ほ乳について
ウサギの母親は、もともと人前でおっぱいをあたえません。
以前、夏休み中にホームスティ先の家庭でお産をした時がありました
ケージの中で3匹の子を産んだのですが、親は犬や猫のように
子どもにお腹を見せておっぱいを飲ませると言うところは見せませんで、
それどころか 子どもがお腹に近づくと寝そべったまま足で子どもを
遠くに追いやる(蹴る)ように見えました。
ケージをもう一つくっつけて、親はどちらのケージにもいけるように
入口を付けておき、手で触らないように、ビニール袋ごしに、子どもを拾い
洗いざらしの木綿のメリヤスに乗せて、元々のケージの中にくるんでおきました。
(親が用意していた胸の抜け毛のベットを、この方はすっかり掃除機で吸い取って
いましたので、メリヤスが必要でした)
親は別のケージで休んでいました、(床が金のケージなので、新聞紙を4分の1の
大きさにたたんだものを、ケージの片隅に敷きました、足を痛めないためです)
しかし、次ぎの日、子どもはうっすら毛が生えて白くなっていました、つまり
ウサギは夜中に母乳を与える習性で、日に一度と言われています。
つまり親が安心してこもれる場所を確保すれば良いと思います。授乳中の
親には
たっぷりの水と餌を与えます、ミルクにとられるからです。
しかし、すでに子ウサギを連れてきてしまった場合、
動物病院で猫用ミルクを買って下さい。
牛のお乳、あるいは人用のお乳では育ちません。ウサギのミルクは3倍くらい濃いいのです。
また、ミルクを調整したら、(温度は人肌ですよ。肘の内側に落としてみて、熱くない、
冷たくない温度にしてください)、温度が下がらないように湯煎で暖めながら、それを少し
づつスポイトで飲ませてください。飲んだ後は口の周りを温かいぬれティシュウで綺麗に拭き
取ります、親は舐めてやります、ほっておくと皮膚病になります。
なお、ミルクの飲み残しは、必ず直ぐに捨てること。温かく、しかも口を付けたミルクは直ぐに腐敗しま
す。そのために腸炎を起こして死ぬことが多いです。人の赤ちゃんと同じです。
なお、スポイトは、つかったら直ぐにぬるま湯で何度もすすいで、すっかり綺麗にし
て、最後に熱いお湯をすっては捨てて、3回くらい繰り返して、乾燥するように
下に水が落ちる角度で置いて、次ぎの使用の準備をして下さい。
特にほ乳瓶用の消毒薬を使わなくても、毎回このようにしてください、
(私の子どもにもこのようにミルク瓶を扱いました、)
飲ませる回数は、眠っていた子ウサギがムジムジと動き出したら、
尿や便をさせて(親の気分になって、お尻をティッシュでそっとなぜてください、
風があたるような感じかもしれません。あるいはちょっとお湯でぬるくした
ぬれティシュで軽く触って下さい)その後、ミルクです。
一日に何回、とういより、ウサギの様子で与えて下さい、子どもと同じです。
お嬢さんは このことを通じて、将来の子育ての基礎体験をなさるだろう
と思います。親御さんも一緒に可愛がって下さい、科学的に対応しながら
保温について
ムートンでつくった室内履きの中に入れて育てた例が
いちばん良かったです。
なお、お近くに獣医師がいたら、そのかたに聞いて下さい、
試して沢山だめにするより、確かな知識に基づいてそだててくださるように
お願いします。
あるいは地域を教えて頂けましたら、支援するように獣医師さんにお願いしてみます、
学校で、ウサギがお産を繰り返すことは
いろいろな意味で 問題をはらんでいます。
[2006/06/10 21:11:38]