記事タイトル:少年犯罪防止「動物飼育が育む・・と原稿が朝日新聞記事「視点」に掲載されます 


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お名前: 中川美穂子   
追伸
 前項で
 「ルイスというアメリカの教育学者は日本の教育を研究しているのですが、
その方は、習熟別のクラスわけなど、競争原理を入れた結果は、アメリカでは良い結果を
残せなかったといってます。」
 と書きましたが、専門家によれば、日本の習熟度別のクラス分けは、算数など
一部の教科において習熟度別に分けるので、部分的習熟度によるクラスわけといい
 アメリカでの能力別で 所属するクラス自体を分けるのとは、異なるそうです。

 アメリカで試みられた能力別クラス分けは、低いと見られたこどもたちがや
る気をなくした、とのことです。
 日本の専門家は、この部分をルイス先生は心配しているのですが、
部分的習熟度によって、ある教科のみクラス分けをする日本の事例とは
異なる、と、言っておられています。
 
 この方は、米国ミルズ大学 教育学博士、東大客員教授だそうで、
文部科学省の方々も、お茶大や筑波大学の付属小の先生もご存知でした、
[2003/09/06 10:12:11]

お名前: 中川美穂子   
前田さま
 投稿ありがとうございます

 このサイトはみな動物に関心のある方がご覧になりますので、動物を嫌いな
方の気持ちはわからないでしょうが、大げさにいうと国民を動物を飼う人と
飼わない人を分けると 飼う人は3分の1もいないと思います。
大嫌いな方も3分の1、どうでも良いけど、手間も時間もとられるのが
いやだという方もとても多いでしょう。

 本来飼育活動や動物体験は昔は家庭教育の分野でした。
 しかし、子ども達の周りから動物がいなくなり、家庭もお母さん達が
自己実現に忙しくなってから、子ども達の体験そのものが少なくなりました

それで、小学校教育の中で、理科社会を一緒にした生活科を
平成の元年から実施の試行が始まり、平成4年に完全実施になりました。

子ども達には知識と計算などの技術を教え込む、覚えさせるだけでは、何も培え
ないのです。
 体験の伴わない知識は知恵とはなりえないと、教育者は言います。

つまり、なにが言いたいかというと、家庭教育がおかしくなってきたから
体験不足の頭でっかちの子ども達、青年が育つのを何とかしたいと、
今の生活科、総合の教育プログラムが組まれました。 

しかも、家庭に、「動物を飼いなさい」「必要な体験を与えなさい」とは誰も
命令できないのです。
だから、学校で必要な体験を与ることになりました、
が、学校の先生方は飼育について、大学で習わないことが多く、また
飼育体験もないまま(国民の70%の方は動物を飼ってないのですから)
小学校に赴任することがあり、飼育の意義を知らない方の方が多いわけです。

ですから、獣医師の立場、また多くの小学校での飼育事例を見ているものとして
体験としての動物飼育は、人間の土台をつくる、つまり正常な情感、感性を培うものだ
との認識を、教育界に訴えたのが、先の「視点」の内容です。

なお、私も時々PTAでお話しますが、来てくださる方はやはり動物に対する感性
のある方で、話を聞けば、家庭で「子どものために飼育する」と思われるようです。
 皆様もあらゆる機会を捕らえて、子どもへの良い影響、人間を育てるということは
さまざまな実体験、本物とのかかわりなどが必要で、
 知識と技術を育てる「知育」だけでは無理だと、他のかたに伝えてください。

日本の教育は本来、「行動の記録」など人格教育を含めて行われており、
それが、算数の成績も上げているとの報告もあります。(アメリカは純然たる競争
社会で、知育のみ、遠足などの特別活動はないそうです)
 しかし、ここにきて、急にゆとりの時間が悪い、とか、総合が悪い、など、
今の大学生の物を知らないとの評判が、小学校の総合の時間にあるようなことをいう方
がいますが、総合は今年から完全実施なので、今の大学生の成績には関係していないので
す。

 アメリカで「日本の教育を学べ」と始まったときに、日本がアメリカの競争原理
を小学校教育にまでいれ、学校行事などをないがしろにするのは変な現象だと思って
います。人格を育てるのは、遠足、学芸会などの学校行事や飼育委員会などの委員会
活動が大事な役目を果たします。
ちなみに、ルイスというアメリカの教育学者は日本の教育を研究しているのですが、
その方は、習熟別のクラスわけなど、競争原理を入れた結果は、アメリカでは良い結果を
残せなかったといってます。

 みな様も、子ども達の教育が混乱しないよう、地域のものとして、
学校や社会に提言していただきたいと願っております。
[2003/08/28 15:24:43]

お名前: 前田友美   
誠に申し訳ないのですが、こちらの記事は読んでおりません。
ここが妥当かと思いまして書き込み致します。
学校飼育というカリキュラムのもとで子供達が動物と接し
世話をしていくうちに豊かな感情は生まれると思います。
そして死に直面し、生命の尊さを知ると思います。
しかし、学校でいくらこういったカリキュラムを組んでも
その児童の親が動物嫌いで、子供に命令をして野良猫に虐待させていたら
なにもならないと思います。
現実にそういった親を知っています。
子供はその矛盾をどう捉えるのでしょうか。

いくら学校飼育の良さを挙げてカリキュラムとして採用していても
親が嫌いでしたらどうにもならないかと思われます。

この間、電車の中で幼稚園児を連れた母親達が
「動物園の行事どうする?」
「私、動物の匂いが大嫌いなのよ。だから参加させない。だってペット欲しいとか言われたら困るし。」
「そうよね。別に参加させなくてもいいんだし。」
といった会話を耳にしました。

そういった方々には耳には届かないと思います。
まず、親を啓蒙する事からしていかないと変わらないと思っております。
教員の中にも動物嫌いの方もいらっしゃいます。
皆様はどうお考えでしょうか。
[2003/08/26 15:04:24]

お名前: 松本光治   
まったく同感です。
[2003/08/23 21:27:21]

お名前: 中川美穂子   
明日、8月23日朝刊に、
中川の原稿が朝日新聞の「視点」に掲載されます、

読んでいただければ、そしてもしもご参考になれば幸いです。
[2003/08/22 23:48:48]

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