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お名前: 中川美穂子
記藤様
過密飼育がいけないと言われています。
糞の中にウイルスはでますが、
低病原性のウイルスが 次から次へと隣、また同じ鶏舎の鶏に感染しているうちに
高病原性のウイルスに変異するそうです。
臭いすなわち糞が舞い上がっている状態ですので、
それへの対応は大事ですが、一鶏舎に千羽も飼っているので、
糞の対応は難しいでしょう。
少ない飼育だと 国民が安い卵を食べられないかも知れないし
経済活動とないまぜになるから 困難だと思います。
その意味で 学校のチャボたちは 問題が少ないと
言われています。
[2007/05/03 18:09:02]
お名前: 記藤
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鳥インフルエンザの報道やこんなに発生していますと統計はありますが,発生する
原因や対策が明確では無く,安全性についても確信がありません,原因に成るかど
うかですが狭い場所にすし詰め状態で,閉鎖された中で飼育して,空気はにおいで
汚染されている状態では病気が発生してもおかしくないと思いますが?,においを消し
環境改善を行うことが病気発生防止の第一歩と思いますが如何でしょうか。
[2007/01/20 06:25:52]
お名前: 中川美穂子
金沢様
ご丁寧にありがとうございます
ぜひ、皆様のネットワークに流していただき、
一般の人にとっては、恐いものではない、とお知らせ下さい。
鳥を飼っている人には、とても恐いです。
その恐怖の上に、ご近所が白い目でせめますので、今、とてもかわいそうな状態
です。家で、アヒルを可愛がっているお子さんが 学校で虐められるとの話もあります。
[2004/03/11 09:52:15]
お名前: 金沢
中川美穂子さん、シリカさんとても詳しい回答、ありがとうございます。
正直、マスコミ
とか世間一般の興味、飛びつき、不安等で騒ぎ立てる姿勢が目障りに感じる反面、私自身の
無知さを恥ずかしく思いますが、恥を忍んでここで質問させて頂き、答えを頂いて嬉しくお
もいます。
ここで説明して頂いた内容が報道して行ける日本になってほしいものです。
「汚染物品の埋め立て」について少々間違った見方をしていたかと思います。
「ビニール」という物質からして眉をひそめるような次第でして、、これではマスコミに
踊らされて騒ぐのと何ら変わりないですね。
今回は鳥インフルエンザと言う題目で投稿しましたが、核燃料やゴミ(一般廃棄物)、生活
廃水等様々な環境問題、焼却設備、迅速性といった問題もこれから更に考慮していかなけ
ればならない課題ですね。
今回はウィルスの種類、死滅温度まで大変参考になりました。
有り難うございました。
[2004/03/11 03:09:52]
お名前: シリカ
別の観点からの見解になりますが、もっとも大きな理由は、「迅速性」と「汚染物品の
移動を防ぎたい」だと思います。
そもそも、汚染物品の処理は「家畜伝染病予防法」に関連して定められたものがあるので
すが、この法律そのものが、アメリカのものを引き写して作成されていますので、「埋去
と石灰散布」が主体となっています。
もとより、焼却処分が望ましいのは御指摘のとおりなのですが、中川先生が述べられてい
るように、焼却施設が足りませんし、またそこまで運搬して、再度埋去する場所まで運ぶ
必要があります。これこそが、ウイルスを拡散させてしまう可能性があって、それは避け
たい、時間がかからず(現実にはかかっていますが、これは量が多いためです)、早急に
処理できる方法が望ましいということになるではないでしょうか。
# 完全な焼却にも相当な時間が必要となります。
ビニールは本来は必要ないと私は考えますが(規定の上からも、従前の例からも)、日本
は国土が狭く、また地下水の水位も上方にあります。
アメリカのように埋めて一件落着とはいかず、地下水汚染ということを周辺住民への理解
を求めるために配慮した要素が大きいように推測しています。
必要以上に大勢の人間を他の部署から集めたりして、処理を急いでいますが、もともと、
この病気は人間にとっては、恐い病気ではありません。
マスコミがイベントとして扱って、不安を拡大しているのが恐怖の実態なのです。マスコ
ミが行政や農場の危機管理不足を指摘したり、認識不足を追求したりするので、関係者が
一様に神経質になってしまっているのです。
問題の農場の会長さんも、養鶏業界から責められるだけのことはしていますが、それも家
畜伝染病予防法の範囲での責任にすぎません。御夫妻の命をもって責任をとるべきことが
らではありません。
いままた、あらたにカラスや野鳥という標的を得て、スケープゴートの追求が始まってし
まっていますが、このマスコミの姿勢にこそ問題があります。
養鶏業界にとっては、由々しき問題なのですが、決して、一般の方達が不安を感じなくて
はならない疾病ではありません。
人間のインフルエンザの方が感染率も死亡率もずっと高いのです。
無関心で良いとも申しませんが、実害はないはずなのです。健康上の問題として注意しな
くてはならない疾病は他にあると思います。
家畜伝染病予防法にかかわる内容であれば、これは質問先は、農林水産省畜産局の衛生課
が所管しています。本来であれば、そちらに説明責任があります。
[2004/03/10 12:02:05]
お名前: 中川美穂子
金沢様
以下は家畜衛生と公衆衛生の方のご意見も入っています
まず、ウイルスは生きた細胞のなかでしか生きられません。
ただウイルスが鎧みたいなカラをかぶっており、これが強いのと
普通のがあります。犬のパルボウイルスのような強いのもたまにはいますが
これはインフルエンザで、普通の強さです
なお、高病原性というのがついていますが、鶏に対して高い病原性をもっている
という意味です。人への高病原性という名前ではありません
「京都でのカラスへの感染について」と言う欄にある程度書かれていますが
このウイルスは、
感染した鳥が病気になって2から4日にウイルス排出量が一番多くなる
(鶏は直ぐに死にますので、それ以上は排出できません)
排出は、咳やくしゃみではなく、排泄物にはいります
今回、カラスが感染して潜伏期から死亡まで10日くらいかかっている
感染カラスが生きていても、体内のウイルスは10日くらいで消滅する
(つまり我々のインフルエンザと同じです 人にうつす時期と言うのがあります)
ウイルスの強さは普通で
75度1分の加熱あるいは、56度30分(o-157などの細菌と同じ)で死滅
(蛋白質つまり、お肉が煮えちゃう温度です。ウイルスも私たちと
同じタンパク質からできています)
酸によわく、逆生石鹸で消毒ができる
また、 中性洗剤でも殺すことができる(鎧が溶けてしまうそうです)
(小屋の消毒にはむきません、生体には毒ですから。器材を洗うとき使って下さい。洗剤です)
20度の土の中で4日くらいしか生きられない、つまり死んだ体内でもこの条件です
(今は寒いので、冷蔵庫に入れるようなので、もう少し長いでしょうが、
ウイルスが感染力を保つように生き続けるのにはマイナス20度から70度
の冷凍保存が必要です)
つまり、日本の土の中にうめておけば、ウイルスは死滅するわけです。
毒物ならいつまでも毒ですが、ウイルスは生物で、毒物ではありません。
ビニールに包むわけ
感染源の鶏をそのままにすれば、カラスや猫が食べる危険があります
作業するときに、袋にいれておかないと人への影響があります、
埃や塵など飛びちりますし、運びやすい大きさにする必要があります
ビニールに入れるとき消毒薬をかけた鶏をいれていますが、動物についている
小さな虫も飛散しないようにしています。
ビニールにいれて密封すれば、中の温度があがり、ウイルスを殺すのに都合が良い
ビニールの中で腐敗すれば、PHは酸性に傾き、それでもウイルスを殺すことができる
以上、2重、3重に安全を考えています
穴をビニールシートで底を囲むについて
一般に廃棄物を穴にうめるとき、ビニールシートで囲います
これから動物が腐敗して自然に帰るのですが、量が多いので、早い時間に
自然界に水分などが多くしみ出ることを防いでいます(病原性はないのですが
水源が近くにあると水がよごれるでしょう)
ビニールシートが破損するまでには長い時間が必要で、そのうちにより自然に
近い形(土)になるので、環境への影響を抑えられる。
上に2メートルの土をかぶせることで、表にあらわれないよう
肉食獣が食べないようにしている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
なぜ焼却しないか
十数羽なら焼却するでしょうが
25万羽もの鶏を焼く施設を確保できないことです。また、手間、費用も大変
なものでしょう。
メリット デメリットを考えて、最善の方法を採っています。
[2004/03/10 11:13:31]
お名前: 金沢
疑問に思う事が沢山あるのですが、ニュースの映像で、感染した鶏、または感染の疑い
のある鳥に対して穴を掘り、ビニールシートの様なもので隔離して埋めている光景を目
にします。
何故”焼却”という対策をしないのでしょうか?
ダイオキシン、もしくは別の環境問題への配慮といった主旨なのでしょうか?
もしそうであるならばビニールと一緒に土に埋めるのが最善、と言う理由も是非うかが
いたいものです。
新聞、ニュース番組などでそのたぐいの環境問題についての記事を見逃しているようで
したら、どなたか詳しい方是非お答えして頂けないでしょうか?
また、この
ような疑問についてどこへ質問していいのかも知りません。
[2004/03/09 13:26:36]
このテーマについての発言をどうぞ。
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