おさよ悲恋伝説

おさよ悲恋伝説

能登国渡瀬のおさよという娘が花魁となり、客であった同郷の船乗り重蔵を思うようになった。しかし重蔵が寄りつかなくなったので帰郷してみると、重蔵には他の女がいて、おさよは海に身を投げてしまった。そのおさよの髪を祀ってあるのが黒髪神社だということです。詳しくは、「伝説の泣き砂浜」(三輪茂雄さんのページ)をご覧下さい。
 出身地や父親の名前まで具体的に記されているので、伝説というより実話なのかもしれません。

剱地祭(おさよまつり)(石川県輪島市門前町)

「渡瀬地区のおさよという娘が、輪島で渡し船の船頭をしていた重蔵と恋仲になったが、風の便りで重蔵の死を知り、海に身を投げた。おさよは同町渡瀬の黒髪神社に、重蔵は輪島市の重蔵神社に氏神様として祀られ、年に一度愛しあった2人が再開するといったロマンチックないわれのある祭りである。」(北野さんのページより)

また、門前町仁岸地区の黒髪神社奉賛会による「黒髪お小夜祭り」というものもあるそうです。剱地祭との関係はよく分かりません。

童話

海の伝説「女の黒髪」(とうたいりう作(劇団かかし座))として、上のおさよ伝説を元にしたと思われる童話が発表されています。(あまり童話っぽくないです)。


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