記事タイトル:奈良:学校の動物飼育支援をしてきた獣医師たちが打ちのめされています 


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お名前: 中川美穂子   
平成18年度から、か、
奈良市と獣医師会が契約をしたようです。

 もう何年も獣医師さんたちは、市内全校を何度も回って
 必要なことをしてきましたが、奈良市も認めたということでしょう・
[2006/11/05 19:30:12]

お名前: 中川美穂子   
奈良県その後

 先日の三本先生の嘆きに対して、先月現地で皆様と懇談してきました。

 今回の奈良の事業内容は、学校への飼育支援に関して、衛生課と教育委員会が
関わり促進するという形ですが、多分多くを担うであろう獣医師会とのとりきめ
がないなどが、問題でした。
 
「獣医師会内部、また各方面との話あいが不足していたのではないか」と言うこ
とになり、獣医師会は内部での勉強をしながら、再度役所との話あいを持つ方向に
なりました。
それで、来年2月8日に日本小動物獣医師会が、獣医師会内部の勉強会を開催し、鳩貝
太郎文部科学省総括研究官と私とで、お話に行くことになりました。

 奈良県獣の三本先生達の委員会の皆様の実践があって、2月の国会質問、そして文
科省の飼育マニュアル発行に至ってます。 
 大臣はじめ文科省のかたがた、特に嶋野視学官は、以前からご心配なさっておられ
たので、2月の講習会開催を「良かった」と喜んでおられます。
[2003/11/09 08:46:29]

お名前: 中川美穂子   
パンフレットは素敵な内容です
三本先生たちが 子ども達からもらった手紙が「助けを求める手紙」「訪問後の感謝の
手紙」としてちょっと紹介されています。またイラストは彼らが行ってきた
活動を子ども達や先生の様子を絡ませながら 楽しい絵にまとまっています。

ちゃんと奈良県、奈良県獣医師会と奈良県教育委員会、奈良市の協力で作
られていることになっています。

ただ、 学校が相談する窓口案内として、全保健所が列記され
其の後に県獣医師会の電話番号がひとつだけかかれているので
 明らかに保健所のお仕事なのだろうな、と思える仕様になっています。

しかし、獣医師会が協力しなければ成り立たない事業だと思いますので
ちょっと、再考の余地があるだろうなと思うわけです。

今、お互いに話あいが不足しているのではないかとの見地に立って、
検討しているようです。
学校が今までとおりの獣医師の支援を受けることができ、
なおかつ県と獣医師会の両方が納得できるような形に進めばよいと思っています。
[2003/10/25 00:00:17]

お名前: たま   
この事業の大きなポイントは
継続と言うことではないのでしょか。
行政だけの力ではおそらく継続と言うことは困難なことだと思います。
奈良県の小学校を一通り回って「はい終わりました」と言うことではないと思います。
衛生課は1順するということである程度の評価を自分たちが得るいうことに満足するつもりなのでしょうか。それは虫が良いのでは・・・・
 
 三本先生たちが作成されたパンフレット・・・
ぜひ拝見したいです。
 そこには獣医師会のお名前がないとのこと・・・
どうしてそんな風に分けたがるのでしょうか
衛生課の考えが変わったのでしょうか?子供たちと動物は置き去りです・・・
[2003/10/24 09:09:58]

お名前: なお   
教育長さんや 議長さん 知事さんなどに お知らせできたら・・
[2003/10/24 01:45:24]

お名前: tora   
黒子になるのは、行政ではないでしょうか?!
連携を助け道筋をつけ、水はけを良くするのが行政の仕事だと思います。
何か勘違いしておられますね。(衛生課は・・・)
正しい評価は必要です。当然です。
 美味しいとこ取りでは所詮続かないのではないですか。
子どもと動物をきちんと見るべきです。
 トップの考えはどうなのでしょう?折しも知事選ですよね・・・
[2003/10/23 17:37:33]

お名前: 福島県の父親   
非常に残念なお話しです。

今まで全く何もなければ別です。
でも、長年努力されてきて、しかも
保健所とも協力されていたのに、それは一方的ですよね。
「それは申し訳が立たないだろう」と衛生課の人間は思わないのでしょうか?
山梨の例を伺うと、違うなぁと思われます、

教育委員会と衛生課と、縦割りのまま進んでいるという感じです。
これをもって“学校飼育動物”を謳われるとの形だけでないことを祈ります。

これとは別個に、本来の活動に新しく予算が付くなどの“形”ができるなら
まだいいわけですよね。
つまり、「似たような事業だけと目的も作業も全く違うもの」と
みんながわかって進むなら望みはありますよね
教育委員会に頑張って欲しいです。
[2003/10/22 23:44:25]

お名前: 愛知県の教師   
三本先生が嘆かれておられる通り、今回の奈良県の方針は
今まで開業獣医病院長さんたちが積み重ねてきた好意と努力を
踏みにじる、あまりにもひどい仕打ちだと私も思います。

獣医師会の皆さんが行政の支援を求めたのは確かにその通り
でしょうが、県はその真意を曲解していると私も思います。

学校獣医師の制度について、西東京市の実例を報告してい
ただいたので、具体的なイメージをもつことができました。
ありがとうございました。
[2003/10/22 23:40:17]

お名前: うさぎの乳母   
メールを拝読して驚きました。
現場の先生方の驚愕と失望は想像を超えるものだと思います。

今の子どもたちの回りでカゴに入っていない動物と触れあい
その生き物の温かさを伝えてくれた感動は、きっとお話をして
くださって先生方のお顔とともに子ども達の胸に残っていると
思います。

これからの進展も幾多の心労が重なるかも知れませんが
どうか頑張ってください。
学校の動物飼育で心を凍えさせてしまった親としてお力添え
ができないのが情けないのですが、心よりエールを送らせて
いただきます。
[2003/10/21 00:55:34]

お名前: 中川美穂子   
しかし、県衛生課も県獣医師会の重要構成部分だと思います。
   
   また、三本先生がたが、学校に関わって子ども達からいただいた手紙や
この委員会のやってきたことをベースにした(奈良県、県教委 奈良市、と社)県獣医
師会作成)
学校向けの
「元気ですか?学校の動物たち そして子ども」というパンフレットを
見ました。
三本先生は資料をだして一緒に作っており、それで私に少し送ってくれたのですが

しかしこのパンフには
学校に対する連絡先として 県内全(7箇所)保健所と県獣医師会の電話番号が書いてあります。
 県獣医師会の学校飼育動物委員会の電話番号は載せていませんでした。


 
 
 
[2003/10/19 10:11:19]

お名前: 中川美穂子   
@奈良の動物病院院長達の努力が 無視されました

 奈良は、県獣の委員会の三本先生たちが 頑張って学校を支援しています
 連携事業はまだですが、県教委に報告しながら、すこしずつ進んでいるようでしたが
 しかし、先日、下のようなメールが三本先生からとどきました。
 ショックが大きいため、ご自分でも支離滅裂を書いておられますが、

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中川先生

契約に関連して、
本日(16日)、県生活衛生課から連絡があり
平成16年度4月1日より学校飼育動物対策事業を
立ち上げるとのことでした。

各保健所の獣医師が管轄の小学校に飼育の状態を
聞きに行き、相談にのるというものです。
(当初はモデル校10校程度から始めるそうです)
その後、飼育舎の改修や治療の必要があると判断される学校は県獣医師会に連絡すると
いう案でした。

私自身、県生活衛生課が学校を巡回するというのは
すこし聞こえてはいましたが、表立った活動は県が行い、
何の契約も無い獣医師会が完全に黒子になってしまうとは思いませんでした。

また、衛生課担当課長(獣医師)は
「獣医師会とは今後とも文書をかわしたり、予算をつけるようなことは
全く考えていない。あくまでも、学校や保健所から要請があれば
ボランティアとして活動していただく。そのうち教育方も気が付いて
予算をつけてくれるでしょう。過去に獣医師会が、行政の後押しがあるほうが
活動がしやすいと言ったではないか。
我々は学校と獣医師会の垣根をとってやってるんだ。」
という言葉でした。

私「それは虫が良すぎるのでは。
 おそらく学校飼育動物委員会の大半の
メンバーである開業獣医師は誰も付いてこなくなる。単独で今までどおり
活動することになってしまう。今、形を残しておかなければ10年後も
同じでしょう。」

課長「やれるものだったら獣医師会独自にやってください。
衛生課は学校へ飼育相談に行って、問題のあるところは地域の
動物病院に相談してください、と言うだけです。」

私はもう何も言う気がしませんでしたが、仲立ちしてくれる人があり、来週にもう一度
話し合ってみます。

今までやってきたことが県教委や衛生課に理解してもらえていない
ことが   悲しいです。

支離滅裂な文章で申し訳ありません。

   奈良県獣医師回学校飼育動物委員会委員長 三本 隆行
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(中川)
三本先生達の委員会は、学校を近くの動物病院が支援する体制をつくるため、
何年も努力なさってこられました、この委員会の方は 小学生のお子さんを持ってられ
る方が多く、親の気持ちです。

この委員会の方達は、去年県内50校以上を訪問しています。時には保健所と協力して
行ったこともありますが、行政からの予算支援なしに行ってきました。
 
 ある小学校が、愛護団体から県衛生部に告発されたときも、すぐに駆け付け、愛護行
政の指導が入る前に、校長先生方と接触し学校を助けたこともあり、このことで、文科
省のかたがたがいっそう学校獣医師の必要性を認識なさいました。三本先生達は衛生課
と話あっており、協力しているつもりでした。

 今回その、「年に50校以上、飼育のあり方指導、触れ合い教室、治療まで面倒見て
きたこの動物病院長達の委員会活動の実績」を評価せず、これから年に限られた学校の
みに(初年度10校)支援するだけの事業に予算がつくと言うことは、納得できないこと
です。

 お金の問題ではなく、正当な評価をされないと、人の元気は続きません

 また衛生課・保健所が県内の全小学校をきめ細かく対応することは、無理があるで
しょう。またこの事業目的は「動物愛護法に基づく、動物の福祉、動物愛護行政」です。
私たちは、子どもの成長を支援する事を目的としています。
 

また大きな問題は、今回のことで、動物病院長の獣医師会員が、
小学校のことは、モデル校方式で保健所に任せれば良いと、思い、「自分たちが近くの
学校を支援するとの考えを捨てるのではないか」ということです。
その懸念が、「10年経ってもかわらないだろう」との三本先生の言葉にあらわれていま
す。

 同じように衛生課がかわっている山梨県では、県衛生課が動いて、獣医師会と石和町
との契約をつくり、これを県内にひろめようとしています。衛生課のリーダーシップで
す。

私たちの地元の西東京市の連携事業はいいですよ、
 私たちは自分の動物病院の近くの学校の相談にのり、ときどき、現場も見るけど、頼
まれたとき、お互いの都合を話し合って訪問します。 学校は信頼してくださり、私た
ちの意見を反映してくれます。 

  学校も患者の一人と言う関係です。また頼まれて、総合、生活科、飼育委員会に授業
支援をしています。市獣医師会の会員全部で手分けし、事業として行っています。

そして
 担当獣医師が必要と思ったら、保健所や家畜保健衛生所などに検査をしてもらう と
いう立場です、

 これが文部科学省も期待している学校獣医師のあり方です

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日本小動物獣医師会 学校飼育動物対策委員会 (動物介在教育支援) 
              副委員長 中川 美穂子
(お茶の水女子大学 子供発達研究センター 客員研究員)
   電話 0422−53−7099  m-nakagawa@vet.ne.jp

「学校飼育動物を考えるページ」http://www.vets.ne.jp/~school/pets/
         全国学校飼育動物獣医師連絡協議会(CAS)
     Japanese Veteribqry Council for Animals of School

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[2003/10/19 09:47:08]

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