記事タイトル:草月さんから短歌の投稿 |
草月さんから短歌の投稿をいただきました。 「黒い髪は心を鏡(うつ)す」という表現にまずうなります。 単に「心を映す」とするのではなく、「心を写す鏡」から「心を鏡す」とするところに 表現を厳しく詰めたところを感じます。 さらに下の句には、水に映った月が冬凪にゆれるという情景と、 長い黒髪が凪の夜のかすかな風に揺れる姿、 そして心は冴え渡る月、あるいは月を映した水、あるいは冬凪に揺れる黒髪に映し出されている、 という二重・三重の意味が込められています。 みなさんの感想はいかがですか?[2005/01/10 23:55:42]
「ぬばたま」という「黒」「黒髪」「夜」にかかる枕詞で始まる美しい歌ですね。 長い黒髪に月光が映っている様子を想像しました。 月光は夜=黒=黒髪にこそ映えるものですから。 私の普段詠んでいる七五調四句の今様よりもずっと短い三十一字で、 ここまでの美を表現なさっていることに驚きます。[2005/01/27 17:54:49]
感想ありがとうございます。 自分が書いたものを人に見せた事があまりないので…。 射干玉”と”黒い髪” この歌詞が頭からこびりついて、 やっとはがれたら(?)こうなりました。 こんな稚拙な歌に皆さんからのお褒めの言葉。 本当にありがとうございます。 実はこの歌にはもう1つ意味が隠れていて、 ”冴え冴えと渡る冬の夜風。その中 で貴方を待つ私の長い黒髪は夜風に揺れ、 月を写すほど冷たくなってしまいました。” と恋歌…のつもりもあるのですが。 表現不足でしたでしょうか?(。。ゞ windさん!この背景とってもGood!!でございます。 イメージにぴったり。有り難うございました。
[2005/02/06 16:36:56]