ルビを振らない理由

 難解な漢字には、「難解(なんかい)」と読み仮名を付けるか、ルビを振ることが読者にとって優しいページになります。ただ、詩の場合、読み仮名を付けるとリズムや文字配列が崩れてしまい、作品の美しさを損なうことがあります。そのため、詩の場合は読み仮名よりルビの方が望ましいことになります。しかし、ルビは現行のHTML4.01では規格外です(W3Cで検討中)。IEは5以上でルビタグを採用していますが、これはIEの独自拡張で、IE以外のブラウザではルビとして認識されません。ロングヘアマガジンは、極力標準に従い、なるべくどの環境(マシン・ブラウザ)でも同じように見える、または読みにくくならない、という原則で編集・構成しようとしています。従って、いくらIEのシェアが高いからと言って、IEにしか対応していないタグを使ってルビを振ることはしません。(IEの現在のシェアは9割程度で、10人に一人はIE以外を使っています。ロングヘアマガジン閲覧者も同程度です(アンケートより推定))
(参考:南堂久史 ルビのために

 固定ピッチフォントを使い行間指定をすればルビを表現することもできますが、あまりスマートじゃないし、めんどうだし(←実はこれが理由だったり)。ルビに対応しているワープロファイルで表現することもできますが、MS-WORDや一太郎以外のワープロを使っている人もいます。PDAや携帯でアクセスしている人のマシンにはワープロがそもそもないでしょうし、ワープロはインストールしていない人もいるでしょう。ってことで、当面ルビはスルーします。

2005/03/23  wind


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