どぶろく祭りは大分県大田村(現杵築市)白鬚田原神社の伝統行事で、1300年も続いているそうです。2日間で3万人もの人が参拝に訪れる大きなお祭りです。どぶろくの製造は法律で禁止されていますが、大田村白鬚田原神社のどぶろく祭りでは、九州では唯一どぶろく製造が認められているということです。このどぶろくが、参拝客に御神酒として振る舞われます(太っ腹!)。また、どぶろくの購入もできます。
どぶろく祭りの中のイベントとして、「鬚自慢コンクール」があり、「白鬚の部」「黒鬚の部」「髪の毛の部」があります。
どぶろく祭りは白鬚神社のおまつりですが、「鬚自慢コンクール」は村役場が主催しているそうです。どんな出場者に対しても、司会者・審査員はにこにこと対応しておられて、暖かい雰囲気がとても印象的でした。「白鬚神社」「白鬚自慢」ということで、年輩の方を大切にし、長寿を祝うものであることがベースになっているんだと思います。
鬚自慢コンクールの会場ではコンクール以外に、和太鼓の演奏や田楽上演など、多彩な催し物があります。ロングヘアマガジンをご覧になっている方はコンクールを目当てに参加される方が多いと思いますが、これらの伝統芸能もおすすめです。田楽は滑稽で笑えます。田楽から能・狂言が発達した、と日本史で習ったのを思い出しました。
大田村は2005年10月を持って杵築市に合併されましたが、これからも鬚自慢コンクールは続くと言うことです。
白鬚田原神社の最寄りの駅はJR日豊線中山香駅で、タクシーで15分くらいです。
杵築市は旧杵築藩の城下町として、国東半島の中心地だったそうです。市の中心部には武家屋敷が建ち並び、一部は公開されています。
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