記事タイトル:硬水での洗髪について |
雪野@人間実験台、です。 はじめてフランスへ行ってきました! 硬水で髪を洗うことについて、レポします。 ヨーロッパへ行ったことは2回あるのですが、そのときは髪がそんなに長くなく、 とくに気にしていなかったので記憶になく…今回は、いろいろ、ためしてみました。 まずは「硬水で洗髪するとどうなるか」。 せっけん洗髪は、合わないのかもしれません。 つげ櫛も通りにくいように思いましたし、何より、すごいのがせっけんカス!! 櫛がいっぱつで汚れてしまって、髪を梳くたびにふかなければいけないほどでした。 すすいでもすすいでもきれいにならない。おかげで髪はごわごわに…(泣 そういえば、ドイツ・イタリアでも、シャンプー剤のキレが悪かったような…。 食酢洗髪でも同様に、すごいカスが! なぜ!? そして「湿気の少ない場所ではどうなるか」。 非常に快適でした! ダウンスタイルでずっと過ごせる快適さ!! (普段は西向きの部屋でクーラーなし、故にまとめ髪) 喜んでおろしっぱなしにしていたら、毛先がボロボロに…(泣 椿油の出番でした。持ってって良かったです。 「髪の伸びる速度」については、 夫のひげの観察結果、かなり遅かったです。 湿度か、温度が関係しているのではないかなと思いました。 結論として感じたのは、 硬水の地域では、せっけんではない洗髪料が必要ではないか? ということでした。 (何かかわるものをご存知でしたらぜひ教えていただきたいところです…) フランスでは実にいろんな人種、ヘアスタイル、ファッションを見かけました。 しかしロングヘアは、全体的にぱさぱさ、ごわごわ、ふわふわで、 アジアのような感じではありませんでした。 日本人をふくめ、アジア人の黒髪がつやつやとして美しいのは、 実は湿気と軟水のせいでは? とも思いました。[2004/07/07 23:54:49]
こんにちは。雪野様 硬水での洗髪レポ読ませて頂きました。 石けんかすの件大変だったのですね。 私も機会があって、昨日まで東欧の比較的水の綺麗といわれる国々を旅行しました。 (チェコ、ウィーンなど) どのホテルにもドライヤーがあり日本と違い、200〜220Vと約2倍の電圧なので 風力が強く乾かしやすかったです。 シャンプーの件ですが、貯まっていた試供品の合成シャンプーや石けんシャンプーを 使ったのですが日本で使っていたときよりも、仕上がりがいまいちで特に毛先がごわごわでした。 雪野様の仰るとおり硬水のせいなのでしょうね。 次回の際には今回持っていかなかった日ごろ使っているヘアケアセットを絶対もっていこうと思っています!!! (椿油を持っていき忘れたんですーーー!大後悔しました。)[2004/07/11 23:05:34]
冬蛙さんも、ヨーロッパ旅行では、やはり髪がごわごわになりましたか… 私は、帰国して椿油トリートメント+通常ケアで、すぐに復活しました。 やっぱり水のせいだったようです。 櫛はカスだらけになるので、手入れが毎回必要ですが、 あのごわごわを落ち着かせた椿油は、やはりマストアイテムだなと痛感しました。 「フランス 水 硬水」などのキーワードで検索したところ、 いくつかのページでかなり詳しい解説がされていました。 硬水は肌にも髪にもよくないそうで、 現地では石灰分の除去装置を使っている人もいらっしゃるとか… ヨーロッパでは、化粧もふきとり式のクレンジングが多いのはどうしてかしら? と常々思っていたので、なるほどでした。 また、洗濯には、せっけんカス防止の薬剤もあるそうですし、 合成洗剤にはあわ立ちのいいものも開発されているそうです。 健康で美しい髪を保つためには、硬水の地域には、せっけんではないシャンプー剤と、 できれば軟水での洗髪、椿油でのマメなケアが必要なのですねえ。 きれいな水が潤沢にあるこの国に感謝の気持ちがわいてきました。 もし、また行くことがあったら、ミネラルウォーターでの洗髪を試してみようと思っています。 でっかい5Lボトルが1.3ユーロだったので、洗髪も水を大事にすればできるかなと。 当初の書きこみも、かなり不勉強で感じたままでしたが、何か参考になれば幸いです。[2004/07/12 11:12:41]
NHK「ためしてガッテン」の「水の賢い使い分け」
に分かりやすい説明がありました。それによれば、 水の硬度とは「石鹸との反応具合」(WHOの定義)を表すもので、 石鹸が良く泡立つのが軟水、泡立たないのが硬水ということになります。 > 硬度が高い水では、長い間使っていると白い粉の様な金属塩が水道管やヤカン > などに着くといったことも起こる。 ということです。「硬度」は、1リットル中に含まれる カルシウムとマグネシウムの量をミリグラム単位で表したもので、 WHOの定義では、 軟水 0以上−60未満 中程度の硬水 60以上−120未満 硬水 120以上−180未満 非常な硬水 180以上 となっています。 「日本は軟水の国?」(薬学博士 田嶋晴彦)によれば、 「北海道、東北、中部、近畿、中国地方は硬度が低め、 関東、四国、九州、沖縄地方が高め」 「硬度60以上の場所は、東京都で70%、埼玉県は86%、千葉県は91%にもなります」 ということです。東京では7割が「中程度の硬水」ということのようです。 石鹸による洗濯と水の硬度との関係では、田嶋氏のページにいくつか指摘があります。 「硬度50でも、使った石けんの約3分の1が石けんカスになって、 残った石けん分で洗濯していることになります」 「硬度120までは『やや軟水』で、問題なく石けんは使えるとされています。 しかし、硬度120では、発生する石けんカスの量は36.7gとなり、 衣類の汚れの量よりはるかに多く存在し、洗濯液の中で もっとも多く存在している汚れは石けんカスであるということになります。」 「環境問題を考えたとき、石けんはコンパクト洗剤の約4倍の 有機物負荷があるとされていますが、硬度が高く、石けん量を増やした場合、 さらに有機物負荷は高くなります。いくら、石けんの分解性がいいといっても、 大量に使用すると他の有機物同様環境に負荷を与えます。」 「中程度の硬水」以上の地域で石鹸で洗濯したり、 石鹸シャンプーを使いたい場合は軟水器を通した水を使うほうが 洗浄効果の面でも環境への負荷の面でもいいようです。 「水道水質データベース」に全国の浄水場の水質データがあります。 硬度の調べ方は以下です。 「浄水の性質(上水道事業)」を選択 →都道府県名や調べたい浄水場名を選択 →「検査項目指定」で「カルシウム、マグネシウム等(硬度)」を選択 →「実行」ボタンを押す[2004/07/21 20:13:30]
早速、自分の住んでいる県の硬度を調べてみました。 「28〜58」という数値がでました。ばっちり軟水でした。 日本の中でも各県によって硬度が違うのですね。知りませんでした。 >硬度が高いと、泡立たないので、どうしても石けんを多く使います。 >そのため石けんカスも多く発生し、肌に残留します。 髪にも同じ事が言えるんでしょうね。 水質の点から見ても日本は欧州よりも美しい髪を育てやすい環境にあるのですね。 ありがたいことです。
[2004/07/22 11:55:54]