風詠
草や木の根の 如くして
伸びゆく髪は 美しや
歌い舞いする この我の
身に纏うこそ 麗しや
長い黒髪の白拍子(平安末から鎌倉時代にかけて流行した、神仏に捧げる歌舞をする女性)が全ての生命に讃歌を捧げつつ舞い歌っているイメージで詠みました。
意訳:
草木の根のように長く伸びてゆく髪は美しいものです。 (神仏に捧げる)歌舞をするこの私の身に、 (舞にあわせて)纏わり揺れる髪は麗しいものです。
[2004/11/04]