記事タイトル:昔聞いた話 |
いきなりですが、私は昔聞いた話を思い出していたのですが、みなさん『かみなが姫』 というお話をご存じですか?私もとても昔に聞いた話なのではっきり覚えてないのですが、 このような話だったんです。 昔、さる名高い大名の若者が、散歩していると、鳥が巣をつくっている。しばらくそれを 眺めていると、親鳥が戻ってきた。よく見ると、親鳥は一本の長い髪をくわえていて、その巣 も全部髪の毛でできていた。不思議に思い、若者がその髪を手に取ると、とても艶やかで美しい ので、きっと美しい娘の髪であろう。と家臣にこの髪の持ち主を探させると、若者が考えたとお り、美しい髪と容姿の町娘のかみであった。娘をみて、一目で気に入った若者は娘と結婚して 幸せにくらしたとさ というお話なんですが、私は此の話しを聞いて、髪を伸ばし始めたんです。此の話がどうこう という訳ではないのですが 誰かこのはなし知ってますか?[2000/11/03 23:25:45]
未来さん。このお話のこと、知っていますよ。いくつか種類はあると思いますが、 私の持っているのは「まんが日本昔ばなし100話」1巻で、 6作目に「髪長姫」(和歌山県のお話)として載っています。以下、あら筋です・・・ ある漁村の夫婦にやっとできた女の子に、いつまでたっても髪の毛がはえてきません。 両親は、前世の因縁ではと考え、村人が困っていた荒れた海を静めて神様の許しを得ようと、 娘の頭に髪を生やしたい一心で、海へ潜りました。 そこで小さな観音様を見つけましたが、大うつぼが現れ、母親だけが岸に泳ぎ戻り、 浜で村人に観音様を届けたものの、こときれてしまいました。 その後、親切な村人に引き取られた女の子の夢枕に、ある日観音様が現れ、 亡くなった両親の願いをかなえてつかわすと、お告げがありした。 翌朝、女の子には長く艶やかな黒髪が見事にはえそろっていたのです。 何年かたち、両親の命と引き換えに観音様からいただいた黒髪は、見事なまでに美しくのび 村人は、いつしか「髪長姫」と呼ぶようになりました。 髪長姫は、美しい黒髪をくしけづるたびに、くしに残った黒髪を 大切な髪だからと、1本、1本、庭の木の枝に大事にかけるのでした。 ・・・以下は、未来さんの記憶のとおりで、・・・ 姫は赤ちゃんにも恵まれ、いつまでも幸せに暮らしましたとさ・・・となっています。 髪を大切にする気持ちの現れた、とても良いお話です。 他にも童話の絵本として見かけたこともあります。 ぜひ若い世代の親たちに、娘に読み聞かせて欲しい物語だと思います。[2000/11/04 01:50:22]
「かみなが姫」のお話初めてしりました。 しかもまんが日本昔話にもあるんですね。 なんだか、日本版のシンデレラのようなお話ですね。 シンデレラの場合は落としていった靴を頼りに捜していきましたが、かみなが姫の場合 は、髪の毛を頼りに捜したんですね。 美しい黒髪が幸せを呼んだのか〜。 よく考えると1本の髪の毛からその持ち主を捜し出すなんて、到底無理だとおもいます が(DNA鑑定でもしないと)、むかし話として、その若者の綺麗な髪に惹かれて「きっと 美しい娘なんだろう」と思い捜す姿には、現代の美意識とは違った、「雅(みやび)」 な感じしてとってもいいな、と思いました。 くしに残った髪を大事に木にかけるというのも、ホントに昔は髪を(抜けた髪も)大事 にしていたんだなあ、と思います。髪は女の命というのも分かります。 私も、シャンプーしたときや、ブラッシングしたときに大量に抜ける毛を見ては、「あ あ、勿体ない」と思いますが、そこまでは出来ないので、昔の髪に対する思い入れはす ごいですね。[2000/11/05 14:11:55]
髪長姫のお話。昔読んだ(TVで見た?)記憶があります。 平安時代は、お姫様の顔を実際に見ることはなかなかできなかったので、 どこそこに髪がとても長くて綺麗な姫がいる、という噂を聞いて、貴族の男性は歌を送って デートを申し込んでいたようです。だから、長い髪を頼りに美しい姫を捜す、というのは 当時の貴族にとって普通の慣習だったみたいです。 >私は此の話しを聞いて、髪を伸ばし始めたんです 「髪長姫」のお話も素敵ですが、「髪長姫」の話を聞いて髪を伸ばし始めた未来さんも とても素敵だと思います。未来さんは将来きっと、「髪長姫」の若者のように、 未来さんの長い髪はとても綺麗で、未来さん自身もとても素敵で美しい女性だ、 という男性に巡り会えると思いますよ。[2000/11/07 00:10:47]
日本昔話のような物語にもされていますが、元の出典のほうもあるようで、 観光地として見に行くこともできるようです。(2ケ所ほど調べられます) 1.古事記に出てくる「髪長姫」のほう こっちのほうが伝説としては、元々は有名だったほうかな? 天皇の名前からいっても、古い時代です。 こちらは、宮崎県高城町と都城市のあたりになります。(隣接の町と市) http://www.miya-shoko.or.jp/takajo/ http://www.edc.miyazaki-u.ac.jp/~kuri/hayamizu.html 2.宮子姫の伝説のほう(日本昔ばなし、のストーリは、こちらの内容) 和歌山県の御坊市という所のようです。 安珍・清姫で有名な道成寺にも関係があるそうです。 http://www.aikis.or.jp/~s-ryujin/kaminaga.htm http://www.pure.co.jp/~cha-san/densetsu.htm インターネットだと、参考文章さがしが便利で助かります。[2000/11/07 01:55:45]
昔の時代の話なので、「髪の長さ」のほうの評判による伝説だと思います。 現代のように、髪をきれいに手入れするためのケア用品がいろいろあるわけじゃないので。 まあ、まっすぐな髪の人と、ウェーブのはいる人は当時でもいたと思うので、 そういう意味での、きれいか・そうでもない、の序列はしたかもしれませんが。 高校時代の古典の先生が、清少納言のちぢれ毛説を授業中に教えてくれたことがあります。 (清少納言は、、美貌よりか頭の優秀さで名高い女性だし。) さて、髪の手入れの例ですが、 平安時代の日本貴族のお姫さまの手入れだと、米のとぎ汁のようなものを髪に塗って、 しめらせて櫛でといていたのではないかという話があったかと。 (今こんなことすると、においが大変かな。まあ、タンパク質補給のような効用はあったかも) うめぼし博士(樋口清之 先生でしたか)の本のようなので、読めたはずです。
[2000/11/07 02:06:28]