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松本零士イベントレポート2

〜品川駅『アニメドリームトレイン1999』〜

1999.8.1.(日)

C62-2.jpg (23250 バイト)

(1999.8.1 Photo by Maja)

 品川駅の会場となっているホームに降りて行くと、10番線にうっすらと蒸気が昇っている機関車を先頭にした列車、反対の9番線に普通の列車が止まっていました。
 初日の初回に行ったら何かいいことがあるかもしれないと思ってこの日に行ってみたのですが、やはりというか案の定松本零士さんが来ていて、あいさつの言葉を述べていました。(私の前は既に人の頭ばかりで姿を見ることはできませんでした。)
 それが終わると、アナウンスで、「それではテープカットの後に汽笛を鳴らしますがかなり大きな音ですので小さなお子様がびっくりされないようにご注意ください。」というようなことが流れました。
 それを聞いてそんなに大きいのかなあとワクワクしていると、どうやら前方でテープカットがされたらしく、拍手の音の後、999のTVや映画などでもおなじみのポオーーーー!!という汽笛の音が鳴り響きました。間近で聞いたせいかお腹の底が振動でビリビリ来て、同時に訳もわからずなんだかとても感動してしまいました。
 そして、ホームにいた人達から一斉に拍手がおこったのでした。
その後は、入場制限をしながら1両目から皆順番に入って行ったのですが、やはり私はまだ機関車の前の方を見ていなかったので人が空くのを待って前の方へ行きました。
 SLファンも多いらしく車輪や窓を覗きこんでいるおじさん、写真を撮っている人が沢山いました。
私もあまりSLというのはお目にかかったことはないので写真を撮ったり眺めたりしていたら、いつの間にか余裕でイベント車両に入れるくらい空いてきていました。
 9番線にとまっている列車はなんの為かと思ったら、入場制限している間待ったり休憩したりできる場所だったようでした。

 さて、1両目『銀河鉄道999の世界』…チラシには「999の資料」なんて書いてあったけど、フィギィアらしき小さい人形と列車の座席にメーテルよりも何故か大きい鉄郎と、メーテルの人形が置いてあり、おわり。
(え?これだけなの?)といぶかしく思いつつも実は一番の目当てだった2両目『松本零士とスペースファンタジーの世界』に行きました。
チラシでは、”「宇宙戦艦ヤマト」「キャプテンハーロック」ほか、松本アニメの懐かしいセル画、資料がいっぱい”となっていたのでやはり期待して入っていったのです。すると…
流れるキャプテンハーロックの主題歌。出迎えるハーロックの”つもりらしい”人形。これまたエメラルダスらしい人形。…おわり。
 あっけにとられていると、車両の後半分はヤマトのコーナーらしく、こんどはヤマトの主題歌。出迎えるヤマト各作品のポスター。展示してあった若干の模型。後ろにはゲームらしきもののコーナーらしい。
 かなり内心あっけにとられたまま後に人がいたため次に進んで行ったのはいうまでもありません。
どこに「セル画」や「資料」があったというのでしょうか…?
その後の車両も皆似たり寄ったりで、まるで高校の学園祭の延長を見ているような気分になってしまいました。(いや、まだ学園祭の方が面白いかもしれない。)どれもパターンとしてはそれらしきセットがあり、人形が置いてあるというものでした。
一番最後の車両『さよなら銀河鉄道999』のコーナーは、メインとしては「エターナル・ファンタジー」のセル画が展示されていましたが、どこが「さよなら銀河鉄道999」なのかよくわからないという感じでした。
外へ出た私の気持ちはまるで「キツネにつままれたような…」というかこんなのあり?という感じでしたね。
 もしかしたら初日だったからあまり展示されてなくってこれから増えていくのかもしれないが…。(そうかなあ?)
これを作った人達はこれを見に来るファンは本当に面白いと思って作ったのだろうか?
ハーロックのコーナーなんて、わけのわからんお化けみたいな人形があったけど、そんなの作るんだったら、せめて場面のパネルがあっただけでもいいし、欲を言えば古い東映のポスターだとか本当にハーロック関連の資料だとかを置いた方がよっぽど喜びますよ、ファンとしては。
 なんだかファンのことを考えてというよりは「表面的にイベントの仕事をこなした」風に感じてしまったのでした。

しかし唯一の救いは、私としては機関車を見れたこと、ビリビリくる汽笛を聞いて言いようもない感動があったことでした。
今度は是非、走っている汽車に乗ってみたいものです。

 後は、ホームにはいくつかキャラクターグッズやアイスや飲み物などを売っている売店がありました。ドリームトレインというロゴの入ったメーテルや999のTシャツや、テレカ、ノート、スケールなども置いてありました。
イベント期間中、主催者側の人達がいろいろと改善して充実したものにしてくれるといいですね。

 

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