2024年のトピックス
(最新ニュース)
▼「THE ART FUCHU 2024」 (10月10日up) 私が生まれ育った街、府中で活動を続けているNPO法人・Artist Collective Fuchu(ACF)が主催する「THE ART FUCHU 2024 暮らしと表現の芸術祭」(地 アート フチュウ)に、11月30日は自身が企画制作している『耳のごちそう』で、12月1日は書家の出岡晃代さんのl企画で参加します。 https://acf-tokyo.com/the_art_fuchu/ この「THE ART FUCHU 2024 暮らしと表現の芸術祭」(地 アート フチュウ)は、府中と縁のあるアーティスト及びアート活動に関心のある市民と、一般市民にとって親しみのある地元の店舗、企業、場所とを結びつけることで、地元にアート表現と鑑賞の場を広げ、多くの市民にアートを身近な存在として捉えることを目的に行われます。そして、こうした人々の自由な創作活動とアートへの関心の高まりによって、府中をアートでおもしろい街になることを目指しています。 今年、府中は府中市が誕生して70年を迎えますが、府中市にも協力したり、協力してもらったり、ACFのスタッフのみなさんはとても努力しています。若い人たちがこうした文化を軸にまちづくりをしていることを、私は心から応援したいと思っています。 ちなみに、10月13日(日)は「市制施行70周年記念 市民文化の日 in けやき並木」の企画運営をACFが担当しています。 そして、「THE ART FUCHU 2024 暮らしと表現の芸術祭」(地 アート フチュウ)は、2024年11月29日(金)~12月8日(日)に、府中市内のアートスポットや店舗などで開催されます。11月24日(日)にはプレイベントも予定されています。 府中市内のあちこちで様々な芸術に触れることができると思います。晩秋から初冬にかけて、ぜひ府中へ足をお運びください。 |
▼CD『Wishing』発売 (4月23日 up) 大泉学園にあるライヴハウス・inFは、このたび25周年を記念して、inFレーベルを立ち上げ、その第一弾として、翠川敬基(vc)&黒田京子(pf)デュオのCD『Wishing』を発売します。 録音されたのは2023年4月15日。お店にて、ライヴレコーディングが行われました。 作品の内容は、全曲、日本を代表するすばらしいパーカッショニスト・富樫雅彦さんが作曲されたもので、このCDは富樫雅彦さんに捧げられています。 収録曲は以下の通りです。 1 Valencia 2 Drum Motion 3 Passing 4 Waltz Step 5 Wishing 6 Bura-Bura 7 My Wonderful Life 8 Spiritual Nature ということで、発売記念企画が5月4日(土・祝)午後3時開演、inF(大泉学園)にて行われます。 “CD発売記念の集い” CD『wishing』 富樫雅彦に捧ぐ 翠川敬基(vc)&黒田京子(pf)デュオ 「第一部」(30分くらい) 店主口上、レーベル立ち上げのことなど 「第二部」(30分くらい) 黒田京子ピアノ・ソロ (残念ながら、現在、翠川敬基(vc)さんは体調を崩されているため、この企画に参加されません) なお、このCDは私からもお買い求めいただけます。1枚3000円(税込)ですが、私に直接お申込み頂いた方には送料無料にてお送りいたします。どうぞお気軽にご連絡ください。 kkyoko@ortopera.com また、ディスクユニオンなどでもお求めいただけます。 https://diskunion.net/jazz/ct/detail/1008835072 |
▼映画『かづゑ的』ライヴとトーク (4月23日 up) https://pole2.co.jp/news/660ea7fd64960a6fb98887e3 本年3月2日に一般公開された、ドキュメンタリー映画『かづゑ的』を記念して、上映館であるポレポレ東中野の1階にあるカフェ、ポレポレ坐にて、喜多直毅(vn)さんとのデュオのライヴ、及び熊谷博子監督やスタッフによるトーク、「めったに聞けない、制作の裏話あれこれ」が行われます。 この映画の音楽では、翠川敬基(vc)さんも演奏しているのですが、現在、体調を崩していらっしゃるため、このライヴは喜多直毅さんとのデュオになります。映画『かづゑ的』の音楽を中心に、ライヴを行う予定です。 また、休憩をはさんで、熊谷博子監督とスタッフによるトークがあります。熊谷監督はかづゑさんを8年間追い続けたのですから、使われなかったフィルムや、伝え足りないことなどが山ほどあることと想像します。このトークも必聴かと思います。 GW前のひととき、ぜひ足をお運びくださいませ! |
▼村上RADIOで (3月2日 up) 作家・村上春樹さん、自らがディレクターとなり、毎回、テーマに合わせて選曲されているラジオ(東京FM)の第59回放送(2024.2/25)の番組では、「すべて日本語の歌詞」という特集が組まれました。ちなみに、村上さんがこのように日本語の歌詞のみ、という特集を組むことは非常にレアだそうです。 https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/ この番組内で、歌手のカルメン・マキさんが歌う「ふしあわせという名の猫」がとりあげられました。 この歌はCD『ペルソナ』(2009年/ZIPANG PRODUCTS)に収められているもので、CDでは「ふしあわせという名の猫」の前に、マキさんの朗読による「真夜中の花」が付いています。 https://www.youtube.com/watch?v=D-5wAUffQDE CDには演奏者として太田惠資(vn)さん、ゲストとして吉見征樹(tabla)さん、佐藤芳明(accordion)さんが参加されているのですが、この曲だけ、私とのデュオで収められています。 なお、このCDは以下のサイトからお求めいただけます。 https://www.zipangu-label.com/product/28 この放送があった後、何人かの方から「流れたよ」と連絡をいただきました。それで、とても久しぶりに自分でも聞き返してみました。そっか、もう15年も経ったのか・・・なんだか感慨ひとしおでございます。 この番組の公式webには、村上さんが実際にラジオで話された言葉が掲載されているのですが、それは以下の通り。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ カルメン・マキさんが「ふしあわせという名の猫」を歌います。この曲は浅川マキさんの歌であまりにも有名ですが、今日はカルメン・マキさんの歌で聴いてください。同じマキさんですが、雰囲気がけっこう違います。バックの強力なピアノは黒田京子さんです。 2009年の録音、作曲は山木幸三郎、作詞は寺山修司さん。歌詞が胸にじわっと浸みます。こういう歌詞ってなかなか書けません。(ニャア~) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ なにせ、その著書『風の歌を聴け』はもとより、『1973年のピンボール』、『羊をめぐる冒険』、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』、『ノルウェイの森』、『ねじまき鳥クロニクル』といった小説を、私はほぼ同時代的に享受しました。自宅の本棚の一段は村上春樹さんの単行本の背表紙で埋まっています。そして、当時、その文体や語り口に非常に新しさを感じ、夢中になって読んだことを思い出します。太宰治の小説を初めて読んだような感覚に近かったかと。 とりあげられた理由はおそらく寺山修司さんの歌詞によるものと想像していますが、特に朗読の部分から聞き返すと、マキさんの声と世界観は実に深く、誰にも醸し出せない雰囲気があるとあらためて感じました。強力なピアノかどうかはともかく、シンプルにちょっぴりうれしいです。自慢話のようなことはあまり好きではないのですが、まあ、たまにはいっか、ってなことで。 |
▼ドキュメンタリー映画『かづゑ的』一般公開 (2月26日 up) ドキュメンタリー映画『かづゑ的』(熊谷博子監督)が、2024(令和6)年3月2日(土)から一般公開されます。全国展開するようですので、東京のみならず、多くの方に足を運んでいただけたらうれしく思います。どうぞよろしくお願いいたします。 公式web https://www.beingkazue.com/ 特報(1分) https://youtu.be/N7lc9sDhRhs 宮崎かづゑさん。 10歳の時から長島愛生園(ハンセン病療養所)で生きてきた、その人生、生き様が、主にご本人へのインタビューを中心に丁寧に構成されたドキュメンタリー映画です。 「生きて、在ること」、また「生き続けること」の意味や重さ、深さを感じられる映画になっていると思います。119分の長さですが、おそらくそんなに長く感じられないことと思います。 これまでお伝えしてきたように、私はこの映画の音楽を担当しました。演奏は喜多直毅(vn)さん、翠川敬基(vc)さんにお願いし、昨年(2023年)2月初めに、立川にあるチャボヒバホールで録音しました。 映画全体から見ると、音楽の割合は少なめかと思いますが、ともあれ、映画の中で使われている音楽はすべて書きおろし、作曲、編曲は私が行いました。また、エンドロールには喜多直毅さん作曲「残された空」が流れます。この曲を使わせて欲しいとお願いし、喜多さんにはヴァイオリン、チェロ、ピアノに新たに編曲を施していただきました。 また、録音の際には、チャボヒバホールのオーナー・小峰さん、エンジニア・市村さん、サウンドアドヴァイザー・四方さん、ベーゼンドルファージャパン(調律)・津田さんにはたいへんお世話になりました。 多くの人に観ていただきたい映画です。ぜひ足をお運びください! |