十二単と長い黒髪

アンケート第84回　(3/3)

空白行を作らずに記入お願いします。段落に相当するものとして、＊や／や■を使っていただければ、集計時に段落に変換します。

問 10 十二単と長い黒髪について何でもどうぞ。字数制限なし。

男性回答１

1. 十二単には絶対黒髪でしょう！
2. 十二単は女性が動かないことを前提にしていたようですが，その姿は究極の美と優雅さに思えます。
   　年に一度くらいは実物をみてみたいと思います。テレビなどでは時々観られますが。
3. 平安時代をテーマにした歴史映画の 最大の楽しみと言えるのが、十二単を着た 長い黒髪の美女達ですね。
4. 平安時代の超ロングヘアは学者でも付け毛だといっている人がいるのが寂しいです。現に中国に５ｍオーバーの女性が現存するのにね。十二単と超ロングヘアが実際の生活で機能する時代は二度と来ないでしょうが、タイムマシンがあったら一番先に行ってみたい時空です。

コメント

• #1-2：同感です。
• #3：時代劇というと、武士の時代ばかりですが、もっと平安期を描いた映画やドラマが増えてほしいと思います。
• #4：勉強不足の学者さんだと思います。

男性回答２

1. 男性でもしてみたいと思う人も多いんじゃないですか？（決して気持ち悪さではなく美を追求するという意味で）百人一首はやっていましたが、意外と髪を意識しませんでした。「ながからむ心も知らず黒髪の〜」という歌もあったけど、意味もわかりませんでしたし。平安時代の長い黒髪はいいなと思う反面、必ずしもその時代に生きていたらとも思えない理由も次のようにあります。
   　○みんな同じようになってかえって好みと思わなくなるかもしれない
   　○三つ編みやポニーテール、ふたつくくりのおさげなどが見られない
   　○やはりシャンプーなどない時代で大変そう
   まあ、最後の理由に関してはそれでも長い髪を好んだ昔の人（つまりどんな匂いがしようが汚かろうが構わず？女性は長い髪を保ち、男性はまたそういう女性を愛した）たちには敬服しなければいけないのかもしれませんね。
2. 最近平安･鎌倉を扱ったドラマで尼僧の扱いがぞんざい過ぎると思います。頭をすっぽり頭巾で覆ってしまい、せっかくの黒髪の魅力が台無しになり、十二単にも合わなくなっています。当時の尼僧の場合最長では腰あたりまで伸ばしていたそうですから、もっと積極的に尼そぎを出してほしいと思います。

コメント

• #1：確かに百人一首には、髪を詠んだ歌は少ないですね。でも札に十二単姿の歌人が描かれているから嬉しいです。
• #2：確かに尼削ぎは、当時としては衝撃的なウルトラショートヘアですが、現在ではロングヘアとして分類される長さですからね。

以下、女性回答

着てみたい　１

1. もともと古典が大好きで入って平安時代の女性の象徴ともいえますよね。今は、いつか着れる様に髪を伸ばしている最中です。目標の長さまで来たら着に行こうと思っています。
2. 似合うかはともかく一度着てみたい。
3. 十二単って本当に素敵です。生で見てみたいです。着られたらもっと嬉しいけど、やはり自信がないです。
4. 是非、着てみたいです。しかし、私の髪の長さはウエストまでしかないので、地毛では躊躇してしまいます。
5. 十二単の着付けのモデルになりたい

コメント

• #1：自分の長い髪で着る十二単、素敵だと思います。早く目標の長さまで伸びるといいですね。
• #2：はい。とてもいい思い出になると思います。
• #3：自信なんてなくていいと思いますよ。他人に見せるためでなく、あくまでも自分のために、着てみては？
• #4：自分が納得できる長さまで伸ばして着てみてはいかがでしょう？
• #5：なれるといいですね。

着てみたい　２

• 昔からの憧れです。でも、田舎に住んでるので、そう簡単にきられなくて・・・とっても残念。
• 十二単は死ぬまでに一回は着てみたいものの一つですね。演劇だなんだと和服を着る機会は多かったのですが、十二単は特別です。こんな田舎じゃ着られる所はありませんけど・・・。
  　幼稚園児のころ母に「日本にはシンデレラみたいなドレスはないの？」と聞いたら、「十二単がそれにあたるんだよ」と返されたことを覚えています。

コメント

• 観光旅行のついでに十二単を着てみるのもいいと思いますよ。

着てみたい　３

• 二重のパッチリ目に細い眉、高い鼻･･････。現代女性の追求する「美」って、西洋のものですよね。日本の絵巻物の「美人」を見ると、ゴマのように小さい目、ゲジゲジの眉毛、ひらがなの「し」の字の鼻、デカイ顔……、現代人である私には彼女たちが「美人」とは思えませんでした。昔、母に「あんたが平安時代に生まれてりゃ美人と言われてたかもしれないのに・・・・・・」と言われて、かなりショックだった。そんな私ですから、今までは十二単に憧れることはありませんでした。
  　しかし、ここのサイトを見て考えが変りました。後ろから見た姿を美しく、顔よりも髪の美しさを大事にする、昔の日本人たちの美的意識が尊いもののように思えます。だって、顔の良し悪しって自分ではどうしようもないものですが、髪は努力次第で美しくなる。私は現代人の言うところの「美人」、つまり西洋基準の美人にはなれないけれど、頑張れば「髪美人」にはなれるかもしれない。後姿の美しい女になります。前から私を見ないで。
  　全く十二単に関係のないコメントですね。十二単を着て、「後姿美人」になりたいです。

コメント

• はい。その通りです。髪は努力すれば美しくなりますからね。（顔もお化粧とか表情次第で印象はだいぶ変わりますが。）表を美しく見せても裏が美しくないとちょっと興ざめします。逆に、後ろ姿が美しければ、表（前）の印象もアップすると思います。

着装経験

1. 以前、一度十二単を着たときは中学生で、一応ヒップラインくらいの長さがあったのですが、カツラなし不可と言われました。（きちっとポーズまで指定されるような所だったからかもしれませんが；）それからかなり髪も伸び、もう一度、今度は地毛で着てみたいと思ってるのですが、時間・お金ともに余裕がなく、なかなか機会に恵まれないのが哀しいです・・・
   　ロングヘアマガジンで、色々な方が十二単を着られているのは本当に目の保養です。お后様のような高貴で美しい方も、裳儀を済ませたばかりの可愛らしい姫君のような方も、それぞれ素晴らしくて素敵です。
2. 自分は初めて十二単を着たとき肩辺りまでしか長さが無かったので結婚式までには（結婚式で着たいのはフルセットの十二単ではなく小袿ですが）座って床に流れる太もも位までと目標を持って伸ばしています。
3. 自分はとりあえず着用したことがありますが、お母様方が言う「高級」な十二単だと紙があちこちの金糸銀糸などの意匠にひっかっかり、「その場を動くな！」という感じです。お引きの意匠なら普通にかからないとは思いますので、立ったり座ったりの撮影にはお引きの意匠のほうがいいかもしれません。

コメント

• #1：カツラなし不可って、髪を伸ばしている女性にとってはすごく傷つきますね。地毛での十二単でぜひリベンジを。
• #2：太股まで髪を伸ばして結婚式！とても素敵な花嫁さんになれると思います。
• #3：「お母様方」？「お引きの意匠」？

ロングヘアでも十二単を着ると髪が短く感じてしまう

1. 以前に友人と京都に行った時、ついでに着てみたことがあります。当時膝近くまでありましたが、髪の長さが分かる写真を見ると、正直「短いな〜」と感じます。
2. 日本人女性の長い黒髪の魅力を最大限に引き立ててくれる衣装だと思います。洋服だとすごく長く見える髪が十二単では物足りなく感じたりします。長さだけでなくボリュ−ムもあったほうが断然綺麗なので着る機会があれば是非、若くて髪の一番綺麗な頃に着てみたらいいのではないでしょうか。自分がちょっと後悔しているので。
3. かなり髪の長い方でも、これを纏うととても髪が短く感じてしまうほど、超超ロングヘアが前提の十二単。美しく優雅を極めた衣装は、身の丈にも届こうかという艶やかな黒髪と相まって、貴族的で拘束的でフェティッシュな、ある美しさの極地という感じがします。ギャラリーに登場されている方々の写真を見るたびに、綺麗だな、やっぱり超ロングヘアに十二単はすごく映えるのだと見入ってしまいますね。

コメント

• #1：それは残念でしたね。でも膝近くまでの長さなら、座れば床に髪がかなりたなびきますから、それなら短くは感じなかったのでは？
• #2：本当にそうですね。洋服だと髪の長さがバストを超えると(美容師的には）「超ロング」とされますが、その長さで十二単を着ると、「あまりにも短すぎる」と感じる人も多いですから。若い頃は色々な髪型にしてみたい人が多いですし・・・。
• #3：「貴族的で拘束的でフェティッシュ」という表現にはっとさせられました。十二単は動きにくいので自分の身の回りのことも自分では十分できず、確かに拘束的ですね。ただ、自分の身の回りのこともお付きの者にやらせる、と考えれば究極に貴族的だとも言えます。
  　男も女も長い黒髪に女性の魅力を感じ、それを最大限演出するための髪型（丈なす黒髪）と衣装（十二単）というのは確かにフェティッシュです。

十二単と長い黒髪の魅力　１

1. テレビでしか目にすることができませんが、皇族の方が身につける十二単は「本物の十二単だな〜」と実感ができます。でも髪はかもじなのですね。伝統的な十二単にはやはり黒髪が似合うと思います。
2. きっかけは、中学時代に放映していた大河ドラマ「新・平家物語」でした。あぁ、これなんだ、私が求めていたものは……それから、国語の古典に触れ、平安時代こそが自分の求めていた文化なんだと思い込んで、今に至ります。顔もどちらかというと、日本人的な顔ですので、和服や十二単が似合うと、これも思い込みです。やはり、十二単には丈成す黒髪でないと…後姿も美しいというのは、日本の服飾史の中で特に十二単ではないでしょうか。

コメント

• #1：確かにカツラ使用は残念ですけど、十二単で婚礼を行うところは「さすが皇室」と思います。皇族の方にはもっと色々な場面で十二単を着てほしいです。
• #2：振り袖も後ろ姿は美しいと思います（特に豪華な帯）。でも、十二単は衣服ではなく、自分の体の一部である長い長い黒髪を見せることで後ろ姿の美しさを表現するところがいいですよね。

十二単と長い黒髪の魅力　２

• 最近何かの雑誌に掲載されていた話で、
  　「茶髪から流行の黒髪に戻した友人の顔を見て思ったのだが、黒い髪が顔の輪郭を縁取ることによって肌色とのコントラストが強くなり、顔の印象が前より強調されて見えることに気づいた。」
  と答えていた女性がいました。
  　十二単は色彩の鮮やかさが命の装束なので、丈なす黒髪は十二単の雅やかさを、十二単は長い黒髪の艶やかさを、互いにより強調し美しく見せるよう綿密な計算のうえ成り立っているファッションだったわけですね。
  　やはりどこの民族も、自分たちに一番似合う色合いを民族衣装として取り入れるのだなと強く感じた一件でした。

コメント

• 鋭い分析です。全く同感です。

疑問・関心　１

1. 十二単って、お食事する時はどんなふうにするんだろう……と興味があります。普通の和服よりも、食事がしにくそうに見えて。髪の毛もダウンスタイルだと、お食事中に邪魔にならないのかなぁ、と。平安時代のお姫さまは、どんな日々を過ごしていたのか、タイムマシンに乗ってみてみたいです。
2. 十二単の時代、お姫さまはほとんど座った生活で、実際はひざで歩いていたそうなので（いざる、というんですかね）身の丈＝ひざまでくらい、と聞いたことがあります。だからどこかに旅をするときも、髪をひとつに束ねただけの装い（髪を特別にまとめるとかでなく）だとか…ほんとですかね。調べてないんですが。

コメント

• #1：十二単は正装で、準正装として小袿があり、普段着は袿を何枚か重ねるものだったそうです。少なくとも普段着なら和服と同じ程度の活動性があって食事も問題なかったのでは？（少し調べてみたのですが、分かりませんでした。詳しい方がいらっしゃったら教えてください。）
• #2：屋内では立って歩くことはせず、膝立ち（膝行（しっこう））でゆっくり歩いていたらしいです。絵巻物や風俗博物館の展示でもそうなっています。だから身の丈＝膝ということになるんでしょうね。
  　外出するときは壷装束です。壷装束の場合、髪は一つに束ねて ｢単｣と｢打袿｣の間に入れて着付けたそうです。

疑問・関心　２

1. 藤原紀香が結婚式で十二単を着るそうですから楽しみですね。ところで人間の髪はいったいどこまで伸びるのかがとても最近気になります。あんな絵巻のような長さの人は本当にいたのでしょうか。。
2. 奈良や京都の情報しか目にしたことがありませんが、東京でも着られるところはあるのでしょうか？

コメント

• #1：はい。藤原紀香さんの結婚式報道で、十二単が現代に復権してほしいと思います。
  　現在でも、中国やインドには髪の長さが何メートルもある人がいます。まして当時は髪の長さが美人の基準でしたから、髪が長い女性ほど愛されて子をなして、を続けるうちに、少なくとも貴族社会の間では髪が長く伸びる遺伝子が広まっていたはずです。
• #2：ぼくも探したことがあります。東京にもありますよ。ただ、結婚式場のレンタルで、何十万円もします(+_+;　京都まで出かけた方がはるかに安いです。

長い黒髪には十二単が似合う

1. 初めて十二単と出会ったのは源氏物語の挿絵？でした。その豪華な衣装も印象深かったですが、何より人間てこんなに髪が長く出来るんだ！という驚きでした。当時は髪が短かったので、あの長い髪で生活はどうするんだ？？どうやって髪を梳かすの？と不思議が一杯でした。その出来事は、潜在的に長い黒髪に対する興味に繋がったと思います。美しい織物に豊かに流れる髪は本当に素敵ですね！自分でも出来れば背丈と同じ位までのばしてみたいなーと思います。
2. 長い黒髪に華を添えるような十二単がとてもいいですよね。やはり、茶髪より日本古来からの染色なしの黒髪が一番綺麗だと思います。
3. 平安時代は髪が長いほど美人とされていたこともあり、長い黒髪にとてもよく似合う衣装だと思います。ダウンスタイルがぴったりくる当たりでもポイントが高いです。

コメント

• #1：十二単の背中の中央に長い黒髪が流れると、お互いに引き立て合ってとても美しい彩りになりますね。髪が黒くて長いことによって、全体の色調が引き締まるというか。
• #2：「長い黒髪に華を添える」という、髪を主役に据えた表現が素晴らしいです。現代人はどうしても衣装を主役にしてファッションを考えがちですが、当時は「一髪、二姿」という発想から、長い黒髪を引き立てるためには、と衣装を考えていたんでしょうね。
  　ぼくも、十二単に茶髪だと、色彩がぼやけてしまうように感じます。
• #3：同感です。

おすべらかし

• 髪型は“おすべらかし”はやめてほしい(ーー;)
  やはり“垂髪”姿が一番似合いますvv
• 十二単は平安時代の髪型(たらし髪)が好きです。現在の十二単の髪型は「おすべらかし」と言って下ろしている状態ではありません。雛人形を見ていても下ろしていないと(なんだかな〜)と思ってしまいます(自宅の雛人形は腰までのおかっぱスタイルですが)。
  　十二単が似合う髪の長さについてですがせめて裳の取り付け部(ウエスト部)が隠れて欲しいと思います。あの部分に美しさを見出せません。ただし、略式の十二単に当たる裳・唐衣をつけない格好でしたら、胸や肘のあたりでも良いと思います。

コメント

• ぼくも垂髪姿が一番好きです。十二単に流れる幾筋もの黒髪というのが美しさだと思うのですが、まとめてしまうとそれがなくなりますからね。おすべらかしは江戸時代の髪型で、歴史的には新しい髪型のようですね。

おかっぱも似合うと思う

• 十二単はかわいらしいおかっぱでも似合うと思います、幼少期、とか考えてみると凄く可愛らしいかと。
• おかっぱとかでも似合いそう。逆に中途半端な髪の長さだと似合わないかも。
  友人が茶髪、パーマ（天然）、肩くらいの長さで十二単を着ていたが似合っていた。
  十二単＝黒髪ロングは固定概念すぎるかも。ようは内面からにじみ出る気品やオーラな気がする。

コメント

• 昔も幼少期の貴族の娘は振分髪（今で言うと、ワンレングスのセミロング）でしたから、小さい女の子はおかっぱで十二単も似合うでしょうね。

その他

1. 問7なんですけど、カツラ使用もOKと個人的には思っているので(もちろん、自分の髪で出来たらそれに越したことは無いのですけど)、実際は「どの長さでもOK」です。選択肢になかったので、現在の髪の長さで答えておきました。ところで、ちょうどヒップ辺りまでの長さの髪は、「ウェスト〜ヒップ」「ヒップ〜膝」のどちらに入るのでしょう？
2. 素敵ですよね！ 大好きです。個人的には花魁装束も好き。結い上げた長い黒髪に、べっ甲の髪飾りはとても似合うと思うし、前で縛る帯も素敵です。

コメント

• #1：アンケート制作時に、カツラ使用のことも考えました。カツラを使えば確かにどんな長さの女性でも超ロングに変身できるわけですが、それだとアンケートにならないので、地毛限定の設問にしました。
  　ちょうど境界の場合は困りますよね。選択肢を「ウェスト」「ヒップ」にしても、長さがウェストとヒップの中間くらいの人はどちらを選んだらいいか困りますし。ただ、どうせ困るのなら記述がシンプルな方がいいので、今後選択肢は「バスト」「ウェスト」「ヒップ」等に変更しようと思います。目標の髪の長さを言うときも、「ヒップまで」等、切りがいい長さで表現しますしね。有益な疑問をいただきありがとうございました。
• #2：日本髪・和服のアンケートもしようと思っています。

アンケート84：十二単と長い黒髪

wind

2007年最初のアンケートのテーマは、
「十二単と長い黒髪」（男女対象）
にします。URLに案を掲載しましたので、質問の追加などご意見があればお願いします。
   

[2007/01/06 19:01:39]

アンケート開始　　wind 　　

投票をよろしくお願いします。
   

[2007/01/07 21:44:32]

アンケート集計　　wind 　　

　今回は、回答数76、有効回答数同じ（男性10　女性66）でした。
　「十二単」というテーマだとちょっと興味が限定されすぎて回答数が少なくなるのでは、
と思ったのですが、杞憂でした。
　回答をお寄せいただいた方、ありがとうございました。
   

[2007/01/24 09:38:50]

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