8月
はちがつ


8月1日(火) キャラメル

ふなっしーがゆるきゃらたちを集めて、バンドを結成!その名も“キャラメル”。

どうやら音楽の中身はヘビメタらしい。ヴォーカルはふなっしーがつとめているが、ま、そう上手くはない(笑)。が、ギター、ベース、ドラムスはなかなかのもので、着ぐるみをまといながらの演奏は相当ハードだと思う。

このニュース映像のなかで話しているふなっしーは、相変わらず、ウィットがきいている(笑)。

うーん、しかし、歌は上手くはないかなあ。ま、上手くなくてもいいんだけれど(苦笑)。
以下は、新曲の「アルクナシ」(8/2発売)
https://www.youtube.com/watch?v=PNhnmBTdQsM


ちなみに、現在、走っている新京成電鉄のラッピング列車「ふなっしートレインの出発式のダイジェスト映像はこちら。




8月2日(水) もみのきの会

小川桃子(声優)、坪井美香(女優)、森下典子(エッセイスト)、黒田京子(音楽家)。この4人の名前の最初の文字をつなげた「もみのき」の集まりが昨晩あった。

この4人はもともと朗読と音楽の催しで出会った。桃子さんを除いた3人はほぼ同年代だが、なぜか妙に気が合って、ときどき会ってはいろいろな話しをしている、いい仲間だ。なんだかいつも女子高生気分になる。ともかく、みんな、それぞれとってもユニーク。

現在、全員が親の介護をしている。また、それぞれ様々な問題や仕事を抱えている。でも、こうしてたまに会って話すと、とても励まされる。大人になってからの、利害関係のない女ともだちは大事にしたいと思う。




8月4日(金) 準備

来週の二台ピアノによるコンサート『くりくら音楽会』のために、正午に池袋で待ち合わせて、阿部篤志(pf)さんと打ち合わせ後、リハーサル。

借りたスタジオには、当然、グランドピアノが2台あるのだが、おそらく調律したばかりだったのではないだろうか、これがなかなか良い響きだった。また、阿部さんの音色が美しく、2人の奏でる音が豊かに聞こえてきた。

実は、正直に言うと、自分自身、ピアノ2台はちょっとtoo muchと感じていたところがあるのだけれど、今日のリハーサルではそんな風には微塵も感じなかった。なんだか本番がとても楽しみになった。

その後、夜の打ち合わせまで時間があるので、1時間ほど待った後、2時間ほどスタジオを借りて映画音楽の作曲に専念する。やっと3曲ほど書けた。

夜は、来月、永井ウイメンズクリニックで行うコンサートの打ち合わせ。『セロ弾きのゴーシュ』はセロがヴァイオリンに替わって、喜多直毅(vn)さんは大活躍するお話しに。どうぞお楽しみに。みなさま、お時間がございましたら、一部も二部も聴きに来てください。




8月5日(土) 準備

午前中、市内の特別養護老人施設に見学に行く。昼食時、外国人労働者が1人いた。やはり介護の現場に外国人も入ってきているのだなと思う。笑顔がとてもすてきな女性だった。

夕方、来月に行われる、朗読、舞踏、音楽の公演『黒夜』の打ち合わせ。これは「くろよる」と読むらしい。

以前からときどきオファーを受けながら、スケジュールの都合でお引き受けできなかった、舞踏家・黒田百合さんから声をかけていただき、やっと参戦できる催しだ。

主題は小泉八雲による、怖い女性たちの話・・・。脚本家の視点が明確で、台本もしっかりしていると感じる。

会場は、両国門天ホール。・・・なので、これは公演前にお祓いに行ったほうがいいと、真面目に思い始めている(苦笑)。

そして、音楽は、百合さんに明確なイメージがあり、シベリウスなどの曲を提案されている。基本は即興演奏になるが、私は久しぶりにクラシック音楽の譜面をちょっとさらうことになるだろう。

この公演の稽古は9月に入ってから本格化する。いい内容のものにしたい。




8月8日(火)&9日(水) くりくら音楽会vol.10

二夜にわたって行われた二台ピアノのコンサート『くりくら音楽会vol.10』、無事終了しました。

今回は火曜日と水曜日で、ピアノの配置を変えました。実際、ピアノは動かすと調律が狂うという理由から、調律後に楽器を移動させることはほぼしないし、できない会場が多いと思うのですが、今回は出演者と相談のうえ、セッティングが前日とは大幅に変わりました。

楽器は、もともとホールにある小型のスタインウェイ、もう1台は担当調律師さんの工房から運ばれてきたヤマハで、ヤマハのほうがほんの少し大きいものでした。その楽器の音色が全然違います。もちろん、演奏者によっても、音色は大きく異なります。

楽器の響き、演奏者のタッチ、ピアニストの椅子の高さ、演奏する姿などなど、いろいろな楽しみ方ができるコンサートになっているかと思います。9日に演奏した伊藤さんと南方さんの椅子の高低差は、おそらく20cmはあったのではないかと思います。そして、各ピアニストの性格もけっこう出るものだなあと、私はちょっと思ったり。

また、それぞれの組の演奏は、それはもうすばらしく、かなりそれぞれでした(笑)。確か4ビートのジャズを演奏した組は一組もなかったと思います。そんなこたあ、どうでもいいのです。それくらい個性あふれる4組の演奏になっていたと思います。音楽の内容や方法論も、それぞれ、全然違っていたと思います。

私、個人的には、1人1人のタッチや音色に、やはり耳が奪われました。そして、どんな世界を届けようとしているか、呼吸などを聴いていた感じでしょうか。

『くりくら音楽会』自体は今回で10回目を迎えていますが、二台ピアノによるコンサートはまだ2回目。でも、なんとなく、“両国門天ホール 夏の二台ピアノ”が定着しつつあり、この『くりくら音楽会』も膨らんでいっている気がしています。今回は、二夜連続、足を運んでくださったお客様も数名いらっしゃいました。両国門天ホールと共に、企画、制作、主宰した私としては、相当お楽しみいただけたのではないかと、勝手に思っています。

また、今回は、9日のコンサートに、栗林すみれさん、栗田妙子さんのお2人は聴きに来てくださり(前日演奏していただいた阿部さんは仕事の都合で来れませんでしたが)、この『くりくら音楽会』の目的でもある、ピアニスト同士の交流ということもできたような気がして、私はうれしく思っています。

さらに、濃密な二日間の終わりに、打ち上げパーティーもその場でできる、というのが、両国門天ホールの良いところではないかと思っています。お客様と、またピアニスト同士、こうしたコミュニケイションをとれる場と時間を創ることができるというのが、やはり、黒崎さんがずっとやってこられた「門天ホール」ならではないかと私はあらためて思っています。

かつて、門仲に門天ホールがあったときに、その廃止阻止運動に深くかかわった私ですが、その後もこうして、代表者・黒崎さんと良い関係を保ちながら、共同主催のコンサートを行えていることを幸せに感じています。

ともあれ、超蒸し暑い中、お越しいたいだいたお客さま、両国門天ホールの黒崎さん及びスタッフのみなさん、そして最後に、出演いただいたピアニストのみなさんに、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。





上記写真は、左から順に、石田幹雄、栗林すみれ、栗田妙子、南方美智子、黒崎八重子、伊藤志宏、佐藤浩一(敬称略)、座っているのは黒田です。
ピアニストばかり、なかなかこんな風には集まれないかなあ(笑)。






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