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採用はあくまでその方の仕事での能力で判断すべきです。でも、初めて会う人を、一枚の履歴書や、長くても20分程度の面接で総てを見ぬくことは不可能に近いといって良いでしょう。やはり、そこでは色々な人と接した経験からの勘が大きな要素となります。
「髪型」は「顔写真」の一部です。美人かどうかではなく、その人の雰囲気から人間性を少しでも推測しようとします。「明るくて積極性が感じられるか」というところでしょうか。ですから、長短に関わらず髪が顔にかぶさって表情がわからないと不利でしょうね。
写真やさんで撮ると通常、髪は肩の後ろに流された状態で撮られますから長短はわかりません。
質問をしている面接官の方に体を向けて、しっかりと目を見て答えているか、が大切です。その時、何か別なものに気を取られて落ちつかない仕草は不利ですね。手をモジモジさせていたら落ち着きが無く見られるのと同様に答えながら前に落ちてくる髪に気を取られていたら不利ですね。
不思議なもので3人以上の複数の試験官で答え合わせをすると、一致してみんなが良いと採点される人が炙り出されてきて、合格になります。
ただしワンマンな社長の好みのひとことで決まってしまう場合やコネが最優先される場合は、どうにもなりませんけれども。そんな会社の場合、長い髪を堂々と出して、さあどうする!と開き直るかとりあえず長い髪を隠してでも、どうしてもその会社にもぐりこみたいかですね。
我々はロングヘア好きなので、ストレートな髪がさらさら揺れたりするとグッときてしまうのですが、逆に、仕事中にグッときてばかりいては、仕事に手がつきませんから、なんか逆なんですけれども、仕事中を想定して、長さがさほどアピールされないまとめ方が、一番良いのかもしれません。
なお、一定程度の数を毎年採用する都市部の大きな自治体の公務員試験の場合は、合否は、面接よりもペーパー(筆記試験の成績)重視ですし、採用されたら、良くも悪くも、法を犯さない限り首にならないし、組合もしっかりしているので髪が長いからだけで不利になることはありませんよ。