記事タイトル:教育委員会主催授業:これからもなかよし、チャボの世話はどうしたらいいの? |
今日、東京の八王子支部のご協力により、 小学校で鳥インフルエンザ対策の特別授業をしてきました、1年から6年の 600人と保護者が対象で、付近の小学校からも校長先生と飼育担当が参加なさって おられました。 話しは、 なぜ学校で勉強しているか、からはいり、人間らしさを作るために、物言えぬ動物 に心をかけて飼育している、と続けました。 で、鳥インフルエンザへの対応として、 感染はないだろうが、油断はしないで、 観察、獣医師との連携、 飼育舎の見直し、消毒糟、手洗い、うがいなど話し ました。 そして、この機会を、 自分の身は自分で守るために、よく観察して、自分で考える。 つまり 科学的な視点をもち、基本的衛生観念を身につけるような 良いチャンスにす るように話しました。 危険性については、隣のかん国で180万羽処分したけど誰も死んでいない、 オランダでは1400万羽を処分したけど、獣医師が一人死んだだけ。 ベトナムでは以前から鶏にワクチン接種したために、ニワトリに典型的な症状が でなかったのでみえないまま感染が広まり、感染している鳥をわからずに解体し た人が死んでいる。手を洗わなかったかもしれないよ、 などと、話しました。 日本ではすぐに鳥がバタバタ死んでわかるから、役所に しらせる、あるいは 元気のない鳥をみたら、その鳥にさわらずに獣医師に知ら せれば 大丈夫。 また治療薬が良いのがあるから、もしも 鳥インフルエンザにかかってもすぐに 医者に行けば安心とも話しました。 日本教育新聞社、朝日新聞、朝日小学生新聞、テレビ朝日が取材にきていました。 また以前から取材のあった記事が明日の朝日朝刊に掲載されると思います、 今日の授業のは明日の朝刊多摩版だそうです。 テレビは、Jチャンネルといったかどうか、いつだかよく聞きませんでした。 自分では見たくないです。 朝日小学生新聞は明日かもしれません 冷静な対応が広まるといいですね。[2004/02/26 20:49:31]
八王子教育委員会が子どもと動物の絆を心配し、授業を行います プレスにもご案内したとのことです。 なお、文中資料とあるのは、保谷第2小学校での対応と 対応の注意点が掲載してある2月11日の朝日小学生新聞のことです 教育委員会はこれを2000部入手して、児童を通して保護者に配布しました。 風評被害を防ぐためです。 学校飼育動物講演会 実施計画 「これからもずっとなかよし ―チャボの世話はどうしたらいいの?―」 1 ねらい (1) 高病原性鳥インフルエンザの発生を踏まえ、児童が学校飼育動物(チャボその 他)との触れ合いを安心して継続できるよう、世話・観察・飼育施設の清掃等の際に気を 付けることについて理解できるようにする。 (2) 学校飼育動物との適切な触れ合いを通して、動物を愛護する心と実践的な態度 を育成する。 2 日 時 平成16年2月26日(木)午後1時40分〜午後2時25分 3 実施校 八王子市立松木小学校 (会場:体育館) 校 長:伊東 學 住 所:八王子市松木57−3 電 話:0426−78−2577 4 参加者 全校児童・教職員(約600名)、 保護者(希望者) 5 講 師 日本小動物獣医師会 学校飼育動物対策委員長 社)日本獣医師会 学校飼育動物委員会 副委員長 中川美穂子 (講師略歴)獣医師・中川動物病院院長。 文部科学省「学校における望ましい動物飼育のあり方」作成委員。 日本獣医師会動物由来感染症監視体制整備検討会委員。 西東京市学校獣医師。全国学校飼育動物獣医師連絡協議会主宰。 お茶の水女子大学子ども発達研究センター客員研究員。 「学校飼育動物を考えるページ」 (http://www.vets.ne.jp~school/pets/)開設。 (主な著書) 「学校飼育動物と生命尊重の指導」共著・編集(教育開発研究所、2003) 「学校における望ましい動物飼育のあり方」共著(文部科学省、2003) 「みんなで育てよう学校飼育動物」(少年写真新聞社、2002)他 6 本時の流れ (1) 本時のめあてを確認する。 (2) 講師の話を聞く。 ? 「動物となかよし」について(講話) ? チャボとの触れ合い・世話の仕方などについて(実演) ? 鳥インフルエンザという病気と注意点について(指導資料を基に説明) ? 紙芝居「ニワトリ」(読み聞かせ) (3) まとめをする。 ? 児童からの質問に講師が回答する。 ? 児童から学習感想の発表をする。 【担当】八王子市教育委員会指導室 指導主事 小林 佳世 TEL.0426−20−7405 FAX.0426−27−8811[2004/02/25 09:51:01]