ロンドン発の日本語情報メディア「ジャーニー」に、デンゾー・タカノさんのエッセイ 「最近、茶髪、金髪が少ないが!?」が掲載されています。 バブル経済がはじけて日本が欧米に後れを取るようになって以降に 茶髪・金髪が増えてきたことから、茶髪・金髪は 「新タイプの対欧米コンプレックス」 「外見も、彼ら(欧米の白人たち)のようになりたいという切実な願望」 「外見も彼らのように茶髪、金髪でカッコよくなりたい」 といった心理が働いたと「独断と偏見で解釈」しておられます。 さらに、最近茶髪・金髪が減ってきたのは、 アメリカがイラク戦争や銃乱射事件等で失望の対象になったのに対し、 平和な日本の社会の良さに気づき、日本経済が持ち直したことで、 再び日本人が自信を取り戻してきているから、と解釈しています。 なかなかおもしろい解釈です。 昔は日本女性は直毛の人もパーマを掛けてウェービーヘアにすることが流行していましたが、 これも欧米人への憧れ・欧米コンプレックス、と言われていました。 それに対して、日本経済が世界のトップレベルになった時期には、 ストレートのロングヘアが流行しました。 こう考えてみると、日本経済・社会が欧米に比べて見劣りするときは、欧米風の髪型が流行し、 日本経済・社会に日本人が自信を持つ時期には黒髪・ストレートヘアが見直される ということになるのかな。 なお、上の解釈はデンゾー・タカノさん自身が言っておられるとおり、 「風が吹くと桶屋が儲かる」式の解釈なので、あまり真面目に信じないでくださいね。[2007/10/15 08:05:24]
茶髪、金髪にしている人はそんな事考えずに、やりたいからやるので、 日本経済がどうのこうのなんて考えて染めている人は皆無ではないでしょうか。 たまたま経済状況と一致しているからでしょうね。 今はアジアンビューティーが流行っているから、茶髪、金髪は、少なくなりつつありますが、 それと日本経済とどう結びつけるというのでしょうね。 windさんがおっしゃるように、真面目に考える問題ではないでしょうね。[2007/10/15 13:25:19]
原色系の服が流行れば不景気、地味な服が流行れば好景気、というのと同じような種類 の話なのでしょうね。 こうしたこじつけが受けるのは、なぜかアメリカ人と日本人のあいだだそうです。 若い子の髪型や服装はの流行は、やはりファッションリーダーの影響が大のようです。 そういえば、若い子のあいだで茶髪や金髪が流行ったのは、浜崎あゆみさんがブレイク した時期でしたよね。 やはり、自分が「かっこいい」「かわいい」と感じたものに憧れ、自分も真似をしたく なるからでしょうね。 現在、黒髪ストレートにする女性が増えているのは、それだけ若い女性が憧れるような 素敵な黒髪ストレートのタレントさんが多いということなのでしょうか?[2007/10/16 12:51:08]
デンゾー・タカノさんのこのエッセイは、 歌の流行と社会的風潮とを関係づけようとする考察と似ていると思います。 関係ありそうだけど、こじつけみたいな気もする。 全部信用する気にはなれないけど、それなりに納得する部分もある、 といったところでしょうか。 デンゾー・タカノさんの偉いところは、 自説を「風が吹くと桶屋が儲かる」式と自ら書いているところです。[2007/10/16 21:45:28]