。
やばいやばい何とか追いつかなきゃ・・と焦るが追いつく前に日章旗が振られる。
やばい〜完全に出遅れた〜。

しかし、スタート直後の1−2コーナーの混雑ですぐに追いつく。・・があまりの混雑振りにつけ入る隙が無い。
なんとか集団に付いて行く。
少しまばらとなってきた辺りで最後尾の車両の後ろに付く。このペースなら抜けるかな?
そしてWヘアピンの2個目でインを突き前に出る。
ヨシヨシこの勢いで前の車両にも追いつくぞ。と思うがペースが上がらない。
先週走った時に比べて、1コーナの進入が怖い。ウェットのスローペースに目が慣れてしまったのか・・?
タイヤのグリップ感は高いがアクセルを踏んでも前に進む感じがしない。これがエンジンの違いなのかタイヤの特性の違いなのか、セッティングのせいなのか、気のせいなのかわからない。
コーナーのカットインも重く、向きが変わりにくい。
混乱している間に抜き返され結局15位ビリで終えた。


走行後、セットを変えようか考える。
とりあえず走行後の車重チェックで、規定の140kgに対し143.5kgだったので、ウェイトを2kg降ろす。
その他は、考えた限り、向きが変わりにくいが、コーナーでは全体的に安定している感じがしたので車体はそのままで空気圧だけちょっと

上げて決勝に挑む事とした。

気合を入れ直して決勝ヒート。
しかしサイティングラップから何度かエンジンが吹けない。
不振に思ったが、そうこうしている内にスタート。予選よりはマシなスタートが出来たがやっぱり入り込める隙間が無い。
しかしWヘアピンの立ち上がりで最後尾のマシンのインに入り込み最終コーナは完全にインを抑えた。
良し!1台抜いた・・と思ったがホームストレートでスルスルと抜かれ置いていかれる。
エンジンが回らない!慌ててニードルを調整しようとするが、いつもの場所にニードルが見当たらない。
KTエンジンだからニードルの位置が違う!更に慌てて探す。やっと見つけ薄い方向に調整する・・が変わらない。
今度は濃い方向に調整する。なんとか戻ってきた・・がそんな事をしている内にかなり離されてしまった。

そのままリズムに乗れず、レースを終えた。
結果は1台リタイヤしたので14位。ベストタイムは去年のTIAで出した自己ベストにすら及ばない結果であった。

今回は、色々翻弄されたレースだったがちょっと前には走る事も叶わなかったのかもしれなかったので走れただけでも幸運だったと思える。
それに結果から言えば、土曜の段階でエンジンの馴らしが出来なかったので、SSクラスへ転向できたのも良かったのかもしれない。
助けてくれた社長やチームのみんなには感謝×2である。
今はただ、この不完全燃焼なキモチをどうやって晴らそうかと考えるばかりであった。

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