『万葉集』から髪を詠んだ歌を二首紹介します。
(巻二の一二三)
【風詠訳】結いあげれば解け、結わないには長い妻の髪。このところ会えないが、もう掻き入れ、結い上げているだろうか?
(巻十六の三八二二)
【風詠訳】橘の寺の長屋で一緒に過ごした髪を解き放った童女は、髪はもう結い上げたことだろうな。
投稿日:2004/09/28, 修正:2004/10/28
参考文献 『新訓 万葉集』佐々木木信綱 編 岩波書店 『万葉集からだ讃歌』奈良崎初子 徳間書店