髪の長さと景気
雪子
髪の長さについての噂なのですが、
女性の髪は景気がいいときに長く、
景気が悪いときは短いという話を聞きました。
皆さんは何かご存知ですか?
[2008/08/11 18:25:28]
熊野
まるっきり関連性のないこととは思えないと、思います。
景気がよければ、ヘアケア製品の需要も多いと思いますし、
そうすれば、ロングヘアにしてもいいかなと思う人も増えます。
髪を大事にする時間の余裕も出てくるし…
景気が悪いと、お財布の口も堅くなり、ヘアケア製品の需要が減り、
髪を伸ばす人も少なくなると思います。
髪に手間をかける時間の余裕がなくなることも考えられます。
でも、髪を短くすると美容院に行く回数が増えるのに、おかしな話ですよね。
[2008/08/11 20:20:34]
☆雪子さん
あるかもしれませんねぇ。
バブル景気(1980年代後半〜1990年代初頭)の時期はロングヘアが流行していました。
最低でもアンダーバストくらいの長さが普通で、ヒップまで髪を伸ばす女性も珍しくありませんでした。
当時は髪を染めるのはごく一部の人でしたし、毛先も揃えるのが普通でした。
でも、バブル経済がはじけて平成不況(1990年代初頭〜2002年頃)の時期に入ると、
短い髪・カラーリングが大流行し始め、
茶髪・シャギー・レイヤーの短い髪でなければ女性にあらず、といった風潮さえ生まれました。
黒髪ロングがバッシングの対象だったのもこの頃です。
2002年頃から景気は回復基調とされますが、
生活実感としては景気回復の実感はあまりありませんでした。
黒髪ロングが見直されているようですが、茶髪・シャギー・レイヤーの短い髪が多数派なのは
変わりませんでした。これも、本物の好景気ではなかったからかもしれません。
現在は景気後退局面に入ったということですが、
せっかくわずかながら見直されてきた黒髪ロングがまた超マイナーな髪型になってしまわないか、心配です。
似たようなことは、スカートの丈と景気との関係でも言われます。
景気がいい時期はミニスカートが流行し、不況の時はロングスカートが流行するというものです。
これは世界的な現象らしいです(URL:イ・インソン(韓国梨花女子大衣類織物学科教授))。
なぜスカートの丈と景気とが関係あるのか、解釈はいろいろあるようです。ぼくは、
「不況の時は慎ましく生活する心理が働くためにおとなしめの印象を与えるロングスカートが好まれ、
好景気の時には開放的な心理が働くためにミニスカートが好まれる」
という説に一番共感します。
「不景気の時は萎縮した消費心理を刺激するために長いスカートが流行」(イ・インソン)
という説には賛成できません。流行が変わること自体が消費を活発にさせることなので、
流行の仕掛け人たちは好況の時も不況の時も常に新しい流行を作ろうとメディアを使って仕掛けているからです。
髪の長さと景気が関係あるとして、何か妥当な解釈はあるでしょうか。
スカート丈と同様の、ショートヘアの方が「慎ましい」、ロングヘアは「開放的」
という解釈はちょっと苦しいと思います。
ただ、校則でロングヘアを禁止したり(昔は結構あったようです)、
髪が長いと三つ編みにさせたり、子供ができたらショートヘアにさせたり、ということからすると、
髪が長いと「本来の仕事」に集中せずにおしゃれに気が向いている、
というイメージはあるのだと思います。
また、ショートヘアの方がビジネスライクなイメージもあり、
「仕事のできる女性」=ショートということになっているのかもしれません。
このことからすると、景気が悪いときには遊びより仕事、ということでショートヘアが流行し、
景気がいいときには精神的余裕が生まれるのでロングヘアが流行する、ということかも。
他にもいろいろ解釈はできると思います。
髪色と景気の関係はどうなんでしょう。日本でカラーリングが流行し始めたのは、
平成不況に入ってからで、このときは、景気後退局面でいかに女性に消費行動を起こさせるか、
ということで化粧品メーカー・美容師・マスメディアがスクラムを組んで流行を作り出しました。
ただ、平成不況を脱してからも相変わらず茶髪が標準的な髪色ですから、
髪色の流行と景気とは関係がない(若い女性の標準的な髪色は、景気にかかわらず茶色)
みたいです。
[2008/08/12 08:37:14]
昇汞
そうなんですか、ヘアスタイルも景気によって変化があるんですね。
よくスカートの話は聞きましたが。
確かにバブル景気がはじけてから茶髪が増えた様な気がします。
勉強になりました。
そう言えば戦前、景気と言うか活気があった時代にモガとかモボ(でしたっけ?)が出現した、と聞いた様な。
[2008/08/15 12:19:08]
阿修*羅
現在は、ファッションも髪型も「何でもアリ」の時代だと思います。
夏にニット帽やブーツとか、冬に半袖セーターなんかも割りと見かけます。
(もちろん地域差や温度により限界はありますが)
なので、「これが今の流行」というのがある一方で、「個人の好み」があるので
そんなに昔のように、誰も彼も同じにはなりにくい気がします。
それに、美容師系のサイトによると、今の流行はロングも胸元あたりの「短め」の
長さが主流で、ボブ・ショートが流行のメインだそうです。
それでも、ロングヘアの人もベリーショートの人もいます。
自分の好みをしっかり持った人は流行には左右されませんからね。
現代は、ファッション雑誌を見ても本当にティストは様々で、慶喜のよしあしに関わらず、
色々なファッションや価値観が共存する時代だと思います。
実は、これが一番、望ましい時代かもしれません・・・。
ところで。
短い髪の方が「真面目」「つつましい」、ロングヘアだと「ちゃらちゃらしている」
という風なイメージは確かにあると思います。
また、長い髪はまとめる、というのも、ショートヘアに準じて、動きが出ないようにする
ためではないでしょうか?
校則で長い髪を禁止するのは、そのあたりに根拠があるように思います。
[2008/08/15 17:43:23]
雪子
返事が大変遅れてすみません。
皆さんありがとうございます。
熊野さん
確かにそうですね。景気が悪いと、美容院が安くなる訳でもないですし。
windさん
そうなんですか。またバブルがきてほしいですね。
スカートもそうなんですか。でも長さは逆ですね(笑)
昇汞さん
茶髪はなぜか不滅ですよね。
阿修*羅
確かに、そういうところで長い髪禁止の校則があるのかも
しれませんね。
[2008/08/25 20:18:48]
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