栗山千明主演の髪フェチ映画「エクステ」 |
園子温監督、栗山千明主演で、ホラー映画「エクステ」が 来年公開予定で製作が進んでいるということです。 「スポーツニッポン」の記事によれば、「装着したエクステが首を絞めたり、天井に張り付き、 人をつるし上げるなどショッキングなシーンが飛び出す」ということです。 「日刊スポーツ」の記事によれば、園監督は、 「長い女性の髪の毛は恐怖の原点」 と話し、「髪への異常な執着が恐怖を引き起こ」す映画だということです。 大杉漣が「髪フェチの死体安置所管理人をエキセントリックに演じ」るということです。 未公開ですのでまだ内容は不明ですが、 女性の幽霊やお化けに伴うイメージとしての長い髪からさらに踏み込んで、 「長い女性の髪の毛は恐怖の原点」というのをテーマにしているということがちょっと引っかかります。 また、髪フェチという個人の趣味・嗜好を恐怖の対象として描くのであれば、 それも問題だと思います。ただ、栗山千明はお化け・幽霊の役ではなく、 戦うヒロインを演じるということで、その点は救われるのかもしれません。 「エクステ」のスタッフ日記によれば、中国からエクステを600kg入手したということです。 合成繊維によるエクステならいいのですが、もしも人毛のエクステで、 この映画のために莫大な数の中国人女性の長い黒髪が買い漁られたのだとすれば、とても悲しいです。[2006/05/03 10:37:04]
windさま、こんにちは。 実際にその映画の内容を見ないと解らないですが、黒髪ロングヘアに対するマイナス イメージを増幅させそうで、嫌な感じがします。 女性の黒髪には想いがこもる、という話は古来からあるようです。 しかし、「ロングヘア美人」というイメージのある栗山千明さんが出演されることで、 彼女のイメージも悪化しそうで気になります…。 戦うヒロインであっても、映画を見ないとどういうイメージで伝わるか解らないですから。 「長い女性の髪の毛は恐怖の原点」というイメージが広まるのもいただけないです。 中国からエクステを600kgも入手したというのも、テレビの「大食い大会」のために、 大量の食材を無駄にするのと同様な発想に思います…。 この監督は何と思ってこういった映画を作るのか、と不快に思いました。 「エクステ」とのことですし、最近流行のエクステにより簡単にロングになった女性に 対し、元の髪の持ち主の女性の想いが首を絞めたりする、という事でしょうか? このような映画がきっかけで、ロングヘアの女性やロングヘア女性が好きな男性が 奇異な目で見られたり、マイナスイメージをもたれたりするのでは? と、不安です。 周囲からのバッシングに悩むロングヘア女性も多いと思いますし、 私自身、伸ばしている最中ですし、マイナスイメージが広まることで、 伸ばすのをやめるようにいわれたり、心ないことを言われたりするようになるのは 困りますから…。 人の見る目って、映画とかドラマとかで簡単に変わる気がします。 (もちろん、友達や恋人などは別ですが)[2006/05/03 11:59:48]
今、ネットのニュースを見ていてこの記事を発見し、ビックリしました。 長い髪が恐怖の原点だなんて! イメージは人それぞれですが、若い頃にヒットしたホラー映画の恐怖のイメージが 同世代に共有されることってありますよね。 例えば、首が回るシーンとか。 そういう「恐怖」のイメージに「長い髪」が定着しないことを願うばかりです ・・・と書くと、映画がヒットしないようにと言っているみたいですが・・・ (久しぶりの書き込みですみません。)[2006/05/03 16:14:18]
園子温監督は、人毛のエクステについて、「誰のものか分からない髪をつけるのは、 実はとても怖い事ではないか?」とおっしゃっていますが、 余計なお世話だと思います。 そう思う方は、最初から人毛エクステをしないでしょうし。 エクステで救われている人も結構多いのに。 たとえば、怪我や薬の副作用で髪が伸びない人などは、エクステや ウィッグをつけることで、人目を気にせずに外出できるようになったという声も 聞きます。 長い髪=恐怖、エクステ=恐怖、とはそちらのほうが恐ろしいです。[2006/05/03 19:26:46]
新聞記事を見る限りですが、 (1)死体安置所管理人を気味悪いものとして描いていれば、 職業差別に繋がる可能性があります。 (2)ホラー映画と銘打って、 「誰のものか分からない髪をつけるのは、実はとても怖い事ではないか?」 というのをテーマにているようですが、もしも園監督が本当にこう言っているなら、 この立場は実はフェチそのものです。 例えば古着は、それがかつては誰が着ていたものかということに 価値を与えない・認めないのが一般の立場です。 それに対して、同じ古着であっても、例えば 女子高生が着ていたということに価値を与える・認める(ブルセラショップなど)のがフェチです。 それと同様、人毛のウィグやエクステは、ただのモノであり、 誰の毛髪であったかに関心を払わないのが一般の立場で、 それが誰の毛髪であったかに価値を与える・認めるのはフェチです。 「誰のものか分からない髪をつけるのは、実はとても怖い事ではないか?」 →「誰のものか分からない他人の髪を付けるべきでない」 →「他人の髪を付けるなら誰のものか知るべきだ」 となります。したがって、園監督のモチーフは実は、 エクステやウィグに、元はどんな人の髪であったかを示す写真や経歴等を添えるべきだ、 ということに繋がり、ブルセラショップと変わらない立場に立っていることになるような気がします。 誰のものか分からないからこそエクステを装着する気になるのであって、 誰のものか分かったら、それが良く知っている人のものでない限り、 装着に抵抗を感じる人が多いのではないでしょうか?[2006/05/04 12:50:04]
日刊スポーツの記事によれば、使用したエクステは人工毛だそうです。
[2006/05/05 22:55:35]