記事タイトル:全国学校飼育動物研究会の設立総会・シンポジウム終了報告 


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お名前: 中川美穂子    URL
@8月29日 皆様のご協力とご支援により
    「全国学校飼育動物研究会」の設立総会を無事終える事ができました、

会長には、聖徳大学人文学部児童学科教授 宮下英雄さんがなられました。 

 運営委員
  唐木 英明  日本学術会議会員/東京大学名誉教授                               
  桑原 保光  群馬県獣医師会学校動物愛護指導委員会委員長                                                
  小林 道正  東京学芸大学附属小金井小学校副校長                                        
  嶋田 安民  西東京市青少年問題協議会委員副座長                                        
  高橋 信子  川崎市立野川小学校教諭                                        
  竹内 一男  玉川大学教育学部教授                                            
  武  倫夫  群馬県教育委員会高校教育課指導主事                                        
  塚田 俊雄  千代田区立お茶の水小学校校長                                                
  中川 美穂子 全国学校飼育動物獣医師連絡協議会主宰/
         お茶の水女子大子ども発達教育研究センター客員研究員                                    
  鳩貝 太郎  国立教育政策研究所総括研究官
  無藤  隆  白梅学園短大学長/お茶の水女子大学客員教授               
 シンポジウム参加者 約250名、内訳は教育関係123名、獣医関係85名、他保
護者や小学生、愛護関係、報道陣などで、沖縄から青森まで 台風の中、集まってく
ださったことは感激でした。

 唐木先生は、脳の発達の話から、親の愛情と教育によって「本能的欲求の暴走を抑制
できる」「その教育の中に動物との関わりも必要だろう」と話されました。

 桑原先生は、飼育の現状への疑問と対応法を「子どもを育てるなら群馬県」との県の
モットーを元に行われている群馬県の動物介在教育の現状を報告されました。その中で、
「飼育には基準が必要」と話されました。

山崎先生は、担任として飼育担当になって当初とても困ったけど、子どもと動物の関係
を知り、飼育を一単元だと考えていたが 「学級運営、人格教育、人権教育、科学教育
など」全般に効果があることに驚き、結局校内研究の人権教育に動物飼育を位置づけた
とお話になりました。

森田先生は、教室内飼育の6年間の活動の実際をお話になり、集団で飼育するからこそ学
べたことを具体的に示され、教室内飼育が十分に教育に活用できるし効果的であるから続
けていくと話されました。

 なお、山崎先生も森田先生も、獣医師と保護者の支援があってこそ、丁寧に実践できる
ことと報告しました。

会の後、教育関係者からは驚きをもって、飼育を見直したと、
また、獣医師からは こんなに重要な事に関わっているのだという感想を頂いてます。

当日の資料として用意した配付資料の他に日本小動物獣医師会がH16年度の委員
会報告書を250部提供してくださいました。 
 
 なお、講評は嶋野主任視学官が、台風の影響で急遽 日置教科調査官にお任せになり
ましたが、台風がひどすぎて予定が変わり時間ができたと、嶋野先生がわざわざ総合討
論に立ち寄ってくださいました。
 日置先生の講評は別にご報告しますが、嶋野先生も最後の締めにご挨拶して下さり、
「自分は日置先生に講評をお願いしたのでここにいる必要はなかったが、来てしまったの
は、この研究会に将来の希望を見いだしている」からであり「十分に期待に沿う内容であ
った」と話されました。

今回のシンポジウムは盛会でしたが、研究会としての活動はこれからです。教育関係者
が大勢関わっておられるので、「獣医師や保護者のサポートを得て行われる、学校での
「心情をともなう丁寧な飼育」」が、広がっていくような気がしております。

 いただいたメールから 少しだけをお届けします  中川美穂子
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 大成功ですね。私もほっとしました。 
 継続こそ期待に応えることでしょうね。無藤 隆
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またこの活動にこんなに熱心な方々がこんなにもい
らしてほっとするやら 刺激になるやらの一日でした。
また文科省の先生もお話が頂けて心強い思いでした。
この会が益々進化することを願ってやみません。 東京都獣医師会の委員
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台風の影響で飛行機が遅れ1時に開場入り致しました。
日帰りだったため、話あいに参加できずに無事沖縄に戻って参りました。
皆様の熱い気持ち早速学校飼育動物委員会にて報告致します。 沖縄県獣医師会委員
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たくさんの参加者があって大成功でした。
これからが本番という気持ちでがんばっていきたいと思います。
実践を積み上げていくように、校内の先生方にも働きかけていきます。
まずは、お礼を言いたくてメールをさせて頂きました。国立附属小副校長
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会長になられた宮下先生はじめ嶋野先生とかご一緒に仕事をして存じ上げている
方々ばかりでした。
 それにしても唐木先生のお話はすごかった。
顔が非対称のものを動物は不快に受け取るようになっているから,それを理性で
押さえる必要があるということは,教育に関わる者はそうだと知っていても言え
ないです。でも,本当なんでしょう。  国立附属小 教頭
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 (中川)唐木先生は、脳の発達という観点から、
 親の愛情と教育が もって生まれた本能的な欲求を追求する「脳の暴走」を抑制さ
せる、と言う話を なさったのだと思います。また最近のひどい事件を起こす子供達の
大脳の発達に異常が見られのは分かっているともお話になりました。

各先生の話、また討論内容について勉強になったと、特に教育関係者の皆様から感想を
いただいておりますが、

後ほど、会員の方にはこれら講演内容、討論内容を収録した会誌(テープ起こし中)を
 お届け致します
 (現在の会員数220名)

学校飼育動物研究会事務局  中川美穂子 
 http://www.vets.ne.jp/~school/pets/siikukenkyukai.html


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お茶の水女子大学 子ども発達教育研究センター 客員研究員 
日本小動物獣医師会 学校飼育動物対策委員会 (動物介在教育支援)副委員長
社)日本獣医師会 学校飼育動物対策委員会 副委員長 
                          
   CAS主宰        中 川 美 穂 子

   電話 0422−53−7099  m-nakagawa@vet.ne.jp
       「学校飼育動物を考えるページ」
      http://www.vets.ne.jp/~school/pets/
         全国学校飼育動物獣医師連絡協議会(CAS)
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[2004/09/04 02:17:29]

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