記事タイトル:髪のためには海草よりもたんぱく質? |
髪はケラチンというたんぱく質でできていますが、ケラチンはたくさんの 種類のアミノ酸からできています。含有量の多いものから5つを書き出すと、 1 シスチン 16.6-18.0% 2 グルタミン酸 13.6-14.2% 3 イソロイシン 11.1-13.1% 4 アルギニン 8.9-10.8% 5 セリン 7.4-10.6% となっています。シスチンは、髪の繊維がばらばらにならないようにまとめる 効果があるということです。このシスチンは、硫黄を含んだアミノ酸です。 髪がたんぱく質からできている、という事実から、髪にいい食べ物は たんぱく質(動物性たんぱく質や大豆など)だと言います。 髪には若布や昆布がいいというのは、女性の長い黒髪を洗ったときの様子と 若布や昆布とのイメージを重ねたためできた迷信だ、ということです。 以上参考:「毛髪の話」 (井上哲男編著 文春文庫;この部分の著者は八木原陽一氏) ただ、ケラチンの成分として2番目に多いのがグルタミン酸で、昆布の うまみ成分はグルタミン酸ナトリウムだということを考えると、 昆布はやはり髪にいいのでは、と思いますが、どうなんでしょうか??? 八木原氏は海草が髪にいいというのは迷信だ、と言い切っていますが、 ネットで調べてみたところ、海草も重要だ、という意見もあります。 試してガッテン 春一番ヘアケア術には以下のように書いてあります。 ------------------------------------------------------------------- 髪を作るのに必要な栄養素としては、鉄分、亜鉛などのミネラルをはじめ、 含硫アミノ酸(卵、米、玉葱)、エイコサペンタエン酸(鯖、アジなど 背の青い魚)、セレニウム(貝類、乳製品)、ヨード(海草類)、 ビタミンP(果物の皮脂等)など様々。 ただし、現在の日本ひとではバランスの良い食事をしていれば、 これらの栄養素が髪にダメージを与えるほど不足することはまず考えられない、 というのが専門家の意見 ------------------------------------------------------------------- ここには、ヨード(海藻類)も髪に必要、とされています。
[2004/02/26 00:23:14]