中学校のときの担任に、「学校飼育動物と生命尊重の指導」を読んでいただいた
ところ,感想をいただきましたので、ご了解を得て御知らせいたします。
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中川美穂子様
このたびは、力作「学校飼育動物と生命尊重の指導」おおくり頂きありがとうござ
いました。厚く御礼申し上げます。
私が現職の時、この本を読ませていただいたならとの思いを強くしました。第3章
「学校飼育動物の現状と課題」で指摘されたことは全て、ずばりでした。小学校長
の時、動物飼育について関わりを持たざるを得なかった時の事が思い出されます。
犬に進入されて、兎が全滅したこと、土の中に生まれたばかりの兎の死骸を発見した
ときの事、長期休暇中飼育当番が休んで餌を与えられなかった時の事、冬場、餌集め
に奔走させられた事、飼育舎の改築に携わった時の事等、あげればきりがありません
。今考えてみれば無知と言うか無謀と言うか、反省させられる事ばかりです。是非こ
の本が、学校現場で読まれ、生かされる事を願ってやみません。
我が家ではインコを飼って21年になります。この間病気一つしないで元気に
しゃべり捲っております。ただ、私には絶対服従ですが、家内に対しては、今なお威
嚇し、かかっていきます。世話してもらっていながらとの思いを強くしております。
前に飼っていた犬の死に直面した時の悲しみから、鳥には、犬みたいな感情表現がな
いと思い、飼ったのですが、長年飼ってみて、そんな訳には行かない事を実感してお
ります。
本当にありがとうございました。現職の先生や子供達にも会う機会がありますので、
その都度、学校における動物飼育について意見の交換などをしていきたいと思ってお
ります。
これから、寒さも一段と厳しさを増して来ると思います。どうぞ御身大切にお過
ごし下さい。益々のご健勝とご活躍をご祈念申し上げ御礼に代えさせて頂きます。 敬具
小室節雄
1月10日
[2004/01/15 10:21:11]